先手番で相矢倉。
銀交換して先手成功に見えますがこれも定跡です。後手の8四歩が8五という違いはありますが、第7期竜王戦第2局▲羽生-△佐藤(康)戦(平成6年10月)が代表局。
奇しくも隣では同じく王将リーグの▲羽生名人-△佐藤(康)九段戦が行われていました。
素直に銀交換に応じた後手の狙いは図から△3三金上▲2八飛△4六角▲同歩△3九角。最後の△3九角に対して▲3八飛と当てると△2二飛▲3九飛△2八飛成の王手竜で後手必勝になります。実戦は△3九角▲2七飛以下、難解な終盤戦でしたが、最後は幸いしました。
終盤のポイントの局面は週刊将棋に掲載されますので、そちらをご覧下さい。勝ってリーグ成績2勝1敗に。後半3局も頑張ります。
22日(金)
新人王戦決勝三番勝負第3局▲阿部(健)四段(1勝)-△加來アマ(1勝)