力戦矢倉の出だしから1図。▲2四歩と行くと△同歩▲同角に後手も△8六歩と飛先を交換して乱戦模様になります。これも考えましたが断念して▲7七銀△3三銀と穏やかな展開に。
2図から▲4八銀△8四角▲3七桂としましたが▲4八銀では▲2六銀、▲3七桂では▲3八飛とすべきだったようで、形勢を損ねました。▲4六歩と止めてしまっているので、攻め足が遅くて弱りました。
2図以降は苦戦が続きましたが、盛り返して迎えた3図。残り時間は▲15分△9分。
目に付く△6八飛成▲7八金打△7九角(銀)▲9八玉△6七歩成(参考図)は
▲6八金なら△7七とで先手玉は受けなし、後手玉は▲3二角成としても△2四玉で詰まないので後手勝ちですが、参考図で▲3七飛と王手をして▲6七飛とと金を払う手があって、これは先手玉が寄らないので逆転します。
この手があるので、3図は逆転したのでは・・・と思いましたが3図で△4六角が好手でした。先手玉は詰めろではありませんが、後手玉にうまい詰めろが掛かりません。
△4六角に1分将棋まで考えましたが、勝ちは発見できず。それどころか、感想戦でも見つかりませんでした。
負けてリーグ成績は2連敗に。最後まで諦めずに戦います。
先週の郷田九段戦は優勢から逆転負け、今日は逆転しそうで届かず、とA級棋士の強さを見せつけられてしまいました。もっと強くなれるように精進します。
19年度はこれで終了。ご声援ありがとうございました。
今年度は、自分の弱さが良くわかりました。もっと強くなりたいです。
新年度の対局は3日(水)の王位リーグ3回戦からスタートです。