ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● オナガグモは細~~い! ・ ヒメグモ科

2018-08-30 | 〈虫〉クモ目
〈 オナガグモ 〉
体長 ♂ 12~25 ミリ ♀ 20~30ミリ  
出現期 4~10月  分布 本州、四国、九州、、南西諸島

ナナフシがいる!って言ってしまうほど、ナナフシに似ている。
草や、木に摑まって、その植物の一部に擬態します。

糸からぶら下がっている壺型のものは卵嚢で、時々、手入れにしているようです。

この個体は緑色ですが褐色の個体もいる。
糸を伝ってくるクモは餌食になるとのこと。










● クモヘリカメムシ は 害虫 ・ ホソヘリカメムシ科

2018-08-29 |     ヘリカメムシ
〈 クモヘリカメムシ 〉
体長 15~17ミリ  出現期 4~11月  分布 本州、四国、九州、沖縄

☆  体は細く、とてもスマートで色もキレイです。
   成虫で越冬、秋になると橙色がかってくる。




☆ イネ科の植物に寄生する。この画像では稲に! 重要な害虫!


☆ 幼虫






● ナンバンギセルは思草 ・ ハマウツボ科

2018-08-28 | 〈野草〉
〈 ナンバンギセル 〉  別名 思草(オモイグサ)

ススキ、オギ、萱、サトウキビ、ミョウガ などに寄生する一年生草本。
茎はごく短く、ほとんど地上に出ず、葉は退化して赤褐色の数枚の鱗片状になり互生する。

葉腋から長い花柄を出し、頂きに淡紫色の花をつける。
ガクは赤褐色の船形。

別名の思草(オモイグサ))は万葉集に、詠み人知らずの歌の中で
ナンバンギセルの古名とされているそうです。
物思いにふける人の姿に見立てて付けた名前とのこと。

   道の辺の尾花がもとの思草
       今更になぞ物か念はむ

☆ 花








☆ 果実  中には粉のような多数の種子がある。




● チャバネアオカメムシ ・ カメムシ科

2018-08-27 |     カメムシ
〈 チャバネアオカメムシ 〉
体長 約11ミリ  出現期 4~10月  分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄

桜、桑、柿、ナシ などの実の汁を吸うので特に害虫と、言われている。
夜の灯火にも良く飛んでくるとのこと。

☆ 成虫






☆ 成虫冬型


☆ 幼虫 カメムシの幼虫の殆が親とは似ていないので誰の子か、同定はとても難しいです。







● メハジキ ・ シソ科

2018-08-26 | 〈野草〉
〈 メハジキ 〉 目弾
高さが2メートルにもなる二年生草本。

メハジキ(目弾)とは むかしの子供の遊びで
若い茎を上下の瞼にはさみ、眼を開いた時にその茎を飛ばす遊びから付いた名前
あるいは目を見開く遊びだったようです。
・・・ず~~っと前、知人のおばあちゃんが色々教えてくださいました。
メハジキはその一つ
聞いた記憶を書いたけれど、突っ張り棒のような茎を飛ばせるわけもなく
ただ、目を大きく開ける遊びだったのでしょうか!

今だったら、目に入ったら・・・と、危ない遊びですね!

万葉集には、巻七にて(土針・・・つちはり)と詠まれているそうです。

ルリモンハナバチ、ハラアカハキリバチ、ヤノトガリハナバチや
その他のハチたちが来て賑わっています。







☆ 根生葉は全く姿が違っています。

● ハラアカヤドリハキリバチ ・ ハキリバチ科

2018-08-26 |     ハチ、ネジレバネ
〈 ハラアカヤドリハキリバチ 〉
体長 約15 ミリ で、オオハキリバチの巣に卵を産む(寄生)

手元にある数種の図鑑には載っていない・・・ほかの情報はないのですが
昨年までは例年、キツネノマゴに来るのです。
カメラを構えて待っているとルリモンハナバチがやって来ます。
そして、一通り蜜を吸うと行ってしまう!

入れ替わりにやって来るのはハラアカヤドリハキリバチ・・・
次はまたルリモンハナバチ

ところがヤノトガリハナバチが来てルリモンハナバチを蹴飛ばすのです!
威張っているのか、縄張りなのか?
カメラを通して見ているととても楽しいのですがハチたちにとっては大変な問題でしょうね!

そして、アカガネコハナバチも、金粉を振りかけたような良い色でやって来ます。

今年は、メハジキに来ていますが足の負傷で出かけられませんので昨年の画像です。












● 今年もやって来た・・・ルリモンハナバチ ・ ミツバチ科

2018-08-24 |     ハチ、ネジレバネ
〈 ルリモンハナバチ 〉
体長11~14ミリ  出現期 9~10月  分布 本州、四国、九州

フイールドにて、いつも来ている場所を探しても見つからなかった・・・
ところが、思っても見なかった花に来ていると知って撮りに行ったけれど生憎の強風!

