斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

奥出雲おろち号 その1(車両編)

2022-10-16 17:05:58 | 鉄道
 車両の老朽化に伴い、2023年度の運行終了が発表された
 奥出雲おろち号
 に乗ってきましたので、レポートします。今回は車両編です。


 専用機のDE10 1161です。専用塗色を纏ってますね・・・。


 トロッコ用車両の
 スハフ13 801
 です。



 車内です。トロッコ用として窓が取り払われ、木製の椅子が並んでいます。ボックスシートが大半で、シートにはベンチが設置され、そのベンチにはカップホルダーが付いて揺れ対策は万全!という感じでした。
 私が乗車したときはボックスシートが充てられたのですが、ゆったりとしていて、過ごしやすかったです。


 窓が取り払われたとはいえ、ガラスが無いから転落防止のために頭の辺りまで保護棒が付いてました。



 従来の車掌室部分の一部を改造して設置された推進運転用の
 運転台
 です。備後落合行きの下り列車はほとんどがスハフ13先頭になるので、本格的な運転設備・・・と予想していたのですが、意外とシンプルで驚きました・・・。運転台にはドアが無いんですね・・・。
 運転席の反対側は展望スペースになっていて、前面展望にはもってこいですね。



 運転台とは反対側の車端部です。よく見ると、車体むき出しなんですね・・・。
 車端部には車掌スイッチのボックスがあって、駅を発着する時に車掌はそのボックスを開けて、ドア開閉ボタンやブザーを取り扱っていました。そういえば、車掌室をつぶして運転台に変えてたこともあり、車掌はどのようにしてドア開閉や監視を行うのだろうと思ってたら、客室内から行っていたんですね・・・(ホーム上の監視も客用扉から出入りしてたし)。


 こちらは控車の
 スハフ12 801
 です。雨天時でトロッコ車に乗車できない時などで使われている車両です。とはいえ、トロッコ車と控車のいずれか乗ってもOKという状態だったので、トロッコ車に乗車せずひたすら控車に乗車する乗客もいました。
 スハフ13にはトイレがないということもあり、トロッコ編成で勇逸のトイレ付車両として機能していました。



 控車ということもあり、座席を簡易リクライニングシートに交換した以外は大きな改造は行われておらず、12系客車の雰囲気をそのまま残してました。控車はトロッコ車と同じ席番号に座ることになっているそうですが、実質自由席のような感じでトロッコ車の指定席券を持っていればどこに座ってもOKという状態でした。
 車体に大きな手を入れていないため、窓割と座席が合わず、控車に乗るときは車窓を眺められる席を選んで座ってました。



 レバーを引くと座席が倒れるが、背を起こすと元に戻ってしまうという簡易リクライニングシート、最近はかなり数を減らしており、貴重になってしまっています。なので、今回の乗車で久々に簡易リクライニングシートの雰囲気を味わいました。簡易リクライニングシートといえば、昔乗ったムーンライト八重垣(14系客車)、ムーンライトながら(183系)などを思い起こさせます。あんまり倒れないし、背を起こすと元に戻ってしまうから、あんまり座り心地がいいわけではなかった思い出があります。でも、今回は久々のその雰囲気を味わったので、懐かしさを感じました。

 その2では備後落合→木次かんの様子をアップしていきます。
 以上です。

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