先日の王座戦第2局と似ていますが△74歩と△64歩の違いがあり、図から△55角と打った時に退路があるのが△74歩の意味だったのですが・・・
図から▲33桂成を見落としていました。△同銀▲同と△同角とすれば攻め駒が減るので盲点になっていましたが、そこから▲44歩△同角▲41銀(下図)
となると後手が勝てません。▲33桂成に対しては43分の長考を余儀なくされたんですが、ダメだと分かったので投げて帰ろうと思ったら、棋譜用紙が目に入ってまだ43手しか指してないので、呆れ果てました。実戦は形を作るまで指して77手までの負け。
先後が決まっている対局で、相手も直近の前例通りに来ているのにこの精度の低い研究は有り得なかったです。そもそも一番上の図の△55角には△88歩を消して▲78金と受けると思い込んでいて、そこから先手の攻めを受け止められるかどうか、という勝負の予定だったんですが、▲78金を省いて攻め倒されているのでは、お話にならない将棋でした。