19日のお天気
善き人のためのソナタを観ました
前に観たいと思って忘れてましたが
某所で載せてられたので、思い出してさっそく借りてきました
やっぱ、良かったです
<キャスト>
ゲルド・ヴィースラー大尉(国家保安省シュタージの一員)・・・ウルリッヒ・ミューエ
ゲオルク・ドライマン(劇作家)・・・セバスチャン・コッホ
クリスタ=マリア・ジーラント(女優)・・・マルティナ・ゲデック
アントン・グルヴィッツ(中佐)・・・ウルリッヒ・トゥクル
ヘムプフ大臣・・・トーマス・ティーメ
あらすじ おおざっぱですが~
1984年の、東ベルリン。
ヴィースラー大尉は国家に忠誠を誓う真面目なシュタージ。
彼は、劇作家ドライマンとその恋人で女優のクリスタを監視する任務に就く。
ドライマンのアパートにはあらゆる場所に盗聴器が仕掛けられ24時間監視される。
ある日、ドライマンは友人が自殺したことを知り、
その友人がくれた楽譜“善き人のためのソナタ”を弾く
それを盗聴していたヴィースラー大尉の心境が少しずつ変化してゆく・・・
結局、自分のために、恋人ドライマンを裏切ってしまったクリスタ
二人ともを助けようとしたヴィースラー大尉
クリスタは自分のしたことに耐え切れず車に飛び込み命を落とす。
ヴィースラー大尉は左遷させられた
数年後ベルリンの壁が崩壊する
2年後、
ドライマンはある舞台で、会ったヘムレプから、
自分を完全監視していたと聞かされ、自分の家に戻り、
部屋を調べ始めるとあらゆるスイッチや壁の中を這う線に呆然とする。
記念資料館で、自分の資料を読むドライマンはその内容を知る
「なぜじぶんが捕まらなかったのか」
反体制の友人たちと西側に流す記事を話し合ってたが
それを舞台の脚本と記されていた
ヴィースラー大尉がそう残したのだ
恋人クリスタの裏切りが事実だったことも
ヴィースラー大尉が左遷されたことも、記されていた
ドライマンは、そこに書かれていた監視者<HGW XX/7>の本当の名前を知った
車の中からその人物を眺めていたドライマンは、車から降りはしたが、
彼に語りかけることなく去っていった
その2年後ヴィースラーは本屋で、ドライマンの本をみつけた
買おうと店員に渡すと、「ギフト包装は?」と聞かれ
「いや、わたしのための本だ」と答えた
本には、ヴィースラー「感謝をこめてHGW XX/7に捧げる」と記してあったのだ
お互い話をすることなく、感謝する側、される側で、気持ちが通じた事
自分の意思でしたことを淡々とうけとめたきた
ヴィースラーの最後の言葉
「いや、わたしのための本だ」
に、涙が込み上げてきた
そして、この映画の事を調べてみると
ヴィースラーを演じたウルリッヒ・ミューエが54歳という若さで、
2007年に亡くなっていた事がとても残念でならない。
東ドイツがどんな国だったのか、よく知らなかった私でも、
西と東に分けてしまった壁が崩れた事に
本当に良かったんだと思いました
思想も、言葉も自由な日本の幸せを
大切にしていかなければ・・・・・
ただ、地位も権力もある大臣が、女優を自分のものにしたいために、
恋人である劇作家をなんとかしようとした事が大きかった気がする
あほな大臣やな~~~下世話な考えですいませぬ
いつも、ヘタな感想のROKOMOKO