名人戦とか。

2017-05-04 | 将棋
​名人戦は大熱戦でした。ニコ生にも評価値が出ていましたが、明確に下げた手は互いに1手か2手しかなく、序盤から手将棋だったことを思えばかなり精度が高い将棋でした。
本局における両者の悪手の幅は同じくらいだと思いますが、そうなると最後にミスをしたほうが負けることが多いです。詳しくは観戦記、専門誌で読みたいと思います。
棋譜中継に載る感想戦の結論と新聞観戦記に載るそれが違うことがありますが、棋士も観戦記者もソフト検討を踏まえて後日考察を行うことが影響しています。
ソフトが出る以前は感想戦の結論が覆ることは珍しく、後日取材といっても感想戦の内容をかみ砕いて説明する感じでした。今の後日取材はソフトの見解はこうだけど、それに対してどう思うか、という趣旨のものも多いです。

この連休でコンピューター選手権が行われていますが、それに関連した書籍
棋士とAIはどう戦ってきたか
が発売されています。
著者の松本さんは2005年頃、ポナンザが出始めた頃にノートパソコンを持って奨励会員と対戦させていました。当時戸辺三段とかが10秒将棋でたまーに負けるのは「えっ、ソフトってもうそんなに強くなってるの?」と衝撃的でした。
自分は忘れていましたが、この本によれば松本さんがうちに来てボナンザが指せるようにセッティングしてくれてたんですね。自分のノートパソコンがしょぼすぎて、当日のとは力が違い過ぎて冷や汗をかいたんでした。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )