ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● ヨモギのお話し

2020-10-29 | 〈野草〉
〈ヨモギ〉

春になると数ある草の中からヨモギばかりが眼に付きます。
幼い頃から毎年、
母が作ってくれたヨモギ団子・・・ゴマダレをいっぱいかけて。
久しぶりに、来年は作ってみようかな!

和漢の薬としてヨモギほど広範に用いられた薬草は珍しいとのこと。
余りにも、たくさんの効能があってここには書けませんが、

ヨモギ酒は飲みやすい健康酒のようです。

灸のモグサは、葉の裏側の白い毛を集めたものなのですね。
「日本山海名物図会」に、伊吹山のモグサ製造の図があるのだそうです。

お風呂の薬湯として。

☆ 新緑





☆ 蕾


☆ 花







● 道端で出会った虫達

2020-10-27 | 〈虫〉その他
多くの虫達は、もう姿が見えない中、頑張っていた虫。

今日は、用事で外出、家(マンション)の通路で何か動いている、
近寄ってみるとキマダラカメムシの幼虫だった。
ここにいると踏みつぶされるよ!と、心の中でつぶやき
手に乗せて草むらに連れていった。

☆ 道の脇にはコセンダングサが大きく育っている。
  何かいると思って行って見たら
  ヒメジュウジナガカメムシが集まっていた。





☆ コセンダングサの種が出来てきている。
  とてもきれいな色!



☆ 種はこのようになります。


☆ 道路の脇の草が刈られもう、しおれている葉にしがみついている幼虫。
  セスジスズメです。
  いっぱい草がある場所に連れて行きました。



☆ 大きなヨモギの集団の中で数匹のツチイナゴがいました。
  ヨモギの匂いをかいでいるのかしら?



☆ 帰り道で、明らかな虫がペシャンコになっていた。
  手に乗せてみると、キバラカメムシの成虫・・・そっと、横の草むらに。



※ 行も帰りも、キバラカメムシ・・・不思議でした。






● 紅葉かと思いきやナラ枯れ!

2020-10-23 | その他
自室の外から聞こえる、か細い虫の声!
今年は、虫の声があまり聞こえなかったように思います。

元気なのは、「カシノナガキクイムシ」・・・今、心配されているナラ枯れの主犯です。
ナラ枯れとは、カシノナガキクイムシがナラ、シイ、カシ類の木に穴を開け、ナラ菌という
病原菌を持ち込むことによって木が死んでしまうことです。

今はそこら中に広がっていますが
残念なことに、マイフイールドである谷戸山公園はナラ枯れで有名になり、
今週は地上波のテレビ局、新聞社などが取材に来てテレビ局でその様子が放映されました。

   フジテレビの放映です。

   https://news.yahoo.co.jp/articles/b9a25865b1664489690b1ed74f2ebc5d3d825902

☆ アカタテハがタイアザミに来ていました。




☆ ツチイナゴが日向ぼっこ!




☆ ナナホシテントウがワタアブラムシを捕食しています。




● 思い出の花 「アカバナルリハコベ」

2020-10-19 | その他
思い出の花 〈アカバナルリハコベ〉

今から、37年くらい前の事・・・。
家族で行くはずだった小笠原諸島への旅行のお話し。
主人は仕事で行くことが出来なくて、子供と3人で出かけました。

30時間の船旅で、船を降りたそこには一面にこの花が咲いていました。
どう見てもハコベのこの花が気になって仕方ありませんでした!

