斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

特別展示 2017・11~12

2017-12-29 20:17:05 | 鉄道
 京都鉄道博物館では期間を定めて
 特別展示
 を行っていますが、11月分と12月分を見てきましたので、その時の様子をレポートします。



 11月は10月に運行を終えてばかりの
 大阪環状線用103系
 が展示されていました。展示されたのはそれぞれの先頭車のクハ103-802とクハ103-843でした。大阪環状線用の最後の103系であったLA04編成に組み込まれていた先頭車ですね・・・。


 行先表示は時間を決めて変えていたようですが、撮影時は桜島線直通のものでした。運行番号はラストラン時の運用だった07Mを表示していました。



 103系にはHMが装着されていました。開業30周年と開業50周年のものですね・・・。30周年が1991年、50周年が2011年でしたよね・・・。


 車内です。広告は全て外されている以外は現役時代そのままですが、各所に外付けの電灯が・・・。制御車だし、展示線は非電化なので、そとから電線を引かざるを得ないんですよね・・・。というか、特別展示で車内に入れるのってなかなかないんですよね・・・。


 車内では103系についての解説もありました。写真のクハ103-1はここで保存展示されていますよね。


 屋根上にある無線アンテナなどです。こういうの間近から眺められるのもポイントですね・・・。



 12月は
 クモル145形+クル144形
 が特別展示されました。配給用として投入されたものですが、最近はあまり走らなくなったようですが、一応現役の事業用車です。めったにない機会なので、いろいろ見てきました。
 クモル145形+クル144形は文字通り部品の運搬に使われる配給電車ですが、101系の部品を流用して製造されたものだそうです。しかし、部品輸送のトラックへの移行などによって徐々に廃車が進み、残っているのはJR西日本のこの1編成のみだとか。


 クル144形の行先表示には「配給」と表示されていました。




 運転台後部の
 有蓋室
 です。小さな部品の運搬や乗務員の休憩室を兼ねているようです。やや大きめのドアが側面そして後部に取り付けられていました。その屋根上にはパンタグラフが付いています。パンタグラフはクモル145形とクル144形の両方とも付いていました。



 こちらは
 無蓋室
 です。トラックの荷台のような感じになっていて、大きな部品の輸送に使われています。ここが配給電車の大きな特徴なんですよね・・・。展示にあたって、パンタグラフ、車軸、連結器などの部品が置かれていました。


 そして、クモル145形+クル144形にはどんな車両にも連結できるように
 双頭連結器
 が付いていました。ただ、これはクモル145形+クル144形に共通しているものではなく、今回展示されたクモル145-1015+クル144-15は車両所での入り換えを兼ねている関係で双頭連結器に交換されたのだとか・・・。




 展示では無蓋室の荷台部分開閉の実演が行われていました。撮影時は荷台を閉めたときのものです。荷台はフックを差し込むことで固定する形でした。






 そして、双頭連結器の連結器切換の実演も行われました。双頭連結器なので、切換が複雑だろうと思っていたのですが、意外とフックを差し込んだり外したりすることで切り換えるというシンプルな構造だったのに驚きました・・・。

 以上です。

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