ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● 難を逃れたヤブキリ

2021-05-31 |    バッタ、コオロギ他
〈ヤブキリ〉

今の時期は、幼虫時代で花の中などで幸せに浸っている・・・
ところが、ご近所の原っぱに行って見たら一面が刈られていて花も草もな~~んにもない!

呆然としている私の足元に一匹のヤブキリがいたのです。
いつもの(おいで)をしたらすぐ手に乗ってきました。
背中に土を背負って・・・
辺り一面が刈られて、花も虫もみんなどこかに持って行かれたのです。
今まで、背中に土を背負っているこの子たち見たことがない!

いつも思うことなのですが、草刈りの中にいる虫達は怪我をしたり、死んでしまっている!
仕方がない事と思いながら、虫達が可哀想でなりません。

公園の外のハルジオンにそっと乗せて帰ってきました。


☆ 突然の出来事から運よく生き残った個体









☆ 草刈りがなければこのようにのんびり幸せに生きられたのに・・・





● 異色のササキリ? ・ キリギリス科

2020-09-18 |    バッタ、コオロギ他
〈ササキリ?〉

ササキリに似ているのですが、体色が違うのです。
ウスイロササキリという良く似ている種がいるようですが、こちらの体色は
淡緑色とのこと・・・どう見ても違うようですね?

☆ 色白のササキリ?







☆ 良く見られる体色

● トゲヒシバッタ ・ ヒシバッタ科

2020-07-14 |    バッタ、コオロギ他
〈トゲヒシバッタ〉

全長:19~27ミリ  出現期:3~11月  分布:北海道、本州、四国、九州

胸部外側に棘がある。
石などに生えている地衣類を食べるのだそうです。

面白い記事がありました。
「擬死」をする・・・カエルに襲われた時にだけ死んだ振りをするという。
ところが、死んだ振りをしても結局は、食べられてしまう! あらら!

体の模様は変異があると。
トゲヒシバッタは水に飛び込んで泳ぐことが出来るとのこと。

☆ 2020年6月24日







☆ トゲです。





● クビキリギス ・ キリギリス科

2020-05-18 |    バッタ、コオロギ他
〈クビキリギス〉
体長:50~57ミリ  出現期:4~7月 9~1月  分布:北海道、本州:四国、九州、沖縄

今はまだ、姿を見て分かるだけですが、鳴き声で探せるようになりたいものです。
「ビイイーツ」凄い鳴声!

褐色型と緑色型がいる。口の周りが赤い。

名の由来は「服に引っ掛けて脚を引っ張ると首がもげて服に残る」この様子から付いた。

☆ 褐色型









☆ 緑色型 






● オンブバッタの一生 ・ バッタ目 オンブバッタ科

2019-11-09 |    バッタ、コオロギ他
〈 オンブバッタ 〉
体長 ♂ 22~25ミリ  ♀ 40~42ミリ  分布:北海道~沖縄

成虫の出現期は8~11月。
最近は、食草のイネ科が繁る草むらに踏み入っても小さなオンブバッタ(♂)しか見ることが出来ませんでしたが
今日はもう、その♂をも見ることが出来ませんでした。
きっと、子孫を残す大役を経て静かに永遠の眠りについたのでしょう!

体色は緑色か褐色ですが♀ の方が茶色の確率が高いらしい。
幼虫期に高温の環境で育つと茶色になるらしいのです。

面白いのは、糞をしたらその糞を後ろ足で蹴り飛ばすという。

一見してオンブバッタとみられる、大きな♀の背に小さな♂が載っている姿。
繁殖期でもないのにこの光景が見られるのは♂が♀を確保するための行動ということです。

5月になると幼虫が生まれ、5回脱皮して成虫になり、一度目の脱皮は土の中から這い出た時に行う。
翅は3令幼虫以降に生えて来る。
5回の脱皮を終えた幼虫は成虫となり8~11月に見られるようになり
気温が下がり始めた秋頃には♀が土の中に卵鞘(らんしょう)という泡状の覆いをかけながら
産卵する・・・そして♂ ♀ 共に一生を終えるようです。























● ウスグモスズ ・ ヒバリモドキ科

2019-08-29 |    バッタ、コオロギ他
〈 ウスグモスズ 〉
体長 7~8ミリ  出現期 8~10月  分布 本州、九州

後脚がなくなっている可哀想な子ですが目がクリクリでとても可愛い!
帰化種と思われるそうですが個体数は少ないようです。
どんな可愛い声で鳴くのかと思ったら、鳴かないとのこと!

