北アルプスに抱かれた大自然の宝庫・奥上高地を散策した。
残雪の山々と新緑、可憐なニリンソウの大群落にも出会えるハイキングで、河童橋B/Tから徳沢まで14km、4.5Hrのコースである。
雄大な穂高の峰が残雪を光らせて、眼前の青空に広がる。ふもとの梓川沿いには新芽が萌えだし、静寂な大自然の雄大さに感動させられる。
かって、神が舞い降りたとされる地、「神降地」ともいわれる所以であろう。
静かな針葉樹林を抜けて、迫りくる峰々を望みながら明神方面へ進むと5月に咲く白い花・ニリンソウが咲き乱れていた。
明神から徳澤方面付近でほぼ見頃の大群落に出会うことができた。数日間しか見られない貴重で可憐な花である。満開になるころには、草丈も徐々に伸びて隠れてしまうからである。
混雑を予想していたが平日のためか、大判カメラも自由に撮影できたが、時間がなくなり途中で引き返した。
日本リンホフクラブ(JLC)の第3回写真展「日本の輝ける風景」の京都展が京都市・二条で開催中です。http://linhof.llp.justhpbs.jp/
銀塩大判フィルムの表現力に拘る国内最大の写真家集団で、東京・大阪展に続く巡回展です。デジタルは簡単に撮れるが、銀塩大判写真の文化は今後も伝承していきたい文化です。是非ご高覧下さい。
風薫る五月、命みなぎる新緑に花々が映える季節となり、鈴鹿国定公園の鎌掛(かいがけ)渓のホンシャクナゲ群落を散策した。
ホンシャクナゲは、普通標高800m付近の高所に自生しているが、ここは、標高350m前後に約2万本が群生しており国の天然記念物となっている。花は、七弁花で山腹の樹々の間に、風雪に耐えてひっそりと咲く。今年は裏年(花の少ない年)に当たるが、最近その表/裏年の差がないようだ。園内は、花のまち日野町・観光協会が駐車場より群落地まで大判器材もバスで運んでくれるのが有り難い(GW中)。
現在、花は山全体の8割程度開花中で見頃となっていた。慎ましやかの中にも凛として気品にあふれる美しさは格別です。