5月の連休明けから始まったツバメ一家の観察は感動の連続でした。
画像の整理もようやく終わりましたが載せていなかったと思う数枚がありましたので
ここで再び…そして見収めです。
顧みれば5月初旬から10月中旬にかけての5カ月余りの長い期間、ツバメを観察
そして撮影、通じないと分かっていながら誰にも見られないのを良いことに話しかけをしてきました。
顔をはっきり見たいこともあってツバメのパパさんの目の前、40~50センチ位に近付いては
偉いねえ!とか、かわいい子供たちねえ!などと話しかけるんです。
驚いたり怖がっている様子は見られませんでした。この叔母さんは優しいって思ってくれていたのかも。
朝は何時から餌を捕りに出かけるのか分かりませんが夜は7時半位まで行ったり来たりで
食べざかりのチビちゃんたちを育てるのに必死でした。
ヘルパーさんも多い日は4羽見かけました。会話になっているのでしょうね。
巣の前で鳴いているというか囀っているというのか、私が先!とばかりに飛び廻っているのです。
猛暑の最中に二番子(二回目の営巣)の一羽分の卵が落ちていたのは日数を計算する決め手となりました。
連日の猛暑とあって落ちた卵の持ち主のチビちゃんの孵化は13日、巣立つまで20日は調べてみた最短日数でした。
巣から三度落ちてティッシュ箱で数日を過ごしたチビちゃんは特に思い出に残っています。
最後に巣立ったのは末っ子のチビちゃん、そして最後まで寄り添ったのはパパさんでした。
空っぽになった巣を見て嬉しくも悲しくもありましたが次の日からは一家揃って寝に帰って来ました。
そして寝に来る家族が減っていき最後の一羽がいなくなるまで二週間。
今度こそ、立派に育ち巣立ったヒナたちが元気に南方に行ってまた元気で日本に戻り
出来ればここにもまた来てほしい・・・と、思っていたのにその後末っ子(だ、と、思う)が
その後一羽で2週間寝に帰って来ていました。
でも、とうとう昨夜は一羽の姿もありませんでした。
家族で寝に戻っても二週間位らしいのですがその後、一羽が二週間いたのはよほど居心地が良かったのか・・・
それとも体調が悪かったのかと気がかりですが明日からは空っぽの巣を見て暫くの間寂しくなりそうです。
ツバメのばあやより