羽黒山神社の獅子
中山純子/大年へ人の昂ぶり機の音
林由美子/大年の色ゆたかなる火を使ふ
梵天
大年の漂渣マイクロプラスティック/青萄
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季語・年の暮(傍題・歳暮 歳末 歳晩 年末 年の尾 年の瀬 年の果 年の終 年堺 年つまる 年迫る 年尽くる 年暮る 年満つ 年の別れ 年の限り)
今日は寒波も少しゆるみ 氷もややとけた模様(午後5時頃の散歩コース)
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我が血には博徒に山師曼珠沙華 阿部宗一郎 阿部宗一郎は関東大震災があった大正十二年生まれ。個性派揃いの小熊座にあっても、ことに異彩を放つ。十六歳で戦地に赴き、四年六ヶ月のシベリア捕虜生活を経験してもいる。そうした青年期 . . . 本文を読む
冬の背高泡立草
墓標とも冬の背高泡立草 大澤保子
個人的なことになるが、昨年十二月の「街」とのコラボ句会に参加した際、私は、
我々も霜の背高泡立草 高野ムツオというのを出句した。ただし自分自身に〈霜を被り背高泡立草菩薩〉というのが . . . 本文を読む
夕景のシダレザクラ↑ 冬桜である十月桜は満開に 子福桜もちらほら花を咲かせていた🌸
火となるのか吹雪となるのかおしら神 佐々木とみ子
「おしら神」つまりおしら様は柳田國男が『遠野物語』以来、養蚕の起源を説く異種婚姻譚としてよく . . . 本文を読む
チュウサギ
冬蝶となる老犬の眠りかな 須藤 結 蝶については今度刊行する『鑑賞 季語の時空』でも、触れているが、日本の詩歌によく登場するのは俳諧の時代になってからである。万葉集には詠われていない。 詠われるようになっても現実の蝶より『荘子』「斉物論」の「 . . . 本文を読む
嵐山の本で谷川健一という名前を知り あの谷川雁の2歳違いの長兄だそうだ 谷川家は4兄弟で雁が一番有名ながら 兄弟揃ってのいずれ劣らぬ論客ぞろい 雁のサークル村で勉強して世に出たのは石牟礼道子である 谷川健一は民俗学を追求していた↑
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マスクの世言葉を隠し声隠し 津髙里永子 コロナウイルス禍の昨今、マスクを題材とした句が季節を問わず見受けられるようなった。マスク着用が通年となったせいである。ただし、ウイルス感染防止のマスク俳句では扱いにくい。マスクは冬季の感冒や寒気を . . . 本文を読む