福岡の看板屋 独り言(看板.・カワムラ)TEL092-935-7058

皆様に生かして頂いてる看板屋としての呟きです。内容は独り言なので、万が一気分を害された方が居られましたら何卒ご容赦。

商店街 頑張れ!

2007年10月26日 | Weblog


先週の日曜日、大分の湯布院に行ってきました。

温泉の名所だけあって観光客の多いこと 多いこと・・・。

地方では普通、ショッピングモールに客を奪われ 商店街が悲鳴をあげている

のですが、私の見る限りでは 湯布院の商店街、とても潤っていましたね・・・。 

繁盛の原因は 温かみのある懐かしい昭和街を思い出させる雰囲気づくりでしょう

ね・・。手書きの日本映画の看板等は 昭和ならでわの物・・・。良いものです。

日本で有名な湯治場という事の強みもあるでしょうが、商店主、皆さんの努力が大

でしょう。温泉街の特色を生かした街づくり・・・。オンリーワンの一つでしょうかね。

しかし どんなに有名な温泉があろうと集客力がなければどうする事もできません。

あの 繁盛ぶりは温泉街に店を構える方達の努力の結晶なのでしょうね・・・。

独特の雰囲気を醸し出していますね・・・。充分に 観光気分を味わいましたよ。


ところで 私の知る商店街は 大店法の規制緩和策で大型店舗が建ち並びショッピングモ

ールが客を奪い 瀕死状態です。それじゃあ 「ショッピングモールにある物って商店街

にあるもの以上に優れた物ばかりなの?」って問うと それはNO!です。

天ぷら屋さん 一つにしたって 商店街で頑張っている昔ながらの天ぷら専門の店の方

が格段に美味いし。価格は良心的です(あー天丼食べたい・雑餉 銀天町ささやの天丼)

しかし、どんなに 美味い物や良い物を並べても 集客が乏しければ駄目です。

商店街の敗因は大手資本のイメージ戦略の勝利であると言えましょう。

そこで 商店街集客の方法として、当たり前の提案なのですが・・・・。

商店街側が 若者に企画を任せる(これは要です)

イベント会場をつくったらどうでしょう。それに加え 壮年・婦女の各同好会の参加

等・・・。街ぐるみ老若男女全てが楽しく集える場所を提供し集客を謀るのです。

カラオケ大会でも良いではありませんか・・・。それに加え、

商店街側、利用者が「和服の日」を設定し 普段箪笥の肥やしになっている 和服着

用を奨励するのも 街の景観を変える面白い試行なのかも知れません。勿論、売る側は

和服着用ですよ。(和服を着た人は2割引とかね・・・。)

若い娘達に 和服着用の機会をあたえるのも 喜ばれるでしょう。

彼女等は センスいいし、広がりの大きい ヒットメーカーでもあるのです。

外国から来た観光の方達も、日本を感じる事ができる 場になるかも・・・。

人間は寂しがり屋であり にぎやかで 楽しいところに集まる習性を持っています。

ショッピングモールでもイベントをやっていますが 「温かみ・ふれあい・地域ぐるみ・

観光」というキーワードでは 商店街に敵わないでしょう。

最後に力説しておきたい事は 子供・若者が集まらない所に 活気はないという事です。

大都市が活気付いているのは 多くの若者が存在しているから・・・。

幕末期、武家の支配する封建社会を近代社会に導いたのも 20.30代の若者だったので

すから・・・・えっ?今の若者は質が違うって?・・・・そんなとは 無いと思います。

最近、彼等(若者)と触れ合う機会がありますが 話してみると 中々 立派な考えを

持った方達も多いですよ・・・。ただ 目的が金儲けになってしまってる!

