王位戦予選3回戦、千葉五段戦。

2008-11-07 | 対局

千葉五段とは新人王戦三番勝負(H17)以来の対局。

 

振り駒で先手に。序盤で軽率な手からウソ矢倉を許してしまい、専門的には損な序盤戦に。千葉五段は元来振り飛車党ですが、最近は矢倉も指しているので、警戒しなくてはいけませんでした。

 

            

 

△5二飛▲5八飛と受けさせられて、先手矢倉としては不満な序盤。先手からの打開は難しく後手が望めば千日手になりそうですが消費時間に差が付いていたこともあって(1図まで▲59分△2時間16分)千葉五段は△2二銀と局面の打開を図ってきました。

 

次に△3三桂と跳ねられると△5五歩▲同歩△同銀が可能になる(▲4五桂が不可)ので▲6五歩。対して△5三角で難解と読んでいましたが△7三角だったので▲7五歩と攻めて有利に。

 

                           

 

△5三歩と受けたところ。平凡に▲3三桂成と銀を取るのは△同銀と壁銀を解消されて喜ばれてしまいます。

ここでは▲5四飛△同歩▲8六角が決め手。飛金交換ですが、と金が出来るのでとり返せます。後手陣は壁銀で粘りが利かない格好なのに対して先手陣は飛を持たれてもまだ安泰。以下数手で勝ち。

 

勝ってリーグ復帰まであと1勝。引き続き頑張ります。

 

注目の倉敷藤花戦3番勝負第1局▲清水倉敷藤花-△里見女流二段戦は挑戦者が先勝と同時に初タイトルまであと1勝としました。

里見女流二段が先勝(山陽新聞)

 

昼休みの局面は▲清水倉敷藤花のほうが良さそうでしたが、逆転したようです。延々と秒読みの声が聞こえていましたし、熱戦だったようですね。久々の10代タイトル保持者の誕生となるかどうか注目です。

 

本日7日(金)は朝日杯の中継が7局!もあります。朝日杯中継サイトにて。

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