ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● 早春のミツボシツチカメムシ ・ ツチカメムシ科

2020-03-29 |     ツチカメムシ
〈ミツボシツチカメムシ〉 

三月に入ってすぐに表れたのですが、
寒い日だったので、寒くないのかしら?・・・と心配になりました。
この日に出会った虫は他にいなかったので、未だこんなに寒いのに、偉いねと声掛け!

ヒメオドリコソウが好きなようですがこの日は擬木にいました。
詳しくはこちらをご覧ください。


☆ 今年度初の画像はこの一枚だけで他は失敗


☆ 昨年の画像から









● 絢爛なムラサキケマン ・ ケシ科

2020-03-27 | 〈野草〉
〈ムラサキケマン〉  和名 紫華鬘

太陽が降り注ぎ乾燥した場所は好まないようで、
陰った、やや湿り気の、多いところに自生する二年生草本。

辺りに花がない時期、そこにこの花が咲くと春爛漫の気分になります。

華鬘とは、仏堂内陣を飾る壁掛け風の仏具のこと。
全草にアルカロイドを含み、毒草である。

別名(ヤブケマン、ネコイラズ、ハッカケ等)














● 国蝶候補だったアゲハチョウ ・ アゲハチョウ科

2020-03-25 |     チョウ
〈アゲハチョウ〉
前翅長:35~60  出現期3~11月  分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄

ヒラヒラではなく、パタパタと翅を上げ下げして飛ぶ!
見慣れた、アゲハチョウなのですが、何と、驚きの過去がある。

1957年(昭和32年)国蝶制定、日本昆虫学会が決定した。
オオムラサキ、ミカドアゲハ、ギフチョウそしてアゲハチョウなどが候補に挙がり

様々な角度から見た結果、最終戦はオオムラサキとアゲハチョウに絞られたものの落選したそうです。
アゲハチョウが国蝶になっていたら誰でも知ってるチョウで親しみがありましたね!
私は、オオムラサキは見たことがありませんが北海道で、コムラサキを撮ったことがあります。
こちらもとてもキレイでした。

☆ ここは、ヒオドシチョウの縄張りらしく追いかけられながらも吸蜜していました。
















● 似ているアブ2種 ・ ハナアブ科

2020-03-23 |     アブ
3月になって、寒風の中でも颯爽とお出ましのアブ。
模様が似ている2種です。

〈ナミホシヒラタアブ〉
体長:8~12ミリ:  出現期:3~8月  分布:北海道、本州、四国、九州
腹部の3対の黄色い紋は左右が離れている個体もいる。
三枚目、腹部の紋の2段目が可愛いピンク色?










〈フタホシヒラタアブ〉
体長:8~10ミリ  出現期:4~11月  分布:北海道、本州、九州、奄美大島
腹部の3対の黄色い紋は左右が離れている。
出現期は4月からとなっているけれど、今月15日から撮り始めた。
やはり、暖冬で早いお出まし!









● 初見、ホソガタナガハネカクシ ・ ハネカクシ科

2020-03-21 |     ハネカクシ
〈ホソガタナガハネカクシ〉  細型長翅隠

体長:7~8ミリ  その他の情報はありません。

ネットに寄れば・・・
未だ膨大な未発見種と未記載種がいるという、謎の虫との記述がありました。
今日、撮ることが出来た本種についてはようやく、名前が分かりましたが、
詳しい情報は不明です。

☆ ハネカクシの仲間、画面左のカテゴリー、ハネカクシに
アオバアリガタハネカクシ、オオヒラタハネカクシ、ツマグロアカバハネカクシがあります。 







● 早春のビロウドツリアブ ・ ツリアブ科

2020-03-18 |     アブ
〈ビロウドツリアブ〉  和名:天鵞絨鵞吊虻

体長:8~12ミリ  出現期:3~4月  分布:北海道~沖縄

ビロウドのような体毛、ホバリングしている姿が宙に吊られている様子から
ビロウドツリアブの名が付いた。

出現期は3~4月となっているけれど実際にはほんの数週間で姿が見えなくなるので
見かけたら急いで撮った方が良いでしょう!

長い口吻で蜜を吸います。眼も可愛い!

昨年の記事 こちら ご覧くださ
い。










● ウグイスカグラ ・ スイカズラ科

2020-03-16 | 〈花木、樹木〉
〈ウグイスカグラ〉  鶯神楽

花期:3~5月  分布:本州、四国

フイールドにては、目立たないところにあるのでつい見過ごしてしまう。
来年は、早くに撮ろうと毎年思うのですが・・・。

可愛くて、きれいな花を見て鶯が神楽を踊ったとか!
6~7月にかけて実は熟し赤くなり食べられる。
でも、私はいつも見るだけ・・・たぶん甘いのでしょう。















● オオイヌノフグリに魅せられる ・ ゴマノハグサ科

2020-03-15 | 〈野草〉
〈オオイヌノフグリ〉 大犬の陰嚢

ユーラシア、アフリカ原産の2年草。

陽が陰ると花はしぼむ!
今、一番多く咲いている春の花です。
私は、この花がお気に入りで飽きずに見入ってしまいます。
ほぼ一年中、花が見られますが今年は、一月に5日間だけ見られませんでした。

一面、瑠璃色に咲きますが、ピンクがかった花が3輪咲いていました。
変異していると思われますがピンク色も可愛い!


