悪因は 資本主義社会を信仰している国家のミスリードでしょう・・・。

これは 価値革命して行かねばならないと思います。・・。

そうしないと とんでもない事になっちまう。ただでさえ 環境破壊も進んでいるのに。

これこそ本当の「欧米化」ってやつですね!話が飛びましたが

若い人達には 時代を変えるほどの 目に見えないパワーがあるのかも知れません。

ですから 若者を嫌わず、彼等をこちらの味方にする事が肝要と言えましょう・・・。

彼等を受け入れ、若者が創り上げる居場所こそが活気ある街になると思います・・・。

モラルの問題は大なり小なり出てくると思いますが・・・。智恵を出しましょう。

PS この前 ある飲食店の若いご主人が相談に来られました・・。行ってみると 

   英文字乱発で 見てくれは良いのですが 何屋さんか 判りません。
   
   「欧米化」!失礼・・・。

   看板の使命は一目で判るアピール制が要求されます・・。雰囲気作りも大切ですが

   存在を明らかにする重要性を忘れずに・・・。ここはメリケンではなく日本ですか   
   らね・・・。

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かくし芸大会を考える

2007年10月22日 | Weblog
光陰矢のごとし・・。今年もあと3ヶ月です。早いものですね。正月は 明るい気持ちで

迎えたいですね。頑張らねば!ところで 正月というと「新春スターかくし芸大会」 

来年の事を言うと鬼が笑いそうですが・・。昔、正月番組の華でしたね・・。

でも 近年、かくし芸大会がつまらないと考えているのは私だけでしょうか・・?

いやいや 決して タレントさん達個人を否定しているのではありません。ご容赦下さい

何故につまらないと思うのか・・・その理由を述べますと。単刀直入に「かくし芸大会」

の意味を成していないから・・・なのであります。

昔は専業歌手がドラマを演じたり 専業俳優が 踊りを踊ったり ふだん見せない芸を

披露するから 面白かったんですね・・。「へえー ○○は 真面目そうなのに 漫才も

できるのか」「○○はコメディアンなのに ハリウッドスターみたいだなあ」とか・・

その道を追求する人達の意外性が受けたのです。

最近は バラエティー番組なるものが 日常放送されていますので 多芸のタレントさん

達が画面で大活躍されています。だから 正月にかくし芸やっても 有り難味がわきませ

ん・・・。外食産業でいうと バイキング料理で腹いっぱい状態でしょうかね。

タレントさん達も飽和状態・・・一年経つと消えていく方もいらっしゃいますね。

個性がないから 生き残れない・・・。その個性とは何ぞや 個性=芸の追求でしょうか

いくら 芸がうまくても 追求して得た芸人の芸には敵わないってとこでしょうか・・。

しかし最近、 悲しい事に 芸能界でも歌唱力抜群の歌い手さんが 「仕事がない」と 

嘆いていると聞きました。とても、勿体無い話です・・・。

私は芸人ではないので 大した事は言えませんが 職人の世界も同じかも知れません。

昭和の時代は 専門職個人の技術が評価されていましたが、今は パソコンの普及で

情報が氾濫し、誰でも お手軽に物が作れる時代になりました。職人要らずになったわけ

です。(良い事と言えば インチキ・似非物は 通らない世界になりましたがね・・・)

しかしながら、師匠(先輩)がいて弟子がいる世界・・・

(あくまで 私の師匠は父です)

武道の世界でもそうですが 機械から人間へではなく人間から人間へ伝承してゆく事の尊

さがなければ 奥行きの無い薄っぺらい価値のない物になってしまうのではないかと思い

ます。単刀直入に言えば 人間主義に徹したオンリーワンの尊さでしょうか・・・。

所詮、付け焼刃はもろいものです・・。

平成の社会も この奥底に流れるものに 価値を見出して欲しい物です。

人間の存在を無視して 無闇に消費する事だけを良しとするならば

平成の世は 温かみの無い 閑散とした世の中になるでしょう・・・。

もう なっていますけどね・・・・。


私の大好きな ポール マッカートニィー 彼は 音楽を追求した偉大な人であると

思いますね・・。生まれ変われるなら ポールのような人間に生まれ変わりたい・・。

昔 バンドやってたときは ギター持って よく彼の曲を歌いました・・。

親戚の結婚式でも ギター片手に歌った歌です。 英語ペラペラの親戚が 多かったので

恥をかかないように 何度も練習しました・・・今にして思えば 汗顔の至り・・(汗)