カメラと遊ぶ日々

何時まで経ってもカメラ技術が頭に入らないけれど、自然の美しさに心癒される日々をブログに綴ってゆこうと思います。

阿弥陀寺を辿る!

2014-05-29 04:44:17 | 神社仏閣

琵琶湖大橋を渡り477号線を直進、途中越え467に折れる。古知谷は右へと標識に出ていた。体調が良かったわけでもないが、頭の中で1日のスケジュールが組まれると、後先を考えず行動に移してしまう悪い癖は何時もの事。ほんの少し信仰心を持ち合わせている私は車は下の駐車場に止めて歩いてお山を登ろうと決めた。「お寺まで距離ありますか」降りてこられた方に聞いてみた。

「結構距離はありましたね」との返事、先ず此処で迷い心発生、ゆっくり登ろうと決心して歩き始めた。すぐに息が荒くなってきたが我慢して歩いていると可愛い鳥の鳴き声がしてきた。降りて来られた若い女性に「見えますか」と聞くと、「ええ、あそこにいますよ」と指差して教えてくださった。大きな青い鳥が止っている、多分オオルリだ。お礼を述べてシャッターを切った。疲れを忘れてまた少し歩が進むが長くは続かない。もう此処から引き返そうと思いながら石積みの処で腰を下ろして、スポーツドリンクを飲んだりおにぎりを少し口に入れて平常心を保とうと頑張っていると3人連れが降りてこられた。おしゃべりをすると気分が落ち着くので厚かましく話しかけると、足のご不自由な女性が杖をどうぞと差し出してくださった。御主人が支えてくださるから大丈夫だとの事、あり難く頂戴した。此処では疲れがひどくて気が動転していてサングラスを落としていたのだった。阿弥陀寺に辿り着くまでに4回苦しくなってその度に人に話しかけ石に刻まれた「南無阿弥陀仏」を繰り返し繰り返し唱えながら登りきることが出来た。受付の方が「此処は修行僧が修行されたお山ですから、険しい所です、仏様の御加護がありましたね」と慰めてくださった。心も身体もすっかりあかんたれになってしまった私だけど、なんとか頑張れた1日とお山ですれ違った皆さまへの感謝の気持ちは何時までも心に残るだろう。

阿弥陀寺で休息をとっているときサングラスが無い事に気がついたがすぐに落とした事も忘れていた・・・・・不思議な事に落とした場所まで降りてきた時ふっとサングラスの事が頭に過ったが、それはきっと仏さまが気付かせてくださったのだと思う。

この日の万歩計は3,000にもなっていなかった。多分足が上がっていなくて万歩計がキャッチできなかったのだろう。這うようにして登ったのだから・・・・・

 

 

 

 

 

 

ご好意が嬉しかった杖

 

オオルリだと思う

 

 

 

 

 息も絶え絶えで見えてきた阿弥陀寺