今と違って、パソコンがあるわけでは無く情報もないまま、
父島で一軒のホテルに泊まりました。
5泊6日だったと思いますが、ゆったりと過ごした思い出だけが残っています。
子供達はそれなりに楽しんでいました。

大失敗がありました。
帰りに、お土産などで膨らんだ荷物を送るために箱に入れて荷造りしましたが。
いざ帰りの時間になって乗船というときに、どこを探しても切符がなく、
送るための荷物に入れたことを思い出しました。
ホテルの支配人さんに荷物のことを聞いたら、先に船に乗せていると・・・、
切符のことをお話ししたら、船(小笠原海運)の社長が来ていてこの船で帰るから
一緒に乗船できるように話をしておくよ!と、言って下さいました。
ホテルの支配人さんは社長さんの弟さんだと聞いて、安心やら驚くやら、
乗船は、小笠原海軍の社長さんについて行き、乗船してからも色々なお話を聞き
切符は後で送ることになりました。
とても、恥ずかしい事でした!

乗船の時に、一面に敷き詰められているこの花を島の方の許可をいただき、
三本いただいてきました。
それから、7年が過ぎたころにどうしてもこの花の名前を知りたくて
小笠原村の役所に手紙を出し問い合わせをしたら、
丁寧な説明と花の写真のコピーを付けて返信がありました。
名前が分かって本当に嬉しかったです。
今では考えられないことですが遠き昔の事でした。

この花は今も、大切に保護しながら楽しんでいますが
良い画像は、パソコンが壊れた時に全て消えてしまいました。











● クルマバザクロソウ ・ ザクロ草科

2020-10-16 | 〈野草〉
今年は、体長不良のため自転車に乗れない日が続いていますが、
それを逆手にとって、ノロノロ歩きながらキョロキョロと
傍らの草村(草むら)を見る!

見たことがあるような・・・でも、初めて見る花!
ムグラの仲間かと調べたがヒットせず。
厚い野草の図鑑をめくりようやく判明した。











● アカバナユウゲショウとシロバナ ・ アカバナ科

2020-10-14 | 〈野草〉
〈アカバナユウゲショウとシロバナ〉





花期:5~9月  南アメリカ原産
花が夕方に咲くことから(ユウゲショウ)という。
季節によって変わると思いますが実際に何時に咲くのか確認したいところです。
今、まだ咲いているのを見かけます。

☆ アカバナユウゲショウ









☆ シロバナ  道端でようやく見つけ、嬉しかった。
        シロバナユウゲショウと呼びたい!
        でも、よく見ると花びらの形が違う・・・。






● ヨツモンマエジロアオシャク ヤガ科

2020-10-11 |     ガ
〈ヨツモンマエジロアオシャク 成虫・幼虫〉

この幼虫は9年前に撮っていたのですが正体が分からずにいました。
一年前に購入した蛾の成虫と幼虫の本を何度、めくったものか!
画像が小さい事と、老眼の私、眼鏡をかけても見つからなかった・・・
でも、今日、ようやく正体が判明しました。

スッキリして、ひょっとして成虫も撮っていたかと調べたら、
撮っていました。
成虫、幼虫、揃うと嬉しいですね!

🌼 平地から丘陵地の人里に多く。庭木でも発生する。

☆ 敷物を広げていたらそこに飛んできました。


☆ 植物のかけらを身にまとい、体を揺すってゆっくりと歩く・・・と、図鑑。
  この幼虫を見た時には、ユーモラスな動きがとても楽しかったです。
  何を背負っているのでしょう!















● メスジロハエトリの♀は,お人形? ・ ハエトリグモ科

2020-10-09 | 〈虫〉クモ目
〈メスジロハエトり〉

お人形さんのようなクモです!
手に乗って遊んでくれないかしらと、思っちゃいました。
チョロチョロ動くのですが、カメラを向けるとこちらを向いてくれます。

白いお洒落な、モコモコのコートを羽織っているみたいで、冬の間暖かそうですが
出現期は4~10月なのでソロソロ会えなくなります。

体長:♂6~7ミリ ♀6~8ミリ

メスジロという名からすると♂は黒いのかしらと図鑑を見たらやはり黒っぽかった!
残念ながら、♂は未だ撮っていなかったようです。

☆ ♀













● チヂミザサを分けてみた ・ イネ科

2020-10-07 | 〈野草〉
〈チヂミザサ・2種〉 和名・縮み笹

🌼山野の林内に生える多年草、花期:8~10月
和名は葉が笹に似て、縁が縮れていることによる。
長い芒(のぎ)があり、成熟すると粘液を出し、
動物などにくっ付いて運ばれる。