撮り直しに行こうと思っていたら、一か月前に負傷して、打撲との診断だった足が
未だに腫れと痛みがあり病院に行ったら、骨折していました。
数日経過してから骨折が見つかることがあるそうですが
私の場合は、いつ骨折したのか日にちが不明・・・。

話は横道にそれました。
・・・すぐには撮りに行けず、先日と昨年の画像をアップします。

☆ メハジキの蜜を吸いに。 


☆ 珍しく戯れています。


☆ 昨年の画像から。一枚目、上にいるのはヤノトガリハナバチルリモンを追い払っています。


☆ 同じく昨年の画像より。







● ガマ ・ ガマ科

2018-08-23 | 〈野草〉
〈 ガマ 〉 「 蒲 」
多年草であり、日本全土、の湿地や水辺に自生する。

画像のガマは、マイフイールドの湿地に自生していますが
今春の除草の際には特に蒲に気を付けて作業をいたしました。
ここは初夏にはクサレダマが黄色い花をつけるところです。
来年はまた、保護に気を付けて作業いたしますのでかなり増えていると思われます。

☆  大きな袋を肩にかけ~、大黒様が・・・古事記に残るお話です。

   むかしむかし、出雲の国の因幡で、白兎が海の向こうの岸まで行きたくて
   ワニザメに白ウサギの仲間とワニザメの仲間のどちらが多いか、
   ワニザメの数を数えてあげると言い、100匹並んだワニザメの背を飛びながら数を数え
   99匹を数えたところでワニザメをだましたと言ってしまう!
   それで、怒ったサメたちが白ウサギの皮を剥いでしまい、赤はだかに!

   皮を剥がされた白兎が、痛くて泣いているところに八百万の神様たちが通りかかって
   泣いている理由を聞き、なおも痛くなることを教えたのでした。

   そのあと通りかかったのが大黒様で、きれいな水に身を洗い、ガマの穂綿にくるまれば治ると教えてくれました。
   白兎がその通りにすると、間もなくすっかり、元のように治ったということです。

   ガマの花粉には蒲黄(ほおう)という傷を治す効果があったのでした。

☆ 蒲にまつわる話

     蒲団(ふとん)・・・昔はガマ(蒲)の綿毛を寝具にいれていた

    蒲鉾(かまぼこ)・・昔の蒲鉾は竹輪のような形をしていて蒲の穂に似ていた
 
    蒲焼(かばやき)・・昔のウナギのかばやきは、ウナギを筒状に切って焼いていた形が
                ガマの花穂に似ていた






  

   

● アカホシカスミカメは害虫? ・ カスミカメムシ科

2018-08-21 |     カスミカメムシ
〈 アカホシカスミカメ 〉
体長 6~7 ミリ  出現期 5~10 月  分布 本州、四国、九州、沖縄

マメ科のヤハズソウや、ハギ科、イネ科の植物などに寄生する。
特に、稲にも寄生する、厄介者。

色彩変異があるとのこと。






● オオヨコバイ ・ ヨコバイ科

2018-08-19 |     ヨコバイ
〈 オオヨコバイ 〉
体長 8~10ミリ  出現期5~11月  分布 北海道、本州、四国、九州

ヨコバイの中でも惹かれます。
エノコログサなどのイネ科植物の中に踏み込むとピョンピョン!
そこにも、此処にも オオヨコバイがいます。

前胸の幅より、頭の幅が広い。

イネ科植物の汁を吸う。








● ツユクサ ・ ツユクサ科

2018-08-18 | 〈野草〉
〈 ツユクサ 〉
花期 6~9月  分布 日本全土

素晴らしい、目を引く青い花弁。花の命は半日。

完全な雄しべは長く突き出ている2個だけで
花弁のそばの3個の雄しべは、花粉を出さない仮雄しべとのこと。

(ツユクサの変種、オオボウシバナの活用)
ツユクサの花の色は水に浸けると溶けてしまうので、友禅の下絵を描くのに用いる。










● アカガネコハナバチ ・ コハナバチ科

2018-08-17 |     ハチ、ネジレバネ
〈 アカガネコハナバチ 〉
体長6~9ミリ  出現期 5~10~ 月  分布 北海道、本州、四国、九州

私には必ず撮りたくなるハチです。
図鑑には銅色と書いてありますが金粉を張り付けたような色合いです。
地中に巣をつくり、集団で越冬するということですが蜜を集めに来るときは単独行動です。

珍しく、2匹! キツネノマゴにやって来ます。












● 遠い国からやって来た若者たちです。

2018-08-17 | その他
インドからいらして近隣の市で生活しているという若い方々です。
公園を散歩していらしたのですが少しお話をしました。

来園記念のショットを頼まれたのですが、日本語がとても上手!
日本の企業にお勤めをされているとのこと。

日本に付いて伺いましたら、皆さんが親切で、景色も美しく
食べ物がおいしいと言ってらっしゃいました。

左から2番目と3番目の方は結婚したばかりだそうで「妻です!」と紹介してくださいました。

ご本人たちの希望で目隠しなしでアップいたします。





● 若葉の色・・・ワカバグモ ・ カニグモ科

2018-08-16 | 〈虫〉クモ目
〈 ワカバグモ 〉
体長 ♂ 7~11ミリ~ ♀ 9~12 ミリ~  出現期 5~11月  分布 本州、四国、九州

カニグモのなかまですがそうは見えません!

☆ ♀ は、全身が緑色 4~5 月






☆ ♂ は、頭胸部前方と前脚が赤い 4~5 月






● クロモンムクゲケシキスイ ・ ケシキスイ科

2018-08-15 |     キスイムシ
〈 クロモンムクゲケシキスイ 〉

4月30日撮影ですが名前がわからなくて今までかかりました。
画像はこれ一枚だけで、不鮮明ですが
胸の背に黒く見える部分があることと、お尻に、特徴があることで間違いがないかと。

体長は3~4ミリとのことです。