ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

成人の日に寄せて

2007-01-08 21:02:51 | 独り言
ポカポカ陽気の今日は久ぶりの散歩に。セーター姿で歩いても汗が出る位である程で気持のよい日だった。

成人の日の祝賀の式典があちらこちらであった様だ。
今朝の新聞で○ント○ーのウイスキーの広告が目に留まった。
「二十歳の青空」と題する伊集院静の文章が載っている。抜粋で紹介してみよう。

二十歳は青空に似ている。青く澄んでどこまでも飛翔できる可能性を持った空だ。
誰にでも空はあるが二十歳の空は君だけのものだ。空のキャンバスにどんな絵を描くかは君しだいだ。
空を見上げてみたまえ。同じ空の下で、今日も戦場で若者が死に、テロは続いている。
いじめで後輩が生命を絶っている。すぐそばで悲惨な事件がくり返される。
金で何でも手に入ると信じている輩がいる。
おかしいと思わないか。哀しみと歩くために私たちは生まれてきたのではないはずだ。
どうして人をいじめたり、平気でくるしめたりする者がいるのか。
それはボクたちの身体の中に何ものにもかえられない素晴らしいものがあるのを忘れているからだ。
中略
二十歳の空はどこにでも飛んでいける。信じるものにむかって飛び出そう。
空は快晴だけでじゃない。こころまで濡らす雨の日も、うつむき歩く風の日も、雪の日だってある。
実はそのつらく苦しい日々が君を強くするんだ。苦境から逃げるな。自分とむき合え。強い精神を培え。
そこに人間の真価はある。

これまでも同社の広告では、開高健等の成人を励ます文章があった様に思う。
今回の広告文章も中々の名文だと感じてあえて紹介してみた。
新成人の皆はこの文章を読んでどう感じているだろうか。二十歳になれば酒を飲んだり、喫煙も許される。選挙権だって与えられる。そんな権利が与えられる反面、大人としての考え方や生活態度が義務付けられる。
どうか明日の日本を支えあう人達の仲間入りをした事を忘れないで欲しい。

今夜の 「クスリ」
勿論文章の最後には今日から酒が飲める年齢だ・・・・と続く。酒のマナーは品性だとも説く。賛成だ。

コメント
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