ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● マメヅタ ・ ウラボシ科

2019-10-31 | 〈虫〉カマキリ目
〈 マメズタ 〉  豆蔦

常緑のシダ植物。
葉(栄養葉)が丸くて厚みがあるので、ダイズ(大豆)の豆粒を連想して、付けられた名前とのこと。
ツタの名は、糸状の根茎が他の物に付いて、這い伝うことから付いた名。
山地や、野の石垣や木の幹などで生育する。

葉(栄養葉)は1~1.5センチで厚みがある。
葉(胞子葉)の長さは3センチ内外のヘラ型。

根茎の長さは30~150 センチの糸状になる。








☆ 1月の胞子葉




☆ 5月の胞子葉

● 鮮やかなアカクロのナガメの ・ カメムシ科

2019-10-30 |     カメムシ
〈 ナガメ 〉
体長 7~10ミリ  出現期4~10月  分布 北海道~九州

アブラナ科の植物を好むようです。
赤と黒の体色は花の中に紛れていても良く目立ちます。

菜花に付く亀のような体形のカメムシです。
もう、そろそろ見られなくなりますね!











※ 幼虫


※ まだ幼虫?


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〈 ヒメナガメ 〉



● コウヤボウキ ・ キク科

2019-10-29 | 〈花木、樹木〉
〈 コウヤボウキ 〉

昔、和歌山県の高野山では弘法大師の教えで果樹や竹などの植栽を禁じられていたために、
ホウキは落葉小低木のこの植物で作ったものを使っていた。

ほんのり桃色がかった色と可憐な花がなんとも可愛らしい。














● トビイロハゴロモ ・ カメムシ目 アオバハゴロモ科

2019-10-28 |     ハゴロモ
〈 トビイロハゴロモ 〉
体長 約5ミリ  出現期 8~11月  分布 本州、四国、九州

アオバハゴロモによく似ていますが、アオバハゴロモは全体が丸くふっくらで、
トビイロハゴロモは頭部や翅の先がとがっています。

イネ科の植物の汁を吸う。

マイフイールドの一角に行くと必ずいる場所があります。
地形的に少し隔離された場所です。
来年は、幼虫を探してみようと思っています。

☆ 明るく撮ってしまい見難いです。












● 虫と人間の食べ物の話

2019-10-27 | 〈虫〉その他
◎ 虫が人間の食べ物になっているお話です。

  世界で1500種類の虫が食用とされているということです。
  
  アメリカのインディアンは、
  キリギリス(Katydid:ケイティデイド)や、バッタ(Grasshopper:グラスホッパー)を、
  蒸し焼きにして食べる習慣があり、それらの虫を、生きたまま食べたり、スープに入れたり、
  乾燥させて粉にしたものをパンケーキ用の粉に混ぜて使ったりしているそうです。

  アメリカでは、アリ入りのチョコレートが売られているとか。

  メキシコでは、お祝いの時にミツアリ(Honey ant:ハニーアント)を食べる。

  日本でも、コオロギ(Cricket:クリケット)や、
  チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫(Meaiworm:ミールワーム)、アリ(Ant:アント)などを
  美味しいと思う人がいるようですね!

  民間療法?
  その他、粉々にしたゴキブリ(Cockroach:コックローチ)は、
  傷の痛みを和らげる薬になる。
  南京虫(Bed bug)が熱を下げたり、アリ(Ant:アント)を粉々にしたものが、
  関節の痛みを和らげたりするそうです。

※ 未開の地では重要なタンパクを摂るために、虫の幼虫を食べる・・・とか、
  人間の役に立っている虫が何と多い事か!

