ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● フジバカマ ・ キク科

2019-08-31 | 〈野草〉
〈 フジバカマ 〉  漢名 欄草

中国原産の帰化植物。
奈良時代、すでに秋の七草の一つとして歌に詠まれている。

本州のほぼ関東地方より以西、四国、九州の日当たりの良い場所に
自生する多年生草本。

漢名は欄草と言い「神農本草経」に、上品に見え、利尿作用があると記されていて
軽度の浮腫に服用していたという。

葉を乾かすとクマリン臭がしてとても良い匂い。
古の時代より臭い袋に用いていた。
葉は、乾燥しても色が変わらない。















● ウスグモスズ ・ ヒバリモドキ科

2019-08-29 |    バッタ、コオロギ他
〈 ウスグモスズ 〉
体長 7~8ミリ  出現期 8~10月  分布 本州、九州

後脚がなくなっている可哀想な子ですが目がクリクリでとても可愛い!
帰化種と思われるそうですが個体数は少ないようです。
どんな可愛い声で鳴くのかと思ったら、鳴かないとのこと!

☆ 成虫 (短翅型)









☆ 幼虫

● クマンバチ ・ コシブトハナバチ科

2019-08-28 |     ハチ、ネジレバネ
〈 クマバチ 〉  別名 キムネクマバチ
体長 20~24ミリ  出現期 3~10月  分布 北海道、本州、四国、九州

大きな羽音を立ててやってくる!
時には、♂バチが人間に向かってくる・・・
これは、動くもの全てが♀ではないかと確認に来ている、♂バチの習性なのだそうです。












● コバネナガカメムシ(短翅・長翅)・ コバネナガカメムシ科

2019-08-27 |     カメムシ
〈 コバネナガカメムシ 〉
体長 4~6ミリ  出現期 5~11月  分布 北海道、本州、四国、九州

体は長く、短翅型長翅型がいる。
初めて短翅型を見た時にはまだ子供だと思いました。

☆ 短翅型







☆ 長翅型









● 美しいアオスジハナバチ ・ コハナバチ科

2019-08-26 |     ハチ、ネジレバネ
〈 アオスジハナバチ 〉
体長 約10ミリ  出現期 7~10月  分布 本州、四国、九州

以前はアオスジコハナバチだったのが今は、アオスジハナバチに改名されていた。
黒いボディに青い筋の腹部、花粉かごに花粉をたくさんつけている。

数年前、見ただけのハチだったけれどその後、今まで会えなかった!
ハギ類の花で吸蜜する。
どことなく美しく、可愛い!






● やっと見つけた、タバゲササラゾウムシ ・ ゾウムシ科

2019-08-25 |     ゾウムシ
〈 タバゲササラゾウムシ 〉

葉っぱの上をチョロチョロしている、小さな黒い虫!
クモの仲間かと思いながら撮りましたが、
タバゲササラゾウムシだと、すぐに気が付きました。
ところがこの時のカメラでは充分な画像が撮れずに・・・残念!

体長は3~4ミリ程、分布は本州、四国、九州、対馬。
クワ科のイヌビワやヒメコウゾの葉を食べるようです。

2年くらい前の事、ネットで見て・・・こんなゾウムシがいるんだ?と思って
間もなくの事、虫撮り仲間が見つけて撮ったのですが、
その時の私はカメラを持っていなくて羨ましかった!
それ以来、探していた虫だったのです。
次に出会ったら、しっかり撮りたい!











● ミズタマソウ ・ アカバナ科

2019-08-24 | 〈野草〉
 ミズタマソウ 〉  

高さ20~60センチの多年草。
花期は8~9月、分布 北海道、本州、四国、九州。
カギ状に曲がった毛が付いている実は犬や人間にくっ付いて運ばれる。
そして、露に濡れると水玉のように見える。









☆ 花弁は2個で2列する。


☆ 雨でぬれた状態








● ナス科 3種

2019-08-23 | 〈野草〉
〈 アメリカイヌホオズキ 〉 

北アメリカ原産の一年草。
茎は細く、枝を多く広げて横に広がる。
花は直径2~5ミリで淡紫色または白色で、実は小さく光沢のある黒い色に熟す。





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〈 イヌホオズキ 〉

ホオズキやナスに似ているが役に立たないことから、別名はバカナス。
高さ30~60センチの一年草。
花は、直径6~7ミリで白色で、実は0.7~1.0センチで光沢はない。





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〈 ワルナスビ 〉

北アメリカ原産の多年草。昭和初期に関東地方南部で見つかり、その後暖かい地方に広がった。
高さは一メートルになり棘が鋭い。
花は、淡紫色または白色。
実は、1.5センチ程で黄色く熟す。








● 谷戸山の夕刻、一時間 

2019-08-22 | その他
猛暑で外出できない日が続いていますが今日はお日様は隠れていました。
今なら・・・と用事で出かけたついでにフイールドに寄ってみました。

4時、スタスタと歩いている人、犬の散歩に来ている人、
ザリガニ捕りの10人ほどのグループがいましたが
カメラを持っている人は何処にもいませんでした。

涼しいと思いきや、無風で暑かった!

