ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● アメバチモドキの仲間?

2021-07-07 | 〈虫〉その他
〈アメバチモドキの仲間?〉

4月に撮った画像です。
ハッキリとした名前が分かりませんが、この名にたどり着きました。

大きさは、2センチ位だったように記憶しています。
あとは何も判明していません。

まだ、名前の分からないハチの仲間たちがドッサリいます。
そろそろ真剣に調べなければなりません!





※ 皆さんのところでは例年と同じ数の虫さん達がいらっしゃいますか?
  当地では、とても少ないようです。
  私は、事情があり今は殆んどマイフイールドに行くことが出来ませんが、
  カメラを持った仲間たちが同じことを言ってるようです。

  コロナが去り、気候も例年と同じようになれば虫達も安心して
  出て来てくれると思うのですが、悲しい年ですね!

  

● ハルジオンを待っていた虫達

2021-05-08 | 〈虫〉その他
☆ ハルシオン


この時期、ハルシオンは美しく、虫達と同じく私もついつい花を覗きに行きます。
ヤブキリとカツオブシムシは特にこの花を待っていたのだと思います。


☆ ヤブキリ幼虫 
  地域によっては黒化型もいるようですがその場合の幼虫の体色がどうなのかは分かりません!
  ハルシオンが咲き始めると待っていた虫第一号なのか一番先に現れます。







☆ カツオブシムシ
  うっかりしているとロッカーの大切な洋服がこの虫の幼虫に食べられていることがあると思います。
  私も一度経験があります。




● ツノブトホタルモドキに会えた! ・ キスイモドキ科

2021-03-04 | 〈虫〉その他
数日前、1月16日以来のマイフイールドに出かけました。

出かけたと言っても一時間ほどで、手には小さなカメラを握りしめて、
今日は虫を一種撮って帰りましょうと10分の虫探し。

フユシャクのメスを発見するも、木の高いところで,角度も悪く諦めました。

そして次は「手すり」を見に行き、すぐに見つかったのはツノブトホタルモドキ
昔から手すりやロープにいる虫を探すのが楽しみでした。


☆ ツノブトホタルモドキ
  体長は約6ミリ、2~4月に見られるようですが、
  私が撮っているのはいずれも3月で、3回は手すりで一回は草の上でした。







出没時期は違いますが、ツノブトホタルモドキとよく似ている(私事)種に
クビカクシナガクチキムシがいます。
この2種に付いては名前が判明するまでとても時間がかかり苦労しました。


☆ クビカクシナガクチキムシ
  体長8~10ミリ、私が撮ったのは4月末が数回です。








● 小さなミジンムシの仲間 ・ ミジンムシ科

2021-01-11 | 〈虫〉その他
   〈ミジンムシの仲間〉

二年前の3月、ケヤキの樹皮下にいました。
角度の悪いところにいてこれだけ撮るのがやっとの事でした。

大きさは2ミリに満たないようです。

このミジンムシ、日本には約30種いるとのこと。








● 虫が作るマイン 

2020-12-05 | 〈虫〉その他
今日はとても寒い日でした。
家に籠り溜まっていた雑用を・・・ところがほんの一部を片付けただけ。

気になりながらもブログへの投稿をサボっていました。ごめんなさい!

いよいよ、虫の姿は見えなくなり寂しくなりました。
元気に飛び廻っているのはアブの仲間たちでしょうか?
そういえば、アキアカネもまだ存命ですね。

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      〈マインとは〉
トホシテントウと、クロウリハムシは同じ動作をしています。
今から、食事の用意を・・・と、
自分が食べようとしている葉っぱの周りをクルリと齧って傷を付けます。

驚きですが、食べられる葉っぱは食べられまいとして毒を送って来るのだそうです。
つまり、齧って傷をつけたところで毒は遮断され、
虫は安全に食事をすることが出来るのです。

葉っぱも頭を使って生きているのですね!

☆ トホシテントウ 







☆ クロウリハムシ








● 道端で出会った虫達

2020-10-27 | 〈虫〉その他
多くの虫達は、もう姿が見えない中、頑張っていた虫。

今日は、用事で外出、家(マンション)の通路で何か動いている、
近寄ってみるとキマダラカメムシの幼虫だった。
ここにいると踏みつぶされるよ!と、心の中でつぶやき
手に乗せて草むらに連れていった。

☆ 道の脇にはコセンダングサが大きく育っている。
  何かいると思って行って見たら
  ヒメジュウジナガカメムシが集まっていた。





☆ コセンダングサの種が出来てきている。
  とてもきれいな色!



