東京マラソン

東京が招致を決めた２０１６年五輪大会のＰＲを兼ねてと、世界主要都市のマラソン大会を意識した東京マラソン大会が行われる。
２月１８日の大会要領が正式に発表されたが、その日の東京都心部のマラソンコースは大変な事になる。
車椅子の参加者と合わせて３００００人が走り抜けると言ふ。

発表されたマラソンコースを見ると、今までに実施されたマラソン大会とは異なり、都内の名所を走る。
３００００人が走るために、銀座４丁目の交差点などは６時間も閉鎖されるらしい。
日曜日には１０万人の人出がある銀座三越の担当者は、店の前の歩道も見物客が押寄せると予想、警備体制に悩む。
また大会の警備だけで５０００人を要するとみられ、警視庁の幹部は口々に不安を漏らしている。
今回の大会コースの選定には随分と検討を重ねた様だが、結果は地下鉄が走る道路を活用する。
長時間の道路や交差点の封鎖に対して、人の移動には地下道を利用して貰う事を考えた様だ。
それにしても都庁を出て、品川を折り返した後に銀座から浅草雷門に行き、さらに折り返して銀座からお台場に向かう新コースは面白い。
いずれにしても当日は浅草界隈や銀座界隈へのお出掛けは回避した方が宜しかろうと思う。
３００００人の人間が走り抜ける都心を考えるだけでも恐ろしい光景になるのではないか。

石原都知事の威信を賭けた大会だ。

　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　当日のマラソンコース