ヤマフジ 2010年05月11日 | 花鳥風月 立夏が過ぎ初夏の季節となった。近くの里山付近では、田植えも終わり、熟した麦秋が一面に広がっていた。低い山裾周辺沿いの竹や樹木には、ヤマフジが巻きついていた。日本に自生する藤は、野田藤と山藤の2種類で、蔓が巻きつく方向で見分けられる。ヤマフジは左巻き(Z巻き)である。その下には、あちこちに竹が伸びていた。(5D)
クレマチス 2010年05月08日 | 花 五月は春でも夏でもない、どっちつかずの短い季節。今年はGWに好天、高温が続き百花饗宴である。庭先の牡丹に続 き、矢車草やウサギの耳をつけたような愛らしいフレンチラベンダーが咲きだした。蔓性植物の女王・クレマチス(Clematis、日本名:テッセン)も一気に花の極みを見せてくれた。極美の花の姿がそこにあった。咲いて、散って、再生。花を撮りながら思うのは、なぜ終焉の姿に向き合うのか。いろはにほへどちりぬる、、花と向き合う心が「いろは歌」に重なった。(EOS 5DMⅡ)
ホンシャクナゲ 2010年05月07日 | 花 鈴鹿国定公園の鎌掛渓に群生する「ホンシャクナゲ」の撮影に今年は写友を誘って出かけた。この渓谷の屹立する山肌に凛として咲き乱れ、木陰で恥じらうように寄り添う姿に惹かれる。この花の極美の姿を大判カメラに収めたかったからである。今年の見頃はやや遅れ、連休中にその極みを迎えた。しかし、好天過ぎて撮影は難しかった。
新緑の候 2010年05月02日 | 新緑 五月晴れの大型連休である。木々は芽吹き、竹の子が日毎に伸び、街道には花ミズキが咲き誇り、蓮華・草花が一斉にさきだした。西美濃・竹鼻に樹齢300年以上の古木の藤がある。枝ぶり33mと蔓がきわめて長い。四弁薄紫の蝶形の花房を20cmほど垂れ、ほぼ見頃となり、多くの人が訪れていた。藤で思い出すのは、 「瓶にさす藤の花ぶさみじかければ畳みの上にとどかざりけり」 (正岡子規)