妻は洗濯が丁寧だ・・・
私はトランクスしか履かないのだが かなりの年数
長持ちさせてくれている。ありがとう ナマステ・・・
オブリガード・・・ダンケシェ~ン
独身の頃は、節約の為に 高麗人が被っている
帽子のような スケスケの布で作った
安物のトランクスを着用し 被れちまって 酷い目にあった・・・
昔は、k国製の物は粗悪な物が多かった。
よせばいいのに、次も安物買いしたT国製のトランクスは
見た目の縫製はしっかりしていたが、ツルツルの水を弾く生地で
作られていたとは知らずに買ってしまい。
吸水性・通気性が無く、下着の意味を全く成さなくて
大変な事になった・・・
まるで 傘の布をパンツにしているのと変わらず
こりゃ又、ひで~目に逢ったのだ。
一滴でも、残そうものなら 弾水効果でホロホロと・・・
や、辞めておこうっ!
こっ、ここでは、名誉のために、詳しくは語らない。
だ、脱線しちまった 話を戻そう・・・
そろそろ このパンツも限界だろう・・・
しゃがむだけで びりっ!と破れるくらい
薄くなっちまった・・・
弱弱しくなったゴムをビロ~ンと伸ばし
「もう、そろそろ 買い替えせんば」と思案す。
しかし、よくよく考えてみたら ゴムの消耗を考えると、
こりゃあ ふんどしの方が長く使えるのではないか?と
思ったのだ。
袴もそうだが、ベルトやゴム要らずで 紐はどの体系にも
フィットするし古着を解いて 自分で作ることも可能だ・・・
赤子のオムツで作ると最高だろう。
(あっ 今は紙で使い捨てかっ!)
日本古来の着衣は、シンプルだが中々奥が深い。
男なら一度は、身につけてみたい ふんどし・・・
(ってか己だけだろう!)
過去、人気女優が身に着け グラビアに載り
日本男児の象徴であるはずの物のイメージが可笑しなものに
変わったが・・・
かの、坂本龍馬も西郷先生に「先生!先生のふんどしばぁ下さい
家宝にしますからっ!」
と懇願したらしい。
(拙者も龍馬と同じ所に居たら 同じことを言っただろう・・・
要するに
女学生が好きな男の第二ボタンを下さいと言っているような
ものだ)
しかし、「ふんどし」という ネーミングが良くないっ!
なんちゅう ダサい名前なのか・・・
昔、トある旅行のバスの中で 4~50歳位のオッサン夫婦の
会話が耳に飛び込んできた。
奥さん:「も~う 何でいつも パンツにウンコがついとると
かいなっ!」
オッサン:「馬鹿チン!男は、誰でも 少しはついとるもん
たい!」
奥さん:「そんな事 あるもんねっ!」
オッサン:「昔は、みな ふんどしを履いとったろうが あの、
ふんどし というのは糞をドシっと 洩れんように
するけん ふんどしって名前が付いたとたい!
やけんが 誰でもつくとっ。」
(嘘をこけっ!嘘をっ んな事あるかい
勝手な解釈すんなっ!フンをどしっ!って)と
二十歳そこそこの私は このオッサンの手練手管に啞然とした。
奥さん:「へえ~そういう意味たいね・・・」って
信じているのにゃ~腰を抜かしそうになった
(おい、おい おい パンツにウンコがついとるのが
当たり前だ)と、己を正当化する
この、オッサンも酷いが 騙される おばはんもおばはん・・・
嗚呼、人間ってのは騙され安いのだなと切なくなったのだ。
恐らく、このおばはんは、このオッサン、オンリイで
生きてきたのだなと・・・
「純愛」とは ある意味、洗脳とは切って切れんものがあるの
ではないかと複雑な気持ちになったのだ・・・
まあ、しかし恐らく ふんどしという ネーミングも、
本来は他の意味がちゃんとあったんだろうが、
こういう、詭弁を平気でいうオッサンのような人が変化させて
流布させたのかも知れない・・・
尻切れトンボになっちまった まあ、いいか 独り言だからなっ・・・って 俺は何が言いたかったんだっ!
そ、そうか・・・テーマは「ふんどし」だから これで良いのだ。
ps 昔はウォシュレット(尻洗い器)なんかなかった。
オッサンは多分、痔だったんだろうな
だけど、その時や~ 気色悪くて 潔癖症な私は、
バスの席に再び戻ってきたとき オッサンの座っていない
場所である事を確認して 座ったのだった。