私はこの花がとても好きです。
逆光で撮ると華やかになりますが、くれぐれもご用心を!
粘液はベタベタですから着いたら大変です。

🌼チヂミザサは毛の変化が多く、
葉や葉鞘、花序の軸に毛が多いものをケチジミザサと言い、
全体に毛が少なく花序の茎が無毛のものを
コチヂミザサということもあるとのこと。

花の色は様々ですが、図鑑では触れていません。

不勉強ですが二つに分けてみました。

(ケチヂミザサ) 

 







 (コチヂミザサ) 花序の軸が無毛。











 

● 美しいアサギマダラの飛来 ・ タテハチョウ科

2020-10-04 |     チョウ
〈アサギマダラが飛来〉

体調不良で家に籠ることが多かったので、少しずつ出かけることに!

昨日の事、マイフイールドにてヒヨドリバナに3頭のアサギマダラが飛来しました。
小さなカメラなので近付くと逃げられる、苦労しました。

前翅長:43~65ミリ  出現期:4~10月  分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄
食草はキジョラン、イケマ、オオカモメズルなどのガガイモ科

越冬時期は海岸付近の照葉樹林。
春に北方へと移動し、夏は山地の樹林に滞在・発生、頂上付近へと集まる。
秋には南下する。

♂は腹部先端にフェロモンを分泌するヘアペンシルという器官を持つそうです。
フジバカマにやって来るのは♂が多いという記事もあります。

☆ ヒヨドリバナ(フジバカマの可能性も)








● マダラツマキリヨトウに大慌て ・ ヤガ科

2020-10-02 |     ガ
🌼
  ベランダの「ナツメ」はまだ小さな木なのですが10個の実が付きました。
  実が白く少し赤みが付いた時が美味しいというので食べて見ましたら、
  まるでリンゴ!の様で、以外や美味しかったです。

  私が初めてナツメを見た時には、赤くてシワシワ、
  食べてみたら、甘くて驚きでした。
  食感はジャリジャリ・・・それは砂糖のようでした!
  今は、食べ時を待っています。









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〈マダラツマキリヨトウ〉

マイフイールドの入口に入ったら、眼の前に何かが飛び出てきました。
今は、虫に会えずにいるので、虫と分かっただけで嬉しかった!
カメラを出して、逃げられない内に撮らなくてはと、大慌て。
パッと見ただけで図鑑で見たことがある初見の蛾だったのです。

開帳:30~35ミリ
薄暗い林縁の下草の上などで見られ、幼虫はシダ類を食べるとのこと。

☆ 脚はモフモフで体はオーバーコートを着ているようです。






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座間の殺人事件、現場は我が家から1~2分の距離にあります。
発覚したあの日、私は新宿に出かけ帰宅した時、ズラリと並んだ警察車両に驚きました。
事件現場のアパートの上から鑑識らしき人物が現場保存!と叫んでいます。

車の合間を縫って家に帰り、ネットを見て事件の概要が分かりました。
髪の毛が逆立つ驚きでしたがカメラを手に持ちベランダから記録しました。
いつもテレビで見ているキャスターも顔も見えています。

暫くは遠回りしましたがその内、明るいうちは前を通れるようになり
犠牲者を弔いながら通る日々です。

地元の方は複雑な思いで、二年目からは花束など、ここの置かないでくださいと・・・
今年は花束が二つ、風に吹かれて転がっていました。

今、現場となった部屋には若い男性が住んでいるとの記事を見たことがあります。

私の気持ちはいつになったら癒えるのか・・・先は見えません!


☆ 画像は事件発覚時です。