音楽スタイルをそっくり真似することを「コピーする」とか「完コピ」と言ったりする。
それはもちろん大変な努力を要するし他人がやるのであるからしてまるきり同じにはできない。
バンドスコアが出版されているようなメジャーなグループでない限り聴いて耳でコピーすることになる。
これが結構大変な作業だ。
単純なコード進行ならともかく、ちょっとした予想外の展開に何十回、何百回となく聴き返すことになる。
そういう苦労を重ねて出来上がったコード譜は自慢でもあるし愛着がある。
ところがボーカルに関してはハードルが高い。
第一人間性が違う上に声質を揃えることなど不可能に近いからだ。
ハワイのミュージシャンたちの面白いところは異なる世界の音楽を取り入れて別モノに仕上げてしまうところだ。
自分たちなりに消化して自分のものにしてしまう能力がある。
「レゲエ」に代表されるような調子のいいリズムが彼らは好きだ。
つい体を動かせて踊りたくなってしまうような、そんなリズムが好きだ。
で本場のレゲエになっているかといえばそうではないらしい。
つまり彼らなりに解釈してハワイアン風に調理している。
そこがハワイ音楽の魅力のひとつかもしれない。
さて若き日のジェイクが登場している「Pure Heart」
アルバムの登場から何年が過ぎたのだろうか。
ボーカルがいい。
リズムがいい。
音楽は理屈ではなく感性でやるものだ。
とかく日本人はああでもない、こうでもないとやりたがる傾向にあるが、淡々とやればいい。
音楽で会話できるまでの道のりがあるけれど。
Pure Heart - Crazy Without You (HiSessions.com Acoustic Live!)
Pure Heart - Bring Me Your Cup (HiSessions.com Acoustic Live!)
UB40-bring me your cup
UB40 CAN'T HELP FALLING IN LOVE