240×550の和紙カレンダーを25枚仕上げました。1年中掛けておくので、禅の言葉を書きました。
「和敬静寂(わけいせいじゃく)」
キュウリとしらすの和え物は、それぞれの味が引き立って美味しいけれど、是をミキサーにかけてドロドロのジュースにしてしまったら、どちらの味も死んでしまいます。
キュウリとしらすは、それぞれの個性はそのままで一緒に小鉢にいてくれるのが平和です。
仲良しでいるということは、自分を相手に合わせていれば良いというものではなく、自分という個性をそのままに、相手の個性もそのまま認めて一緒に過ごすということで、これが和なのです。
人間が同じでなければ仲良く出来ないのではありません。同じでないから1+1=2以上になる可能性があるのです。だから「あの人は自分とは違う」と思えば思うほど近づいて声を掛けるべきです。
和でいることのコツは、相手を敬うことです。その結果、居心地のよい清々しい関係ができるのではないでしょうか。