竜王戦七番勝負第6局。

2006-12-15 | 対局
天童より帰宅しました。振り返ります。

1日目:僕自身、2手目△3二金を指されるのは3度目。悩んだ末に振り飛車を選択。タイトル戦で振り飛車をやることになるとは思いませんでした。
9手目は▲4八玉が普通ですが△5四歩▲同歩△8八角成▲同銀△4五角と進んだ前例があります。それを避ける意味で本譜は▲3八金。第2局でも登場したゴキゲン中飛車△7二金の真似です。
22手目は△7四銀もあったようですが△7四歩で持久戦が確定。
31手目▲4七銀直が軽率な一手でした。後手が穴熊に組もうとしているのならばこちらも穴熊にする余地を残しておくべきで▲3六歩~▲3七銀と矢倉で待機するほうが優ったと思います。
45手目▲3六銀の後、▲1六歩、▲2六歩、▲2七銀、▲3六歩の4手が回ると思っていたのですが、そんなわけはありませんでした。甘すぎました。

2日目:52手目△4三銀に対して▲7五歩と行きたかったのですが△5四歩と突かれて捌き合いは不利と判断しました。何か待って、相手の手に乗って指したかったのですがどう待てば良いのかが分かりませんでした。振り飛車党の人にどう指せば良かったのか聞いてみたいところです。
本譜は▲8八飛としましたが、68手目△3五歩が好手でどうしようもない形勢になってしまいました。▲2六銀が働く余地がないので以下はダメです。

終盤戦がなく「将棋を指した」という充実感が得られない一局で不完全燃焼でした。泣いても笑っても次が最後。今回のような将棋にならないように頑張りたいと思います。
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