  小さな、お話でした。

● クチナガガガンボの一種 ・ ハエ目 ガガンボ科

2019-10-26 |     ガガンボ
〈 ガガンボ 〉
体長 約10ミリ  出現期 5~10月

漢名は大蚊、蚊はガガンボと同じハエ目です。
地方名がユニークでカトンボ、アシナガトンボ、カゲロウ、ショウジハリ、カノウバなど。

脚と口吻が極めて細く長く、類似種が多いようです。

昨年も今年もタイアザミで吸蜜していました。

☆ 2019.10.26


☆ 2018.10・8



● キツネノマゴ ・ キツネノマゴ科

2019-10-25 | 〈野草〉
〈 キツネノマゴ 〉しゃくそう 漢名・釈壮(しゃくそう)

花期は8~10月、北海道、本州、四国、九州に分布します。
高さ10~40センチになる一年草。
虫達にはこの花が余程お気に入りのようです。
入れ替わり立ち替わり?ハチやガなどがやって来ますが、
何と言ってもハチの一番のお気に入りのようです。

花の長さは8ミリ程で、下から咲いて、果実穂が長く伸びる、この果実穂をキツネの尾に見立てた。
沖縄には、葉が小さい〈 キツネノヒマゴ 〉と呼ぶ種があるということです。

昔からの民間療法は、煎じてうつ病に、そして筋肉痛や肋間神経痛には生薬の知るを塗るか湿布。

☆ キツネノマゴ











☆ 訪れる虫達











● 元気印のオオヨコバイ ・ ヨコバイ科

2019-10-24 |     ヨコバイ
〈 オオヨコバイ 〉
体長 8~10ミリ  出現期5~11月  分布 北海道、本州、四国、九州

今が最盛期かと思うくらい、そこら中にいます。
兎に角、元気でピョンピョン!
正面から見える顔はすましさんです!

ツマグロヨコバイと良く似ていますが、オオヨコバイの頭には黒い点が並んでいます。
















※ オオヨコバイ幼虫

● アオバアリガタハネカクシ ・ ハネカクシ科

2019-10-23 |     ハネカクシ
〈 アオバアリガタハネカクシ 〉
体長 約7ミリ  出現期 3~11月  分布 北海道、本州、四国、九州、佐渡、南西諸島

虫の数が少なくなり被写体探しに苦労!
地面に近い葉っぱを集中して見ていたら、見えてきた!
ハネカクシの種類ということは分って、嬉しくなった。
3メートルくらいを移動しながら探したらこのハネカクシが3個体はいたと思う。

成虫は湿った地表に棲んでいる。
後ろ翅とは違い、前翅は腹の上部の青い部分に隠している。

♀は土の中に卵を産み、卵は土の中で育ち蛹になり孵化して成虫になる。
成虫、幼虫共に雑食性で、主に昆虫などを食する。

体液にはペデリンという成分を持ち、これに触れるとやけどのような症状を起こすので要注意とのこと。









● モフモフのウラナミシジミ ・ シジミチョウ科

2019-10-21 |     チョウ
〈 ウラナミシジミ 〉
前翅長 13~18ミリ  出現期 7~11月  分布 本州、四国、九州、沖縄

可愛い~~! と、思いませんか?

♂の表翅の色は淡紫色で外縁のみ細く暗色、♀の外縁の暗色部は幅が広い。
残念ながら比較の♀の翅の画像が見当たらないので図鑑で確認いたしました。

幼虫はマメ科の植物が食草のようです。
 
☆ アキノウナギツカミ上にて












● ハラビロカマキリの出来事 ・ カマキリ科

2019-10-18 | 〈虫〉カマキリ目
☆ 入水・・・自殺行為?ではありません!
  今の時期お腹にいる、ハリガネムシに水に入るように誘導されるとか?

① 池のデッキの手すりにカマキリが飛んできました。


② 間もなく、手すりからデッキの床に降りて、さらに恐れることなく
  ポチャリと池に飛び降りました。



③ 以前この光景を見た時には池に浮かんだ葉っぱの上に飛び乗りそこから、
  水に沈んでいる葉っぱの上に乗り(水中)約20分出てきませんでした。
  その間に長~~いハリガネムシが腹部の先から出てきました!
  水から出て、暫く葉っぱの上にいたのは見ていましたが・・・
  その後、命は絶えていました。

  残念ながら、この個体はハリガネムシを出すことなく3分ほどで息絶えてしまいました。
  悲しい出来事です!





