ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

映画「おとうと」

2010-02-10 18:36:54 | 映画
 吉永小百合と笑福亭鶴瓶が主演の映画「おとうと」を観てきました。カミさんを誘ったのですが日本映画はパスしたいとのことでした。もっとも泣ける映画だと前評判であり、涙もろい小生はカミさんに涙を見せ、笑われるのがイヤなのでホッとしたのが本音でした。

 泥酔した挙句に一人娘の結婚式の披露宴を滅茶苦茶にしてしまった「おとうと」、そして姉はさらに金銭的にも迷惑を掛けられて、ついに「おとうと」に愛想尽かしをする。しかしその後も心配し続ける姉の元に、捜索願を受けた大阪の警察から、「おとうと」鉄郎が行き倒れて救急車で病院に収容されたとの連絡が入る。

 結局おとうとは既に余命いくばくもなく、本人も死を覚悟して民間NPO法人の施設(ホスピス)に入所している。死を看取るために姉と娘が駆けつけるが静かに息を引きとる。10キロ近くを減量して撮影に臨んだという鶴瓶の演技が見ものである。

 この映画は関西人特有のユーモアに溢れる言動を見せる鶴瓶と、何処にでもいるような生真面目な姉を演じる吉永の対比が面白く、泣ける映画というよりは、小生は笑える映画だと思いました。そして切っても切れない姉弟の触れ合いが、見終わったあとも何時までも心に残る印象的な映画でした。

 映画の出来は文句なく ランク  だと思う。皆さんにもお勧めしたい。

 蛇足だが「おとうと」が死を迎えたホスピスの役割を担うNPO法人施設があるのを、初めてこの映画で知りました。東京にある「きぼうのいえ」がモデルになっている由でした。(同施設のHPをご覧頂ければと思います)

同映画のHPから借用

         



コメント (4)
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