福岡の看板屋 独り言(看板.・カワムラ)TEL092-935-7058

皆様に生かして頂いてる看板屋としての呟きです。内容は独り言なので、万が一気分を害された方が居られましたら何卒ご容赦。

ご先祖様の話

2011年04月10日 | Weblog

ネットサーフィンしていると、五島市の市長さんが 我が家のご先祖様について

書いてくださった記事を見つけました・・・

(ありがとうございます。この場からの無礼お許しを・・・)

 

昔、ルーツというアメリカのドラマが有名になり ご先祖様探しが流行りましたね。

私の家は、流行に左右されること無く、昔から盆になると 父方の親戚が集まって 

叔父(長兄)から 先祖の由来について話を聞かされました。

家族一同、毎回 毎回 饒舌な叔父の話に引き込まれ夢中になっておりました。

 

彼は、文才のある人で 同人誌に載せた小説を読ませて貰った事がありますが

作品はとても奇抜で 私の記憶に今も強烈なインパクトとして残っています。

その叔父が先祖について語り継ごうと云うのですから、 私の歴史好きは 

この恒例行事に起因しているかも知れません。

 

我が家に伝わる 鎧武者、お姫様伝説・・・

何でも、姫様方の血筋を遡るとかなり身分が高いらしい。

叔父:「世が世なら、一族の長は俺になるのだが、子に男子が居らぬゆえ

    世、亡き後は しーちゃん(私)が当主だな 苦しゅうない 近う!」

私 :「ははあーっ!」

私 :「織田信長の家紋と一緒ですよね!?何か関係があるんですかね!?」

叔父:「・・・」(んな アホなと思っているのかも知れない)

リズムある会話がパタッと途切れ 彼からは織田の話は一切出てこない・・・

(えっ!?何か気に障ったのかな?)

姫様の話より、夫である本筋の方に夢中みたいだった。

(姫様の方に興味があるのに・・・)

ビールを一口、 気を取り直した様に 夫筋の歴史を語り始めた。

叔父:「お庭番!」

祖母:「植木屋さんだったってや・・・」

私:「えっ!?隠密 上忍?・・・確かにミステリアスではありますが・・・」

恐る恐る、叔父の顔色を窺がいながら

私:「恐れながら・・・お尋ねしたき義、此れあり・・家紋の由来は・・・」

すると突然 叔父のビールの入ったコップを持つ手が震えだした

一瞬 カッと目が見開いた様に見えたと同時に突然 引きつる頬!

眉間にしわを寄せガバッと立ち上がり 般若の様な顔をして 席を立つ!

私:「ひいいい!なななな何!?」と仰け反る私の横をズカズカと通り抜ける叔父。

普段 温厚で優しい叔父だが それは それ! 侍の血筋、眼光が異様に鋭いのだ

父も叔父も若いときは彫が深く、羨ましいくらいの強面なのでありました。

しばらくして ニタリ顔の叔父が戻ってきた

叔父:「ふう!新幹線の中で冷房が効きすぎていたので 腹を下してしもうた!」

(なっ!なんじゃ そりゃ・・・)胸を撫で下ろす私・・・

叔父の話では ウチの先祖様が貰い受けた姫君がかなり身分の高い人で

その家紋をそのまま受け継いでいるとの事・・・

叔父は、特に姫君のルーツにはこだわっていなかった。

 

だが、今年2月 市長が紹介してくださった記事が発端となり 

お姫さまが、ある大名の娘だと言うことがわかった次第。

織田瓜 家紋が同じ!?

「なーんだ 信長公の血筋じゃないのか・・」と落胆していたところ

「それじゃあ 家に伝わる徳川家の料理は!?」との想いにハッとして

 

その大名の家系を遡ったら・・・直ぐ家康公と信長公の血を引く姫君に行き着いた。

「やっぱり!」 興奮した私は、年号から時代背景を調べ上げ

昔、叔父(次男)が亡くした家系図を再生させるような思いで 

歴史の闇に身を投じたのでありました。

※(一族で家系図の話は厳禁! 理由は亡き叔父(次男坊)への批判合戦が

  始まるからだ・・・・普段は仲が良いのに 余程、くやしかったんだろうなァ・・・)

 

しっかし!マア ご先祖様は歴史的大事件に関わりがあるのではと推察!

時は過酷な武家社会!姫様の心中 如何許りであったろうか!!とおもい 

赤の他人であれば、今迄にない歴史小説でも書けると思うのでしょうが

恐ろしくなって断念致しました。

平凡である事が、如何に幸せか身にしみたのでした。

 

それにしても、あの叔父のことだ かなり調べ上げたはず・・・

マサカ、私が感じた同じ理由で歴史小説を断念したのか・・・・

 

PS 事実は小説より奇也・・・とありますが、一家に伝わる言い伝えが

   歴史の謎を埋めるとき、史実を一変させるのかも知れません。

   あくまで、ロマンを込めて一言・・・