木 守 柿(きもりがき)
柿は、収穫する時、すべてをとってしまわないで、木の先端の方に何個か残しておく習慣があります。
地方によっては残す数量は違うそうですが、私は数個残しています。
理由も鳥に上げるために、来年の豊作を祈るため、神(自然)に捧げるためなどいろいろあるそうです。
私は高獲りばさみで獲れない高所に残しています。人間性が出ていますね。
残された柿が、直接柿を守っているわけではないみたいですが、よそのお家の丸坊主になっている庭の柿の木を見ると・・・ついついおせっかいな感情を抱いてしまいます。
それでも、鮮やかに熟した柿が、葉もまばらになった木の先端で、秋風に吹かれているのを見ると、最後まで踏ん張っているその木を守っているかのように見えますね。
鳥への思いやりが、長い目で見れば自然を潤す一助にもなっているのでしょうか。
木守柿を見てどう思うかは人さまの勝手ですが、私は秋の風情を楽しみながら情緒を味わいたい、と言う生意気な考えを持った人間です。
朝の9時から12時までに、干支の色紙40枚に言葉入れを終え、昼食後パソコンで疲れを取っています。