2011年記事
梅切らぬバカ 桜切るバカと言う言葉がある。
これは 樹木に咲く花を美しく咲かせるための剪定の方法
なのだそうだが・・・
一昨年、無闇に何も知らず 柿ノ木を切ったバカチンが居た・・・
私だ・・・
毎年、秋になると実を沢山つけてくれていた柿ノ木。
沢山なるのは良いが 果実が小ぶりなので もう少し大きな実が
つかないだろうかと欲を出したのがいけなかった。
何故、こげなアホな事になったのか・・・
トある近所の公園で麦藁帽を被り 長靴を履いたご老人と出会った。
家庭菜園の達人というより 農業のプロといった雰囲気の人だ。
で、そこで どういう経緯で こげな話題になったのか
私:「私の家族は果物好きの癖に柿の実が沢山生っても あまり
喜ばんのですよ」
老人:「ほう?それは おかしな話ですな・・・大きな実ですかのう?」
私:「いえ 小ぶりな実が沢山・・・」
老人:「ふぉっ ふぉっふぉ(www) そりゃあ 貴方、数生るより
大きな実が好まれるとですたい!剪定ばせんにゃ!」
仙人の様な神々しい微笑みは 私の心に火を灯したのでありました
早速、家に帰り 実家から デッカイ剪定用のハサミを持ってきて
我が家に生る 柿ノ木を ベートーベンの第九を口ずさみながら
バッサ バッサと切りまくったのであります。
待つ事半年・・・ するとどうでしょう!
柿の実は一個たりとも 実らぬではありませんか!
呆然と葉っぱだけの柿ノ木を見上げる私に
義母「めちゃくちゃに 切ったけん 柿ノ木が腹かいたとバイ・・・」
義母は柿好きで 楽しみにしていたようだ。
私:「農業のプロから ご教示賜ったとです 間違えは無いはず」
数日後・・・
トある コンビニでレジ待ちをしていると
スーツ姿の、こ洒落た老紳士が入ってきた。
(はて?誰やったっけ 何処かで見たような・・・)
「あっ!」
あの時の農業の仙人様だっ! サンタクロースの様に顔中白ひげ
だったのに スッキリ剃られているし髪の毛も黒々している!
眉毛まで 染めてからに 一直線につながっとるやん!
まるで こち亀の両津勘吉みたいやん!
でっ!なんで 背広姿なのだ???
弁当コーナーに居る彼に近寄り
私:「こんにちわ」
誰だろうと戸惑っているのだろう 目の焦点を泳がせながら
どこか ぎこちない会釈するサンタクロース仙人。
私:「今日はお出かけですか?」
老人:「仕事中です・・・」
(仕事中だぁ?背広着て 農作業すんのか?)
私:「農家の方じゃなかったんですか?」
老人:「いえいえ 違いますよ」
(急いでいるせいだろうか あの時の人を包み込むような会話
では無く 妙によそよそしいじゃん・・・)
半年前に会った私など覚えている風じゃなかった。
気さくに話しかけてくる見知らぬ中年男が気持ち悪かったのだろう
弁当とカウンター近くにあった 芋ようかんをつかみ
カサカサと退散するようにコンビニを出て行った。
私:(なんじゃ 農業のプロじゃなかったんかい!)
あん時 妙に話しに説得力があったのは 外回り営業のプロだった
からなのだろう・・・
しっかし まあ あの雰囲気とは違い 滑舌の良いやり取りにゃ
これが あの時の同一人物かと疑ったが やはり あの仙人様だ。
家族に話すと「人違いやないと?」と 笑われたが
私は仕事上 一度あった人は 大体覚えている
まあ 事情により 知らぬふりをかます時もあるが・・・
仕事柄私は 人の顔の特徴を図形で捉えてしまうので
名前は忘れるが 人物は覚えているのである。
私:「おいさんの言う通りしたら 柿ノ木は丸坊主だったバイ!」
とは言えず 先入観ってなあ 恐ろしいかバイと 妙に関心する
のであった・・・
公園で話した時 あのおっさんも 農業のプロに成り切っていた
のだろう・・・ありゃあ俳優になった方が名を残すんじゃないだろうか
新自由主義の御旗の下で行われた 世直しはある意味剪定の
誤りだったのではないだろうか
強者優遇 庶民淘汰を謀った餓鬼の使いが 明らかに
この世を悪くしたと悔しい気持ちでならない。
ばばさん達は黄色い奇声を上げ声援を送った「〇〇ちゃーん!」
ありゃ まるで ハメルーンの笛吹き男に
ついて行く 街の子供達だったのかも知れない。
あの神々しく見えたサンタさんと同じだ。役者じゃのー!
またまた 増税の話が出てきたが、この悲惨な状況で増税なら
明らかに「死」に向かって行進しているのと同じじゃないだろうか・・・
誰が どう考えてみても 緊縮財政は前政権から続いている。
景気が悪いならば 財政発動 減税路線が当たり前なのだが
「社会保障や経済対策の為に消費税を上げる」と言うのはわかる!
だが、同時に法人税を下げるっちゅうのは 増税の意味があるの
だろうか?おまけに不労所得の証券優遇税は下がったままやん
(これはデフレスパイラルから抜け出せないのと一緒じゃん)
♪何の意味も無い!♪
こりゃぁ本当に 庶民の為の政治なのかと 頭が悪い
私は この異常気象の暑さでボーッとするとです。
本当に「国民の生活が大切」と云うのなら最後の奇策として
紙幣をバンバン発行して「ベーシックインカム構想」を実現させて
ほしいとです。
これで 解決される問題は沢山あるはずだ。思いつくだけでも
貧困、少子化、介護、農業、犯罪、パワハラ、離婚、精神疾患
労働の適切な対価、etc・・・
不況の元凶「不安」を無くす方法はこれしかないと思う。
生活の底上げをする為の紙幣発行は大したインフレにゃならん
のじゃないだろうか?その上での消費税30パーセントなら
反対する国民はごく一部なのではと、無知な私はそう思うとです。
追伸 本気で此れを実現できる政治家がでれば 虚飾で
身を飾らんでも 歴史に残る聖者として 後世の人にも
崇められる存在になるかも知れない・・・
本気で庶民の生活を願うリーダーが居ればの話だが
まあ 無理でしょう・・・
だって 自分だけ良い想いがしたいんだもん。
ガンジーを見習ってみィー
あの方の周りは 怖い顔をしたspが護衛していた?
正しい人は 恐れるものは何も無いのですよ・・・
令和4年12月追記:
ぶぁっかも~ん 消費税は廃止ぢゃ!
財源は税ぢゃねぇ~ やっと 世の中に根付いたのに
未だに カルトに支配されている 摩訶不思議な世・・・
もう いい加減にしましょうよ・・・