何気なくWOWOWのチャンネルを開くと、
前回感動したクリント・イーストウッド監督主演の映画
「運び屋」の後半を映していた。
ラストシーンとエンドロールが流れ出すとまた涙が溢れてきた。
身に詰まされるとはこんな事を言うのかもしれない。
ネット検索で日本語に訳された歌詞を見つけた。
老いを迎え入れるな
もう少し生きたいから
老いに身をゆだねるな
ドアをノックされても
ずっと分かっていた
いつか終わりが来ると
立ち上がって外に出よう
老いを迎え入れるな
数え切れぬ歳月を生きて
疲れ切って衰えたこの体
年齢などどうでもいい
生まれた日を知らないのなら
妻に愛をささげよう
友人たちのそばにいよう
日暮れにはワインを乾杯しよう
老いを迎え入れるな
数え切れぬ歳月を生きて
疲れ切って衰えたこの体
年齢などどうでもいい
生まれた日を知らないのなら
老いた馬がやってきて
冷たい風を感じたなら
窓から見て微笑みかけよう
老いを迎え入れるな
窓から見て微笑みかけよう
まだ老いを迎え入れるな
長い年月麻薬の運び屋をして家庭を顧みなかった男が、
仕事の為に結婚記念日を忘れていた警官に、
仕事よりも家庭が一番だと説教じみた言葉をかけた後、
我が身に詰まされたのか運び屋の仕事を抜け出して、
重病の妻のもとへ帰ってきた。
運び屋の仕事を放棄することは命と引き換えだけれど、
妻にやさしい言葉をかけて安らかな最期を看取ってやる。
命を狙う仲間に追われるけれど、
運良く以前にお説教をした警官に逮捕されて
仲間からの射殺は免れたのだった。
ラストシーンは彼が留置場の花壇に花の苗を植えている場面で、
エンドロール(上記歌詞)が静かに流れる。
四季を彩るブルームーン 秋の微笑みを有難う
生まれる時も一人
旅立つ時も一人
微笑んで居よう
もしも一筋の涙が頬を伝ったら
それはあなたへの感謝
それは家族への感謝
それは人生を共にしたみんなへの感謝の涙