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西やん67歳、日々の出来事独り言

今日のいろいろ1072 【中国でのiPhone、テスラ】

2023-09-08 20:01:13 | 今日のいろいろ
こんばんは。

台風13号の影響で、茨城県など大変な状況になっているようです。
お気をつけ下さい。

【中国でのiPhone、テスラ】
アップルは、近々に「iPhone15」を発表すると言われています。
ただ、相当価格は高そうですが。

それが、中国で「iPhone離れ」が起こっていて、新型の中国での売れ行きがどうなるか不安視されているとのことです。
その原因は、中国政府が、中国の政府機関、軍関係などでのiPhoneの持ち込み、使用を禁止したとのことです。
更には、「ファーウェイ」が新型の高性能スマホを発売するとのことで、中国国内でのナショナリズムの高まりもあり、「iPhone離れ」が進んでいるとのことです。

アップルは、中国国内でのiPhoneから取得された情報は、中国国内のデータセンタで管理しているのですが、その情報が国外に持ち出されるのではないかとの懸念もあるとのことです。

アメリカが「ファーウェイ」を排除しているのと同じような状況ではありますが、中国はiPhone事態を国内で使用禁止にしている訳ではありません。
中国SNSでは、「iPhoneを使っている者は雇わない」など、過激な投稿もあるようです。

ただ、中国政府が大々的に「iPhone離れ」を即すことができない事情があります。それは、「iPhoneの生産を中国国内の工場で行っており、多くの人民が雇用されている」ためで、強くは出れない事情があるといいます。

一方、EV大手のテスラですが。
テスラが中国に進出する頃は、また、外国資本は中国企業との合弁でなければ進出できなかったのですが(2022年に撤廃されているそうですが)、テスラは「合弁」ではなく、単独で中国に進出し、工場を建設しました。
ただ、その時の条件が、部品は中国企業が生産すること。ということで、中国のテスラの事業者の95%の部品が中国製とのことです。

テスラの中国進出には便宜を図ったのですが、中国企業で部品を生産する条件であるため、テスラは中国企業に情報開示、技術提供などをしないといけなくなります。
これが中国の狙い。

テスラの部品を製造する企業は、テスラから技術、ノウハウを吸収し、今では中国のEV自動車製造企業にも部品を供給しているということです。
技術、ノウハウを盗まれたも同じ。

また、先ほどのiPhone同様、もっと前に、テスラの自動車の政府機関、軍機関などへの乗り入れを禁止しています。
それは、現在の自動車は多種多様なセンサー、カメラを搭載し、情報収集しています。また、テスラもiPhone同様、収集したデータを中国国内のデータセンターで管理しています。
テスラ社は、スマートフォンからの操作(エンジン始動など)も可能で通信を行っているため、また、もちろんGPSでの位置情報も取得しているため、軍事基地、機関の場所を公開していない中国では、その機密情報が洩れる可能性もあるということです。

更には、BYDなど中国のEVメーカも高性能の自動車を生産するようになり、テスラでなければという理由がなくなってきています。

そうなると、テスラは(中国から見れば)お払い箱。
必要な技術、ノウハウが取得できれば、それでいい訳です。
そのため、テスラに対して圧力が加えられ始めているとのことです。

テスラの状況を見ると、中国の高速鉄道のことが思い出されます。
かつて、中国での高速鉄道の開発に際して、日本のJRが協力した訳ですが、ここでも、技術、ノウハウを持っていかれました。

その結果、中国は、「中国の高速鉄道技術は中国独自のもの」と主張し、各国で日本の新幹線と競合し、受注数を増やしている状況となっています。

「福島第一原発の『処理水』放出」に対して、中国だけが日本への制裁的な対応(水産物などの全面禁輸)を行っていますが、これには、アメリカに追従し、半導体製造装置などの中国への輸出を制限していることなどへの対応でもあり、日本政府のなんらかの対応(制限緩和など)をもくろんでいるとも言われています。

ただ、こう見ると、中国国内の『ナショナリズム』を情報統制や「プロパガンダ」でコントロールし、『14億の市場』を盾に、脅しをかけてきているようなものです。

ただ、中国経済の悪化もあり、また、賃金の高騰もあり、『世界の工場』としてのメリットは相当薄れてきています。
また、コロナ禍での「セロコロナ政策」での長期の「ロックダウン」など、中世億政府の意向でなんでもできてしまう「リスク」。
「反スパイ法」の改正で、理由をいくらでも作り、外国人も拘束できる「リスク」。
様々な「チャイナリスク」を抱えた中国。
「中国離れ」は進んでいくでしょう。
また、「嫌中」、「反中」も増えてくるでしょう。

こんな政治、外交を続けていて、決して中国の将来には良くないように思うのですが。

Yahoo!ニュースの内容は、「ウクライナ戦争」、「ロシア情勢」は随分と減りました。その代わり、「中国」「中国」・・・。
どうにかならないでしょうか、あの国は。

では、また。



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