夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

サーファー・ガール 

2015年03月29日 | 音楽


最近になってビーチボーイズが気になるのは齢のせいだろうか。
世代の異なるIさんから「ビーチボーイズをやりましょう」と言われたのは昨年のことだった。

アメリカ西海岸でホームステイ体験のあるIさん、ビーチボーイズのサウンドが強く印象に残っているという。
カラッと晴れわたった空気と明るい太陽、海岸の光景がビーチボーイズにフィットしているのだろう。

あの当時「サーフィン・ミュージック」とか「ホットロッド・ミュージック」とか名前が付いていたが、それはレコード会社の販売戦略だったようだ。
サーフィン自体、それほどポピュラーではなかった時代だったという説もある。
ビーチボーイズでサーフィンをやっていたのはデニス・ウィルソンだけで、ブライアン・ウィルソンはやっていなかったという。

サーフィンがなんだかわからなかった私たちに何か素敵な世界を夢見させてくれたのがビーチボーイズだ。
「サーフィンUSA」「Hawaii 」などほとんどスタジオで制作されたであろうサウンドを聴いてみたこともない「サーフィン」の世界を感じた。

「サーファー・ガール」もそうした若者のロマンチックな感傷を盛り上げてくれる佳曲だ。

「フォー・フレッシュメン」や「ロネッツ」「フィル・スペクター」に心酔したブライアンが体を壊してまでスタジオワークに没頭した。
そうして出来上がったサウンドが明るい西海岸やハワイを思わせる爽やかなものだというギャップ。

「サーファー・ガール」を複数聴いてみると本家本元の滑らかさが見て取れる。
コーラスって「割り当てた譜面通りに歌えばそれでOK」ってものではないと思うのだ。

ひとかたまりのサウンドとなって人間性がふつふつと現れてくるような、そんなレベルにまで達したときに「OK」が出る。
考えすぎだろうか。




Surfer Girl - The Four Freshmen

BBS sing "Surfer Girl" live acoustic

The Beach Boys - Surfer Girl live 2012

The Beach Boys-Surfer Girl 1980