☆ キツネノカミソリ





☆ ツチイナゴ




☆ ガガイモ 白い個体?




☆ ダイコンソウ


☆ カノコガ



● キイロクビナガハムシ ・ ハムシ科

2019-08-20 |     ハムシ、ダマシ
〈 キイロクビナガハムシ 〉
体長6.2~8ミリ  出現期 4~7月  分布 本州、四国、九州

前胸は赤褐色で上翅の点刻は消えずに並んでいる!
食草はヤマノイモ。

画像は4個体、それぞれ色彩が異なっている。

☆ 個体A





☆ 個体B


☆ 個体C


☆ 個体D







● マンションへのお客様 ・ ショウリョウバッタモドキとイソヒヨドリ

2019-08-19 | その他
※ ショウリョウバッタとしていましたが訂正いたしました。

我が家の玄関の外にはいろいろな虫がやって来ます。
数日前、ショウリョウバッタモドキが来て私と遊んでくれました。

マンションの上階なのでかなりの高さがあるのですが!

そして、イソヒヨドリの雌が2羽でやって来て、
12階の高さの外階段に止まりとてもきれいな声でさえずっていました。
何と、12日間もいたのです。
立ち位置が悪く、上手く撮れませんでした!

☆ ショウリョウバッタモドキ













☆ イソヒヨドリ  



● 初見、ミイロカスミカメ ・ カスミカメムシ科

2019-08-18 |     カスミカメムシ
〈 ミイロカスミカメ 〉

体長 6~6.5ミリ  出現期 9~10月  分布 本州、四国、九州、対馬

この日は時間がなく、他の用で立ち寄ったのですが
シダの上で何かが動いたのを見て、カメラを構えたら・・・
あっという間に葉っぱの裏に隠れてしまいました。
何者だったのか、諦めきれずにそおっと葉っぱを裏返してみると
虫!! 慌ててシャッターを切りましたがすぐに逃げられてしまいました。

画像の確認ですぐにカスミカメの仲間と判りましたが
初見だったとは!! それなのに、ブレブレでガックリでした。 
ミイロカスミカメは色彩変異が大きいようで、秋には赤みが強くなるとのこと。
触角は体長より長い!
クヌギやコナラ上で、汁を吸い生活をする。

個体数は少ないようです!

☆ ミイロカスミカメ  7月15日撮









☆ チダケサシ  カスミカメと同日の撮影です。




● ヘクソカズラは可愛い、可哀想な花! アカネ科

2019-08-17 | 〈野草〉
〈 ヘクソカズラ 〉










こんなに可愛いのに、◯+◯ の酷い名です。
でも、しっかりカバーしているのは別名のサオトメバナとヤイトバナ
ヤイトとは花の形が灸(ヤイト)に似ているという意味とのこと。

葉を揉むと放つ、臭いは、細胞内に蓄えられたペデロシドという物質!
この、臭いヘクソカズラの汁を吸い成分を自らの体に取り込み、
テントウムシの捕食から逃れているのはヘクソカズラヒゲナガアブラムシだそうです。

☆ ホシホウジャク  スズメガ科




● 美しいベニモントガリホソガ と キバラゴマダラヒトリ チョウ目

2019-08-16 |     ガ
〈 ベニモントガリホソガ 〉 カザリバガ科

体長10.5ミリ~15ミリ  出現期 5~7月  分布 本州、四国、九州

よく見えない状態で撮りましたが、画像を見て驚きました。
目は鮮やかなオレンジ色、そして身体もオレンジ色でシルバーにも見えるグレーの模様があります。
体長は大きめですが細いのであまり目立ちません!

☆ ベニモントガリホソバ









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〈 キバラゴマダラヒトリ 〉 ヒトリガ科

体長 32~41ミリ  出現期 4~9月  分布 北海道、本州、四国、九州

真っ白でフワフワ!触りたくなりました。
イネ科の葉っぱにしがみついてた個体を発見!
腹の背はオレンジ色で白い体には黒い点。
顔を覗くと、可愛~~~い!

顔を撮ったら、ズルズル・・・身構えたと思ったらポトリと落ちた!
落ちた時から死んだ振りで葉っぱを揺らしてもされるがままでした。

☆ キバラゴマダラヒトリ













● ミドリグンバイウンカ ・ カメムシ目 グンバイウンカ科

2019-08-15 | 〈虫〉その他
〈 ミドリグンバイウンカ 〉 グンバイウンカ科
体長6~7ミリ  出現期 7~10月  本州、四国、九州、沖縄

頭部と胸は黄緑色を帯び、翅は透明でとても美しいけれど、
小さくて、透明なので目立たない。

☆ ミドリグンバイウンカ  2019.8.9







☆ ヒラタグンバイウンカ  2017.8.20
               ミドリグンバイウンカによく似ていて、縦に引っ張ったような体型をしている。





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☆ クサギが咲いています。