モナムール
私には、昨年秋から小さな友達ができました。その友達の名前は、”テオ”君といいます。
彼と知り合ったきっかけをお話しますと、昨年10月頃、帰りの京王線の新宿駅でした。
私は、いつものように優先席に座ろうとしましたら、彼は優先席に一人で堂々と座っていました。その時、私は優先席は誰の為にあるのか?オジサン心で若い時から教育しておく必要があると思い、彼にお説教をしました。そうしましたら、彼は席を立って近くにいたお年寄りに席を譲ってくれました。
その後、毎週木曜日になると同じ電車に乗り合わせる事が多くなりました。その時は、私のお説教された為か、私の顔をまっすぐに見てくれませんでした。怖いオジサンと思われたのかな?私もチョットきつく言い過ぎたかなな?と思い彼に優しく色々と話かけました。
子供がどうしてこんなに夕方の遅い時間に一人で電車に乗っているのか?気になり色々と質問してみました。
その後も、出会うと、通っている学校とか?好きな科目とか?好きなスポーツとか?お父さん、お母さんの事とか?大きくなったらどんな仕事をしたいとか?色々話かけてみました。
彼の答え
1.毎週木曜日になると同じ電車に乗るのは、クラブ活動をして終わるとこの時刻になってしまうとの事でした。
好きなスポーツは、柔道で、クラブ活動は柔道をしているとの事でした。
あの時、優先席に座ってしまったのは、クラブ活動の柔道をして疲れていた為に座ってしまったようでした。
2.通っている学校は”リセ東京校”でした。
3.お父さんはフランス人でパティスリーでした。
後でお父さんの事を調べてみましたらとても著名なパティスリーであることがわかりました。お店も都内に4店舗持っています。
彼の事、でお父さんの事、お店の事を調べて行くういちに、デザート好きの私は彼のお店の商品を買って食べてみたくなりました。そして、彼にお勧めのお菓子を聞いてみました。お菓子の種類を聞くうちに、美味しそうだなあと思い、私はますます彼のお店のお菓子を食べてみたくなりました。
そして、ある日、彼にお店に行く為にお店までの道をたずねましたら、彼はのこたえは『笹塚からお店までは遠いよ』、『オジサンの足ではどうかな?』、『歩いて来れるかな?』と心配そうな返事でした。
私もお店までの道を調べていましたので、歩いて行くには、遠い距離である事を知っていました。
その時、彼は私が歩いて買いに来る事が出来ない事を思って、『欲しいお菓子があれば笹塚まで届けるよ』、『電車の中で渡すよ』と言ってくれました。
私は、彼にそんな事をさせるわけにはゆかないと思いました。その時、私は、彼に、『オジサンはもっと、もっと歩く練習をして、君のお店に行けるように頑張るよ』とその時、彼に言いました。
先週、9日(木)に彼に会った時、『オジサン、歩けるようになった』と問いかけてくれました。きっと、お店にお菓子を買いに来てくれると思ったのでしょう。
私は、『毎日、歩く練習をしているよ』と返事をしました。彼は、いつか、私が歩いてお店にお菓子を買いに来てくれると思っていると思っている事がわかりましたので、私は、もっと、もっと、歩く練習をして、彼のお店である
Le Pommier(ル・ポミエ)に行ってお菓子を買いに行きたいと思っています。
私にまた、目標ができましたね。
”テオ”君の夢:大きくなったらどんな仕事をしたいとか?の質問の答えは、お父さんのようなパティスリーになりたいとの答えでした。
”テオ”君へ
”お菓子は人を笑顔にする魅力があります。私は、君がいつか、パティスリーなって君の作ったお菓子を食べる事を楽しみにしていますよ。
ご紹介: Le Pommier(ル・ポミエ)
バシュラン: レモンとショコラのアイスケーキ。
Le Pommier(ル・ポミエ)
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挑戦者
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とカメラマン(妻)