棋聖戦を終えて。

2007-07-07 | 将棋
5月上旬に棋聖挑戦を決めてから、棋聖戦でどんな戦型を指そうかということを日々考えていました。それが終わってしまい、心にポッカリと穴が開いてしまった感じです棋聖戦は終わっても、まずい状況になっている順位戦など戦いは続きますのでポカーンとしている場合ではありません

今日は朝日杯将棋オープン戦プロアマ一斉対局が行われました。棋譜は:asahi.com:将棋でご覧になれます。
結果はプロの7-3でした。ここ数年はプロの7-3が多いですね。

持時間が40分に短縮され、どんどん指し手が進むので見ていて楽しかったです。同棋戦は今後もネット中継が行われるそうなのでご期待下さい。
今日は土曜ですが、今後は平日に指されます。そうなると、問題なのは時間。10時開始ではお勤めの方が昼休みに見た時には終わってしまっている可能性が高そう。11時開始にすればお昼ご飯を食べながら終盤戦を見ることができます。
午後も17時開始にすればより多くの方に見てもらえます。同じネット中継を見るのでも同時進行で見るのと終わってから見るのでは全然違いますよね。
せっかく、持時間が40分に短縮され「短時間で1局を鑑賞できる」というメリットが生じたのですからそれを最大限に生かす工夫が必要だと思います。

明日8日(日)14時~大和証券杯最強戦決勝戦・丸山九段-郷田九段戦です。14時からです。お間違いなく
対局はこちらでご覧になれます。※一瞬で終わる会員登録が必要です。
記念すべき第1回の覇者はどちらでしょうか。
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棋聖戦5番勝負第4局。

2007-07-07 | 対局

対局場は家から中央線で一本の所で、まだ電車があったので帰宅しました。振り返ります。

             

ここまでは挑戦者決定戦の久保八段戦と同じです。前例は全て△9九馬ですが△5四歩と新手を指されました。この手には本譜の▲6六香が厳しく先手良しと思っていたのですが、実際にその局面になってみると難しかったです。

             

▲2三歩と垂らしましたが△6二銀打が好手で困ってしまいました。しかし▲2三歩が9分で次の▲2二歩成が68分とは我ながら呆れます。何度同じ失敗をしたら気が済むんでしょう。

ここでは▲1二竜の王手をするべきでした。△6二銀打なら▲3一角成~▲6三銀があります。後手は△5二飛とぶつけるか△3二銀と受けるか。この辺りは研究課題です。

本譜は取った銀を7七に打たなくていけないようでは苦しくしたと感じました。

             

△7四銀が冷静な一手でした。以下ははっきり足りません。

73手目▲7五金ではなくて▲7五歩も△7六桂以下詰みです。

74手目△5七歩成では△5八飛以下詰みがあったようです。終局直後に二上先生に指摘されました。

77手目▲6六歩では▲6四桂△6三玉▲7二銀△5四玉▲6五金△同玉▲6六香のほうが指し手が続きました。負けだと思ったのですが感想戦で調べたら思っていたよりは難しかったようです。それでも負けには変わりありませんが最善を選べなかったのは残念です。

負けて1勝3敗で敗退。第1局、第2局はチャンスらしいチャンスはありませんでしたし、シリーズを通して完敗でした。出直します。

応援ありがとうございました。             

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