寒くなりました・・・
冷たくなった 外の外気を吸い込もうと庭に出ると ズルッとすっころび
そうになった。女子体操選手が 大股を広げて柔軟をアピールするかの
如く バナナの皮で滑って 開脚のポーズになってしまった。
「ウギャッ！誰かいな！こげなとこにバナナを食い散らかしている奴ァ
！？死んでまうわっ！」
よく見ると 違った・・・柿の実をふんずけて スッこけそうになったのだ。
（洋物の漫画はバナナの皮でスッ転ぶが 和物の漫画は柿の実で滑るのをパターンにしたらどうだろうか・・・実に日本的で風流だ。）
カラスが我が家の庭先の熟し柿を咥えて 落っことしていやがった。
おまけに ゴム草履の裏はツルツルの殺人スリッパ・・・
「うーむ・・・コリャ いかん 成敗してくれる！」とメラメラ怒りの炎が立ち
上って来たが カラスにも生きる権利があるのだと、仏心になった時
気分を切り替える為に別のことを考えたのだ・・・
母が結納の席用に新しいカッターシャツを買って来てくれた事があった。
当然 私の体からするとL寸法なのだが 当時、某国製品が驚くような
安価な値段で入って来ていたので 数枚購入したみたいだ。
当日、モやっとした 顔で歯を磨いていると 「これば 着ていきなさい
早ようしなさいよ！もう時間やからね」と追い立てるように
オニューのシャツを渡してくれた。「ありがとう」とボーっとした顔を
鏡で眺める私・・・シャツに袖を通しネクタイを締めるがどうも思ったよう
に カッコよくならない。一生懸命に整えるが 不自然に襟が立ち
収まりが悪いと言うか 何というか・・・
「ありゃ？こりゃ？祝い用のシャツなのかな・・・モーニングのシャツも
おかしな形だもんな・・・」と気にせずに背広を羽織り 会場へ・・・
結納の儀式が終わり 料理をパクついていると・・・
義母が私の胸元をジッと凝視している。
私：「どうしました？」
義母：「イヤ、貴方のネクタイの位置は 何かおかしいね・・・」
私：「そうですか？」
義母：「私は お父さんのシャツをいつも買っているからわかるんやけど
そのシャツは 首周りが大きすぎない？」
パクついていた箸を置き
「そうですかァ？
」と改めて気にしてみた。
あーっ！
義母 ご指摘の通り ネクタイの結び目が胸骨の真ん中あたりに来てい
る。マルで 胸元がガッパリ開いたVネックシャツ！
たまに 女性モデルが ブカブカなシャツでネクタイをしてセクシーポーズ
を決め込んでいるが・・・
あんなもんじゃなくて デーン！と
首周りが空いて結び目が
下にあり スゲーカッコ悪かったのだ。
昔、子供の頃 帽子を被せられ
眼鏡を掛け 親父の服を着て ふざけて写真に納まっていた あのズンダ
レた姿に近い・・・それにしても その首周りの寸法は 相撲取りの小錦
二人分位のサイズで肩幅の寸法からしても マッチ棒の上にスーパーボ
ールを差した様な あんな、へんちくりんな体つきの人間が存在するわき
ゃないのだ。
流石！輸入物！日本男児らしく 紋付袴にすれば 良かったっ！
母は シャツの選び方が 判らなかったのだろう・・・
首周りのサイズを重視せずL・S・Mの寸法で判断して買ってきたらしい。
緊張でシーンとしていた会場が 一同 大笑いになった。
追伸
それにしても 気づかぬという事は大変だ。自分では 「まあ こんな
もんか」等と思い込んでて 他人の指摘を受けるとギョッとする事がある。
景気が良くなっている等と信じ込んではみたが・・・
おいおい！何か 再び市場原理主義の権化K政権時の悪夢を見続けて
いるようだ。あいも変わらず地方は蚊帳の外で景気は全く良くなっておら
ぬではないかいな。おまけに大本営発表真っ青の嘘っぱちばかりの
アジテーションにゃ 翻弄されるばかり。
財政出動は全く聞かないし 怪しい団体が公的資金の斡旋ば
やっとる！ マサカ これを金融緩和等と言わないだろうな。
これで景気回復時の消費税アップと言うのなら東京だけ導入すればよろ
し！もう 政治屋は何もしてくれない方が 良かったのではないだろうか
最早、手遅れだが・・・これじゃ お約束のスタグフレーション突入だ。
わざと ミスリードやっとるんじゃない？そんな こんなで
生き辛い社会になったんで 悪さばかりする カラスが増えたのかなと・・
♪ 三千世界のカラスを殺しー主と朝寝がしてみたい～♪
こりゃ 高杉総督の都都逸・・・
わかるかな？わかんねぇーだろな・・・・