叡王戦本戦1回戦、佐藤(秀)七段戦。

2017-12-23 | 対局
後手番で対矢倉に左美濃急戦。


図での▲35角は▲53角成を狙って自然な手に見えますが佐藤七段が悔やんでいた手で△42金との交換は先手が損をした可能性もあるようです。34の地点は空間としてあけておいたほうが先手としては良かったのかもしれません。



数手進んでこの図は後手から△44角と飛車取りに出る味が良く、先手は▲36飛と逃げるのが窮屈な格好。1つ前の図で▲35角と出ずに単に▲46角なら△35歩がいるので、△44角はありません。中盤の微妙なところが勝負所だった、という将棋でした。△33歩と傷を消してから攻勢に出て後手が勝ち易い将棋になりました。勝ってベスト8、続きは1月に行われます。

これで年内の仕事は終了。週末は年賀状、掃除、有馬記念、クラシコ。
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