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☆ 共食い、♂が♀に食べられた!
  上記とは別個体です。 
  

よく知られている行為ですが、実際に見たのは初めてでした。
  共食いを見たのは初めてでした。

  気が付いた時にはかなり食べられていましたが、
  そこから3時間でほぼ全身を食べられてしまいました。
  
  どうして共食いをするのかという理由・・・
  ♂が♀に、十分な時間をかけて受精させるために、自分を捕食させるのだそうですが
  逃げる♂もいるとか!

  専門家の方から(食べられているのは♀)と、ご指摘をいただきました。
  恥ずかしいことですが、確かに♀でした! 二度の間違いをしないように気を付けます。
  
  それにしても、この個体はただ単に空腹だったのか? それとも、栄養を摂りたかったのか?
  聞いてみたいですね!






 


 


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☆ 卵を産み終えた♀
  もう行ってしまうのかと思ったら、周りが騒がしく、心配でその場を離れない様子です。









ヒメエグリバとアカエグリバ ・ ヤガ科

2019-10-16 |     ガ
〈 ヒメエグリバ 〉
開帳 32~40ミリ  出現期 5~11月  分布 本州、四国、九州、沖縄

蛾の種類は非常に多く、同定するにはとても悩みます。
大きさは30ミリもなかったように見えましたが、どう見てもヒメエグリバかと!

初めて撮ったような気がしていましたが既にフォルダがありました。
3年前に撮った個体とは一見違うような気がしますが
特徴を捉えるとやはりヒメエグリバかということに!

背の中央辺りの翅がえぐられた形が特徴かと。

☆ 2019.





☆ 2016.9.5




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〈 アカエグリバ 〉
開帳 40~50ミリ  出現期 3~12月 分布北海道、本州、四国、、九州、沖縄

体形はヒメエグリバとは微妙に違っています。

☆ 2018.11.8







● スズメの寿命 ・ ハタオリドリ科

2019-10-14 | 〈野鳥〉
〈 スズメ 〉

ハタオリドリ!の仲間・・・可愛らしい名前ですね!
大きさは14センチ。雌雄同色。
小笠原諸島を除く全国に分布しているんのだそうです。

草の種や、果実、時には花のミツを吸ったりもする。
そして稲の実を食べたり、パンなどをもらって食べたりもする。

一年中、見られる鳥で人家のどこか、パイプの穴、木の中など、どこにでも巣を造り、
年に2~3回、4~5の卵を産む。
寿命はおよそ、2~3年で15年生きた記録もあるそうです。

隣接の市の駅のそばには夕方になるとものすごい数のスズメが集まってきて
鳴き声がそこら中に響き渡っています。
ここがスズメの学校なのかも知れません!

私の子供の頃、小雀が家に入って来てそのまま家族になっていたことがあります。
とても可愛かったのですが家の中のどこにいても、掃除の時のホウキを見ると逃げ回っていました。
















● オジロアシナガゾウムシ ・ ゾウムシ科

2019-10-13 |     ゾウムシ
〈 オジロアシナガゾウムシ 〉
体長 6.2~9.3ミリ  出現期 4~9月  分布 本州、四国、九州

尾の部分が白く、脚が長いゾウムシ・・・
鳥の糞に擬態しているとか?
この色は確かに糞!

☆ もう、力なく摑まっているような・・・?
  この子達もあと半月で姿を見られなくなります。





☆ 5月 ようやく、お目見えです。




☆ 死んだ振り・・・お得意のポーズです。


● 数十年に一度の台風!

2019-10-12 | その他
台風19号の、被害に遇われました方々に、
         心よりお見舞い申し上げます。

こちらは神奈川県座間市ですが21時を境に風は止み、
間もなく雨も止んで今は何事もなかったように静かになり、虫の音に癒されています。

もう、何事もなく心休まる静かな秋が来てほしいですね!

暴風雨の中で、愛おしい虫達はどうなったのか?
台風の犠牲になってしまったのではないかととても心配です。
明日、フイールドに行って探してみることにします。

                   ゆめこ