● ヤマトデオキノコムシは早くもお出まし ・ ハネカクシ科

2020-03-13 |     ハネカクシ
〈ヤマトデオキノコムシ〉  ハネカクシ科

体長:5~7ミリ:  出現期:4~10月:  分布:北海道、本州、四国、九州


5日の啓蟄を過ぎて、暖かな日に期待するも、虫に会えない!
それが、11日になってようやく本種に会えました。

腹部の尾部が出ている(デオ)、林内や林縁で見られる。
朽ち木のキノコなどに集まるとのことですが、この日の舞台は手摺。

脚が長いからか、歩くのが非常に早くて撮るのが大変でした。
不思議なことに、本種はハネカクシ科でした。
☆ 3月11日 撮影









☆ 2012年5月 撮影

● ハラン ・ ユリ科

2020-03-11 | 〈野草〉
〈 ハラン 〉  和名:葉蘭  漢名:蜘蛛抱蛋(ちしゅうほうたん)

中国原産、常緑の多年生草本。
自生地は
鹿児島県大隅半島や種子島西北の黒島で関東地方から西南の暖地で庭園に植栽される。

余り見たことがないと思われるのですが葉は日本料理の飾り用に使われている。
通称、バランと言われています。

☆ 花の内面は紫色をしている。花茎は短い。







☆ 昨年の画像から。花の外下面は緑色。






☆ 葉は、通称バラン


☆ 高さは1メートルくらい。

● ヒメオドリコソウ ・ シソ科

2020-03-09 | 〈野草〉
〈 ヒメオドリコソウ 〉  姫踊り子草

ヨーロッパ原産2年草。
明治中期に渡来、図鑑(30年前出版)によると花期は4~5月。
30年前とは気候や環境の変化で開花の時期が大きく異なってきているのでしょう!
そして、今年は暖冬。随分前から咲いています。

花を横から見ると、踊り子のように見える。














※ 良く似ているホトケノザ




● お年頃のコサギ! ・ コウノトリ目 サギ科

2020-03-07 | 〈野鳥〉
楽しみにしていた「蛙合戦」3日目、昨年が凄かっただけに今年は拍子抜けでした!
一年の間に、数が激減しちったのかも知れません。成体の数が少ないということは
当然卵が少ないのです。
今年少なかったのが来年、どのような結果になるのかと心配になります。


コサギが近くの枝に止ってくれました。
遠くに見えている時は、
まあまあの大きさなのですが近くで見ると、とても小さくて可愛いのです。
暫くの間、羽のお手入れをしていました。
風になびく羽はシャラシャラと美しく揺れていました。




















※ 髪飾りを付けてみました。でも、男の子かも?

● 啓蟄・アズマヒキガエルの合戦 

2020-03-05 | 〈両生類〉
「啓蟄」の今日
期待していた虫達はカワゲラ、ミノムシ、クサグモ、キノボリマルトビムシを見ただけでした。
昨年は、色々お出ましでしたが期待外れでガッカリです!

でも、今日はアズマヒキガエルの「蛙合戦」の始まりでした。
いつもでしたら朝から、大騒ぎの池ですが朝はどんより、
そして晴れてきたと思ったら雨が降りそうな気配・・・
こんな天気なので、明日まで待てない一部のヒキガエルだけが合戦に臨んだようでした。

きっと、明日は池いっぱいの合戦が見られることでしょう!

☆ 静かに待っている二人!



☆ 池まで、あと2メートル、仲良く♀が背中に♂を乗せてやって来ました。


☆ そこに、二人を見た3匹の♂が池から飛び出て合戦の始まり。
  ここで卵を産んだらどうするの!







☆ アオサギは、好物のカエルもこんな塊は食べられないと思ってかスルーしました!            

● トラ現る ・ スズメ目 ツグミ科

2020-03-03 | 〈野鳥〉
〈 トラツグミ〉

今日は、もしかしたら蛙合戦か?と、期待していたら・・・なし!

それで、ゆっくり午後からフイールドに。
何処に行っても、コゲラ以外小鳥も見当たらず!

暫くして、トラツグミ情報が仲間に届いた。
1月23日以来、姿が見えなかった寅さんが帰って来ていたのです。
散歩していた方が教えてくれた・・・よく見つけた事!

追伸:本日、レンジャクが12~13羽、上空を飛んだそうです。
   もしかしたら、もしかしたら・・・4年振りにこの地に降臨するかも!


☆ 昨年までの個体とは行動が違う、今年のトラさんは何処に現れるか神出鬼没です!










● アズマヒキガエルの蛙合戦を待つ 

2020-03-02 | 〈両生類〉
〈 アズマヒキガエルの蛙合戦 〉・・・カワズ合戦

春になったと思ったら、また冬に戻る。
三寒四温の中で身も心も春になっているカエル!
それはアズマヒキガエルだと思います。

冬眠から目覚めると同時の集団産卵
誰が、どのような合図をして始まるのか・・・分かりませんが、
合戦は、雨が降ったその後の暖かな日に多いと言います。
もう、すでに方々で合戦があったと聞いていますので早ければ、明日かも?

自分の子孫を残すべく、♀に抱き付く・・・それが、カエルの合戦なのです。
数匹の♂に抱き付かれ息が出来なくなり窒息死をしてしまう個体もいます。

マイフイールドの池(ログハウス前)での合戦は、2018年は3月6日、2019年は3月12日でした。
2018年の合戦は、こちらでご覧ください。
(わきみずの谷)では、数日遅れての合戦でした。
お近くに池を覗いてみてはいかがでしょうか!

☆ 画像は、全て2018年の合戦の日に撮影です。









☆ 昨日、合戦場の掃除をしました。