斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

常磐線原ノ町~小高間

2017-03-30 21:49:05 | 鉄道
 原発事故に伴い、常磐線では一部区間で運行見合わせが続いていますが、2016年7月に
 原ノ町~小高間
 が運行を再開しました。原発事故に伴う運行見合わせで、南側は2014年に竜田まで運行を再開していますが、北側の運行再開は今回が初めてとなります。その様子を見てきましたので、レポートします。




 小高行きの701系とその小高表示です。原ノ町~小高間はごく一部を除き原ノ町以北とは系統分割されており、もっぱら原ノ町~小高間を往復するだけのようです。小高行きは行先表示が用意されていたようで、小高と表示されていました。原ノ町~相馬間の運行の時は相馬表示がなく、無表示で走ってましたよね・・・。


 原ノ町駅の案内表示です。小高までの運行再開により、長いこと列車の表示がなかったいわき方面の表示において列車の表示がなされるようになりました。しかし、いわきと上野の文字が隠され、代わりに小高の文字がシールで貼られていました。


 原ノ町駅の光景です。少し前までは基本的に1列車しか発着していなかったのですが、2016年12月の浜吉田~相馬間の運行再開により、仙台方面と線路がつながり、6両編成の列車がやってくるようになりました。少しは活気が出た感じでしょうか・・・。
 側線には長らく651系と415系が取り残されていましたが、運行再開を前に搬出されたようで、私が来たときは停泊したと思われるE721系が出発準備をしているシーンを見かけました。


 原ノ町を出発します。2016年7月の小高までの運行再開により、列車が通じるようになりました。この区間は津波被害を受けていないため、線路自体は地震前とはほぼ変わっていません。


 原ノ町を出て4分で
 磐城太田
 に到着しました。原ノ町~小高間で唯一の途中駅です。相対式ホームを持っていますが、現時点で列車の交換は行っていないようです。でも、方面でホームが決まっているため、駅舎とは反対側のホームに到着しました。


 磐城太田を出て5分で
 小高
 に到着しました。ここまでです。小高という町にもようやく列車が来るようになりました。



 小高駅は相対式ホームの2面2線で、中央に中線を持つ構造になっていますが、下り本線上に仮のホームを設置し、中線を使って列車が折り返ししています。仮ホームを設置して中線で折り返すのは亘理や広野でも見られました。仮ホームは2両対応でした。となると原ノ町~小高間は2両編成しか入線できないということになりますね・・・。
 仮ホームは駅舎側のホームと接続しているので、駅舎からすぐにホームへ行けるようになっていますね・・・。


 改札口です。改札口上には線量計が設置されていました。原ノ町以南はICカードに対応していないようで、カードリーダーなどはありませんでした。



 小高の時刻表です。概ね1時間に1本で、昼間を中心に2時間空く時間帯があるようです。ほとんどが原ノ町行きですが、12時30分発の1本のみ仙台行きとなっています。仙台~小高の直通列車は1日1往復が設定されていますが、おそらく車両の出入庫を兼ねてのことでしょうね・・・。
 小高発着の列車は相馬~浜吉田間の運行再開により本数が増えたようです。


 小高駅前の代行バスのバス停です。原ノ町~小高間の運行再開に合わせて代行バスが乗り入れるようになったようです。ただ、本数は変わりありませんでしたが・・・。

 以上ですが、4月より小高~浪江間も運行再開されるようで、原発事故に伴う運行見合わせ区間も徐々に運行再開しつつありますね・・・。これは明るい話題ですね。
 以上です。

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