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かおなし




不景気である。

先週訪れたパリでも、ソルド2週目にもかかわらず、モノが山ほど余っているのが目についた。
パリの店員さんは普段からとても親切で気持ちのいい人が多いが、さらに腰が低いような気がした。


多くの国で、会社がバタバタ潰れる一方で、国民の消費を促そうとしている。
資本主義はその本質のために、いついかなる時にも、もっともっとモノを作れ!もっともっとモノを売れ!もっともっと人々の欲望を煽れ!と要求し、無限に自己を拡大しようとする。

ああ、こんな童話があったなあ。娘は「顔なし?!」と言ったけど(笑)。ちょっと違うかなあ。


海のむこうでは民草にお金を使ってもらうために一人当たりわずかな現金が支給されたり、「自社製品を買え」と会社が社員を脅したり、そんなことが無駄なあがきに見える人が責任者の中にいないのだろうか。不思議。
今のシステムを修復しようとすると同時に、一つのシステムには寿命があるということを心において、次にはどんなシステムが来るのか備えるような人が責任者の中にいないのだろうか。不思議。


革命によって社会主義は到来しなかったが、別の理由でネオソフト社会主義が到来するかもしれないような今日この頃。


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