(写真は南条亮ジオラマの世界借用)
8月15日は終戦記念日。
この日15日は終戦から78年めに当たります。
太平洋戦争は過去の歴史となりましたが、今もなお数多くの傷跡を残しています。
昭和20年8月14日、大阪大空襲で家を焼かれ、大阪の天王寺区から布施市(今の東大阪市)に逃げ延びたことを鮮明に覚えています。
当時、5つ違いの兄と3歳の私が母と3人で防空頭巾と布団を被り、窓から飛び降りて逃げたことを。
3歳の私がこのことを覚えていたのは不思議なのですが、当時のことが今でも浮かんでくるのです。
150機のB29から約700個の焼夷弾が集中的に投下されました。
当時、大阪の天王寺区の真田山公園の一角にあった我が家は、見る影もなく焼け落ちました。
30年前に、我々兄弟3人は現地を訪れました。
あったのは庭に植えられていた1本の大きなシュロの木だけでした。
その生家は立派な建物で、あの戦争が無かったら今頃は…と言う話を皆でしたものです。
そんな母も兄も他界し、語り合える者は一人もいなくなりました。
8月18日は81歳で亡くなった父の祥月命日です。
大好きだったワンカップ大関を買って手を合わせ、偲びたいと思います。