☆ 成虫 (短翅型)









☆ 幼虫

● 30分で撮れたバッタ ・ バッタ目

2019-06-29 |    バッタ、コオロギ他

この数日、時間が撮れなくて・・・30分の虫撮り!
小さなカメラを握りしめ草むらに目をやったら、バッタがガサゴソ・・・逃げる、逃げる!

頑張って精度の良いカメラを持って来なくては・・・と言う程度の画像しか撮れませんでした。

〈 クビキリギス 〉


〈 ヒメギス 〉


〈 ヤブキリ 〉


〈 ツチイナゴ 〉


〈 ヒナバッタ 〉


〈 コバネヒシバッタ 〉






● アシグロツユムシの幼虫時代 ・ バッタ目 ツユムシ科

2019-06-20 |    バッタ、コオロギ他
〈 アシグロツユムシ 〉
体長 15~17ミリ  出現期7~11月  分布 北海道、本州、四国、九州

昨年の画像です。
もう少し撮ってからと思っているうちに忘れていました。

明るい草原の丈の高い草に止まっていることが多いとのこと。
眼が可愛いですね!
脚も触角もとても長いです!















● ヒメギスの幼虫現る ・ キリギリス科

2019-04-09 |    バッタ、コオロギ他
〈 ヒメギス幼虫 〉
体長 17~27ミリ  出現期 6~10月  北海道、本州、四国、九州

黒褐色~茶褐色で、背部は緑色又は茶褐色。
翅が短い短翅型が多いが、翅が長い長翅型もいる。

植物の葉やほかの昆虫などを食べる。

☆ 幼虫










 成虫 2016.7.24

● 美形の ササキリ ・ キリギリス科

2018-10-21 |    バッタ、コオロギ他
〈 ササキリ 〉
体長 20~28ミリ  出現期7~12月  分布 本州、四国、九州、南西諸島

和名のササキリはササに棲むキリギリスとのこと。
緑色型の他に黄色型の成虫もいる。
成虫、幼虫共に美形!
鳴き声はジキジキジキ・・・・・・。

私は、毎年、ササキリの幼虫が現れると嬉しくなる!
小さな体に長~~い触角、、眼も可愛い!

☆ ♂ 成虫


☆ ♀ 成虫




☆ 幼虫







● ヒナバッタの仲間 ・ バッタ科

2018-10-06 |    バッタ、コオロギ他
バッタを見る眼がなくて・・・いつも???

図鑑とにらめっこをして、撮り溜めた中から
ヒナバッタの仲間と思われる画像をまとめてみたのですがいかがなものでしょうか?

生息する環境、地方などからヒナバッタ、タカネヒナバッタ、ヒロバネヒナバッタが該当するかと思われますが???








● 悲しいショウリョウバッタ ・ バッタ科

2018-07-16 |    バッタ、コオロギ他
〈 ショウリョウバッタ 〉
体長 ♂ 40~50ミリ  ♀ 75~82 ミリ

♂ と ♀ では大きな差がある。♀は♂の2倍もある。
良く似ているオンブバッタは鳴かないけれど
このバッタは、♂が飛びながらチキチキチキと鳴く!

エサはオギやエノコログサとのこと。

体が大きいので大きく飛ぶことが出来るが、着地したところが
水たまりであったり、クモの巣であったりで事故死に至ることが多いらしい。

追記・・・飛んでいる時には方向転換が出来ないという。

☆ 体色は、この3種類?









● キアシヒバリモドキ ・ ヒバリモドキ科

2018-07-02 |    バッタ、コオロギ他
〈 キアシヒバリモドキ科 〉
体長 約5.8 ミリ  出現期 5~8 月

コオロギのなかま。
ヒバリと名が付けば良い声で鳴くと思ってしまいますが
この種はモドキで、泣かないそうです!

画像が一枚しかないのが残念!