☆ 種はこのようになります。


☆ 道路の脇の草が刈られもう、しおれている葉にしがみついている幼虫。
  セスジスズメです。
  いっぱい草がある場所に連れて行きました。



☆ 大きなヨモギの集団の中で数匹のツチイナゴがいました。
  ヨモギの匂いをかいでいるのかしら?



☆ 帰り道で、明らかな虫がペシャンコになっていた。
  手に乗せてみると、キバラカメムシの成虫・・・そっと、横の草むらに。



※ 行も帰りも、キバラカメムシ・・・不思議でした。






● 小さなカタツムリ ・ カタツムリ科

2020-06-16 | 〈虫〉その他
〈 カタツムリ 〉  蝸牛

♪ デンデンムシムシ カタツムリ・・・・・ と、子供のころから親しんだ?
実は、虫が恐ろしかった私は、じっくりカタツムリを見ることもなかったのです。

今日は、小さなこの子をレンズで覗いてみました。
何と可愛い! 心の中で歌を口ずさみながら撮っていました。
画像はイマイチで残念ですがご覧ください。

カタツムリはアワビやサザエと同じ仲間で生物学的分類でいうと、
「軟体動物門」 「腹足鋼」 「有肺目」 そして「カタツムリ科」 に分類。
殻は身体の器官の一つで、中には内臓がある。
頭部には大小2対の触角があり、後ろにある大きな触角の先端には目が付いていて、
頭部の下の方には口があり、口の中の上側には顎板(がくばん)が、
下側にはおろし金状の歯舌(しぜつ)がある。

昼間はじっとしていて、夜になると徘徊を始め、鋭い歯舌で植物の葉っぱや花などを食べる。
キノコや、苔、そして驚いたことに殻の栄養を採るためにコンクリートをなめるのだそうです。
コンクリートの壁にいる姿を良く見るのはこの為なのですね!

カタツムリの通った後には光るネバネバした痕が残っている。

驚いたことに、雌雄同体なのに個体同士でそれぞれの精子を渡し合う!

さて、天敵がいます。オサムシ、マイマイカブリ、コウガイビルなど。

カタツムリの、国内にいる種は700~800種ですごい数ですね!
寿命は3~5年と、ずいぶん長いです。

軽い気持ちで記事にしたのですが話は奥が深い・・・今日はこれにて終わります。
















● エンマ虫の一種 ・ エンマ科

2020-02-25 | 〈虫〉その他
〈 エンマ虫の一種 〉

2016年8月のこと
日陰の、更に暗い草むらの端、地面近くの葉にわずかに虫と判る個体がいました。
急いで、シャッターを3枚切ったのですがどれもピンボケ!
小さかったように記憶しています。

眼を凝らしてみると、今までに見たこともない姿で驚きました。
どう見ても、目玉のように見えるのは腹の尾部・・・。

これほどまでに、他の虫にはない体形なのに、
時間をかけて図鑑のある数、そしてネットを何十回も探しましたがとうとう分からず、
丁度2年後に専門家にお聞きしました。

その結果、エンマムシの一種という同定をいただきました。
交尾器を確認しなければ、それ以上のことは分からないそうです。

2枚は同じ画像ですが良く見えるように、それぞれ加工してみました。








● フサヤスデ 2 種 ・ フサヤスデ科

2020-01-03 | 〈虫〉その他
2019年2月、ケヤキ樹皮下にいた得体の知れない虫を発見!
何とか調べがついてウスアカフサヤスデと判明した。

そして、同年6月、また、似た姿の虫を発見・・・やはり、仲間でした。

ヤスデは(馬陸)、英名がラテン語の脚を意味するそうです。

ヤスデ類の脚は、多いものは70本以上ありフサヤスデは26本(13対)。
あの、フサフサの脚がいっぱいのヤスデの仲間だなんて・・・いるのですね!

ヤスデの日本最大種はヤエヤママルヤスデで7センチ。

どちらも小さくてよく撮れていません。


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〈 ハイイロチビフサヤスデ 〉

「栃木県庁」さんに記述がありました。

体長約3ミリ、頭部側面に8つの単眼。触角は8節からなる。体は11胴節からなる。
歩肢は13対である。頭と胴節背板に多数の剛毛からなる房毛がある。
最終胴節には2~4つの逆鈎をもった剛毛の束が生える。
雄は発達した外部生殖器をもたない。
本種は同属のウスアカフサヤスデに似るが、頭と胴節背板の房毛が短い剛毛から構成されることで判別できる。
主に樹皮下に生息する。産卵は6月から7月にかけて行なわれる。卵は整然と配列した卵塊状。

☆ 2019年2月18日 撮影







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〈 ウスアカフサヤスデ 〉

体長約2ミリ、房毛は長くカールしている。

擬木の手すり上にて発見

☆ 2019年6月11日 撮影




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☆ かすかに見えるのは触角です






● ボーベリア菌と虫 

2019-12-11 | 〈虫〉その他
〈 ボーベリア菌 〉

先日、Pさんから、植物の穂先の方で干からびたバッタ類を見かけることがあって、
この状態は菌に感染したバッタの終焉を、
菌を飛ばすために極力高い場所に誘導する菌の仕業との事と、教えていただきました。
「菌」もしたたかですね!

