王将戦第4局など。

2010-02-17 | 将棋

梅田望夫さんの里見女流名人に関する記事、続編が更新されていました。交換日記ではありませんが、こちらも追記します。

続・ふたりっ子の世界は実現するか: ルール設計の試み(梅田望夫のModernShogiダイアリー)

 

アマチュア、女流棋士のフリークラス編入試験(プロ入り試験)条件は下記の通り。このルールは、奨励会と違って年齢の制限はありません。

 

『・受験資格 アマチュアまたは女流棋士であって、公式戦でアマチュア枠や女流枠から出場してプロ棋士(正会員)に混じって対局をし、良いところ取りで10勝以上し、その間の勝率が6割5分以上であること(アマチュア選手にとっては朝日杯将棋オープン戦、竜王戦、銀河戦、新人王戦、棋王戦がプロとの公式対局になる)。 上記かつ、プロ棋士(正会員)の推薦を受けた者であること。

・編入試験 四段の棋士5人(棋士番号の大きい順/過去2年間の奨励会卒業者の場合が多い)と対局が行われる。この対局に3勝以上すればフリークラスの四段として編入されることになる』

 

梅田さんも指摘されているように、このルールは瀬川アマ(現四段)がプロ入りした際に、今後のアマチュア選手向けに作られたものに「女流棋士も同様にする」としたもの。女流棋士がこの試験を受けて通った場合、女流棋士との両立が可能かどうか、という点までは決められていなかったように思います。現実的には囲碁の女性棋士のように、男性棋戦と女流棋戦の両方を指すことが認められるのではないでしょうか。と、これは個人的な見解ですけども。

 

王将戦第4局は△久保棋王のゴキゲン中飛車に▲羽生王将が角交換型の持久戦志向。▲羽生王将が攻勢に出たところで封じ手になりました。まだ戦いが始まったばかりで、明日は濃密な読み合いが展開されそうです。

 

今日は自宅での研究会。1月は遠山邸に伺ったので、今年初めて自室の掃除をしたかもしれません・・・(汗)

 

瀬川さんには、発売が決まった泣き虫しょったんの奇跡 完全版(講談社文庫)を頂きました。2006年に発売されて話題になった本ですが、加筆され、文庫版になったものです。この本は以前に読んでとても面白かった記憶があるので、これを機会に再読してみます!

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )