さわしかつのおつる(麋角解)鹿の角が落ちる/第六十五侯 

2016-12-26 20:43:01 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
水槽の魚に今年の水足せり 柏原眠雨 福引に得し石鹸の福の泡 同 町失せて星の増えゆく年の暮 同 羊羹のひと切れが立つ冬景色 藤本美和子 海水と真水の出会ふ淑気かな 同 飯櫃入(おはちいれ)とばす悪妻猛母なり 青萄 (一句一遊・水曜日) 高級な毛布にこむら返りかな 同 (ポスト・人) . . . 本文を読む
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冬至(一年で夜が最も長く、昼が最も短くなる日)/なつかれくさしょうず(乃東生)夏枯草が芽を出し始める/第六十四侯

2016-12-21 00:05:00 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
東京は別れるところ水中花/岬 雪夫 死ぬほどに愛していしがかき氷/和田悟朗 雲の峰もう奪ひあふもののなし/大木あまり しつこく枇杷の花~花はショボいですが、思いのほか?香りがとても良いのです♪見つけたら鼻を近づけてみてね(*^_^*) 薄日して終の住処や枇杷の花/小笠原弘子 物事の終りは見えないが、年賀状は書き終えてポストイン😾🐦😻晩ごはんは、串かつとおでん。コ . . . 本文を読む
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さけのうおむらがる(鱖魚群)鮭が群がって川をのぼる/第六十三候

2016-12-16 19:46:08 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
佛滅で良いではないか櫻鯛/中原道夫 鳥曇男の嫉妬あぶらのよう/宇多喜代子 うつしみは涙の器鳥帰る/西村和子 冬薔薇や賞与劣りし一詩人/草間時彦 本買へば表紙が匂ふ雪の暮/大野林火 うっ‥うぐぐ~冬怒涛の日々が今日とりあえず一段落(/_;) 怒涛はこれからも年末年始にかけて順次やってくる予定、つ、つらい、ですが、私なりにがんばりますよ。いえ、風邪とかは大丈夫ですぅ😅 何かと気 . . . 本文を読む
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くまあなにこもる(熊蟄穴)/熊が冬眠のために穴に籠る/第六十二侯

2016-12-11 14:52:43 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
いよいよ冬になったな、とつよく感じる今日この頃であります。 年越しや正月は今の家で過ごしますが、そのあとがまだはっきり決まっていません。 ブログをやっていて良かったのは、すばらしい人たちと知り合えたこと。特にビビちゃんは、心にあかりの灯る友だちと思っています🎵良いときも悪いときも、変わらぬ態度で見ていてくれる優しい人です。 私は特殊な家庭情況や環境に生育し、心身に多少の障害も . . . 本文を読む
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大雪(たいせつ)/雪が本格的に降りだす頃/そらさむくふゆとなる(閉塞成冬)天地の気が閉塞し冬になる/第六十一侯

2016-12-07 00:05:00 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
2016年度/青萄的俳句代表5句 陽炎の割れていきなりニューヨーク 長き夜の甘さびしさやマヨネーズ 抽斗(ひきだし)に風のうづ巻く草紅葉 翔け伸びて白鳥のくび鷺のあし 晴れわたる百年後にも蘆刈つて . . . 本文を読む
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冬木の枝しだいに細し終に無し/正木浩一

2016-12-04 19:35:37 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
南瓜煮てやろ泣く子へ父の拳やろ/磯貝碧蹄館 賀状完配井戸から生きた水を呑む 同 一人だけ死ぬ冬空の観覧車 同 太陽に空洞のあり金盞花 同 列柱・ハープ・主の血の管(くだ)を冬の月 同 . . . 本文を読む
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汝(な)が声にまぎれなかりし寒夜(かんや)かな/久保田万太郎

2016-12-03 14:06:52 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
百百百百百百百百の飛魚(あご)/宇多喜代子 冬の泉僧去りてより雪匂ふ/優空 冬隣ペットショップをのぞく猫 同 わが書庫は図書館と決めてより涼し 同 図書室にきみ仄待ちし朱夏ありし 同 . . . 本文を読む
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たちばなはじめてきばむ(橘始黄)橘の実が色づき始める/第六十候

2016-12-02 19:48:55 | 空見屋のスマホで絶句Ⅱ
躓くや涼しき尾つぽなきゆゑに/大木あまり 投げ出して体しづかや草紅葉/阪西敦子 うろこ雲ことばを減らしつつ老いる/対馬康子 巣箱にもお隣りのあり不仲なり/中原道夫 駅から五分冬怒濤から五十年/今井聖 うつくしき先進国や紅葉鍋/優空 旅人を降して帰る馬涼し/優空 . . . 本文を読む
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