・・・そういえば、どこかに菌に侵された虫さんの画像があった・・・と、
探してみましたらこの二枚がありました。

Pさんから教えていただいた菌とは違うような気がしますが・・・
これらの菌は「ボーベリア菌」というもので、昆虫病原糸状菌という菌の仲間で
昆虫を媒体としカビ状の菌糸を張り巡らせてその媒体とした昆虫を死滅させてしまうのだそうです。
病名は「白きょう病」とか。感染は春と秋に多いようです。

☆ マツノマダラカミキリ
  松を食べるのはこの虫?・・・そこで、糸状菌を使い死滅させているようです。
  下の画像はマツノマダラカミキリです。





☆ こちらもカミキリムシです。


● 虫と人間の食べ物の話

2019-10-27 | 〈虫〉その他
◎ 虫が人間の食べ物になっているお話です。

  世界で1500種類の虫が食用とされているということです。
  
  アメリカのインディアンは、
  キリギリス(Katydid:ケイティデイド)や、バッタ(Grasshopper:グラスホッパー)を、
  蒸し焼きにして食べる習慣があり、それらの虫を、生きたまま食べたり、スープに入れたり、
  乾燥させて粉にしたものをパンケーキ用の粉に混ぜて使ったりしているそうです。

  アメリカでは、アリ入りのチョコレートが売られているとか。

  メキシコでは、お祝いの時にミツアリ(Honey ant:ハニーアント)を食べる。

  日本でも、コオロギ(Cricket:クリケット)や、
  チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫(Meaiworm:ミールワーム)、アリ(Ant:アント)などを
  美味しいと思う人がいるようですね!

  民間療法?
  その他、粉々にしたゴキブリ(Cockroach:コックローチ)は、
  傷の痛みを和らげる薬になる。
  南京虫(Bed bug)が熱を下げたり、アリ(Ant:アント)を粉々にしたものが、
  関節の痛みを和らげたりするそうです。

※ 未開の地では重要なタンパクを摂るために、虫の幼虫を食べる・・・とか、
  人間の役に立っている虫が何と多い事か!

  小さな、お話でした。

● クマバチ♀とアオマツムシ♂

2019-09-03 | 〈虫〉その他
〈 クマバチ♀ 〉

キツネノマゴに飛んで来たクマバチが前脚で
顔や頭、脚など丹念にメンテナンスを始めました。
牙を出したり引っ込めたり!









〈 アオマツムシ♂ 〉

スマートに、シャナリと止まっていましたが目はしっかり開けて!





● ミドリグンバイウンカ ・ カメムシ目 グンバイウンカ科

2019-08-15 | 〈虫〉その他
〈 ミドリグンバイウンカ 〉 グンバイウンカ科
体長6~7ミリ  出現期 7~10月  本州、四国、九州、沖縄

頭部と胸は黄緑色を帯び、翅は透明でとても美しいけれど、
小さくて、透明なので目立たない。

☆ ミドリグンバイウンカ  2019.8.9







☆ ヒラタグンバイウンカ  2017.8.20
               ミドリグンバイウンカによく似ていて、縦に引っ張ったような体型をしている。





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☆ クサギが咲いています。







● 何者なのか苦労・・・ツノブトホタルモドキ ・ キスイモドキ科

2019-05-06 | 〈虫〉その他
〈 ツノブトホタルモドキ 〉
体長 4.5ミリ  出現期 2月下旬~3月  

フイールドは変わりなく、撮っているのに今年3月15日と30日の二回、初見でした。
コメツキの仲間かと思って調べましたが見つからず。
随分時間がかかりましたがようやく判明しました。

※ 追記、ホタルモドキの虫がキスイモドキ科となっているのは
  英国人昆虫学者のジョージ.ルイスが誤って記載してしまったとのことです。


☆ ジャブジャブ、池での作業をしている時に着けていた手袋で発見!
  この時は、水の中に手を入れての作業だったのに生きているのが不思議でした。
  ホタルという名が付いているのは水辺に生息しているのかと?





☆ こちらは草むらで!