ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

ドラフト指名を2度拒否して

2008-12-08 07:45:00 | 野球
社会人野球ホンダの長野(ちょうの)久義外野手が、ドラフト指名を受けた千葉ロッテMの入団交渉を拒否した。あくまで読売Gの入団を希望しているらしい。彼には2年前に北海道日本ハムFのドラフト指名を拒否した経緯がある。

ドラフト制度には従来希望入団枠が制度化されていた。しかしこの制度は撤廃された。今は必ずしも本人が希望する球団に入団できない。しかし長野選手の場合はこの制度の撤廃に関係がない。2年前には存在した制度で読売Gはこの希望入団枠を彼の為に使わなかったのだ。ために日ハムFが指名していた。さらに今年度も読売Gは彼を単独指名していない。そのために千葉ロッテMが2位で指名した。

読売Gは現在外野手に数多くの人材を擁している。しかも本人の意思から見れば他球団の指名ないと踏んだようだ。それなら契約交渉に有利なように指名順位を極力下げる算段をしたようだ。しかし今年も他球団が先に指名してしまった。2年前に指名を拒否してまで待ったが今年も読売Gの思惑に翻弄されてしまったと思われる。

千葉ロッテMは最大限の契約条件、契約金一億円(出来高払い5千万)年俸1500万を提示して、プロ選手として出発するよう入団を勧めた。しかし彼の意思は固かった。「本当に悩みました。ロッテの誠意は伝わりましたし、高評価には感謝しています」とコメントしている。来年以降も読売Gに指名される保障はない。それでも読売Gの入団を貫き来年一年を社会人野球で頑張るという。

色んな見方があるのは承知するが、今どき珍しい青年だと思う。しかし他の世界でも必ずしも希望の職場を選べるほど甘くはないと思う。他球団で力を付けて、立派にプロ選手として成長する道を選んで欲しかった、と小生は考えているが如何?。しかしさらに次のドラフトに運命を委ねるという彼に幸いあれと祈りたい。

コメント (6)
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