ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

やまがただ(山形田)の蕎麦をどうぞ

2012-07-11 21:01:41 | 郷里山形の事
コテコテの山形弁を駆使して、お笑いでタレントで活躍の佐藤唯さんが、「山形だ」の看板で見付けた銀座の蕎麦屋さんを紹介していた。彼女のお奨めは、「蔵王冷やし地鶏そば」である。地元山形では肉そばと呼ばれているが、豚肉に代わり地鶏がのっていると言う。

そこで今日は、月に一回の写真教室の学習会の日である。物好きの小生は、さっそく昼食をこの蕎麦屋さんで摂ろう思い定めて訊ねてみた。銀座松屋の裏手の小さなビルの地下にある店は、20人も入れば一杯になるこじんまりとしたお店である。

実は昨夜の夕刊でお店のことを知ったと言ったら、おかみさん風の女性が、お奨めは肉そばですよと言う。まもなく運ばれてきた蕎麦は帰省した何年か前に食べたことのある、コシのしっかりした黒めの硬めのめんである。ネギと三つ葉と地鶏が載っている冷たい蕎麦でした。

帰りに、実は小生の実家も蔵王駅の近くにあり、今回は佐藤さんのご紹介記事を見せて頂いたものでと、おかみさんに話したら、あの佐藤唯さん、お若いのにコテコテの「じいちゃん」「ばあちゃん」がしゃべるような山形弁を使う不思議なタレトさんよねと笑っている。どちらにせよ、田舎風のゴキゴキしたような歯ごたえのある(と佐藤唯さんは表現している)蕎麦は実に美味しい。次回もこの店で是非蕎麦を食べてみようと思った次第である。

この店の看板と蔵王冷やし地鶏そばの写真である。

             

                 
  
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いわゆる「いじめ」の問題

2012-07-11 08:46:36 | 独り言
大津のある中学校での「いじめ」の問題が大きく取り上げられている。

今朝の朝日新聞の天声人語でもこの問題に触れているが、深刻な「いじめ」に気付いた時点で、ある先生がとった態度を紹介している。「いじめ」とは何か、なぜいけないかを、時間をかけてクラスに浸透させた。「いじめ」は決して許さないという真直ぐな意思が、子どもの心に響いていったと言う。

実は朝日新聞の朝刊の連載小説「沈黙の町で」(奥田英朗作)は、明日で最終回を迎えるが、ある中学校で発生した中学生の転落死をめぐる問題を取り上げている。この学生は果たして自殺だったのか、殺人事件なのか、警察はいきなり4人の同級生を逮捕して捜査を始める。

420回の連載にもなる、この小説の展開のなかで、「いじめ」の実態が少しづつ明らかになる。対処に苦慮する学校側と父兄たち、さらに警察や検察の見解、さらに「いじめ」による自殺だったのか、殺人事件だったのか。亡くなった学生の母親の葛藤がある。そして学生たちに書かせた作文で明らかになる背景。この小説の展開は、現在問題になっている大津の中学校での、「いじめ」の問題にそっくり似通ったものだと思った。

天声人語氏が指摘する様に、教壇から見下ろす教室の中はまるで海のようだと言う。ただ眺めているだけでは、この広い海の下側の深いところの実態はなかなか見えて来ない。担任の先生だけでは手薄であり、副担任や学級主任制度を採用して学生たちの深い闇のなかを明らかにして「いじめ」と言う陰湿な事態の発生を防ぐ方策が必要だろうと思う。

「昭和にもいじめはあった同窓会の返信葉書に欠席と記す」こんな歌の投稿があったことも天声人語では紹介している。小生なども子どもの頃に思いを馳せると、弱者に対する行動に「いじめ」の要素が無かったか、忸怩たる思い出も残るのである。


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