A級順位戦4回戦、羽生九段戦。

2019-10-04 | 対局


分かれは自信がありませんでしたが、金が取れたので盛り返したように思っていたのが図の局面。しかしここで思わしい手順がなく、実戦はひとまず△95歩が入るかどうか聞いて▲同歩だったので(手抜きで▲35桂も難解)△71金としましたが▲63飛成と一つ成られる手を軽視して、次の△62歩に18分使って残り2分になってしまったので、勝つのは難しいと思いながらやっていました。



最終盤、読みになかった▲95歩を指されて1分将棋ではまとまりませんでしたが△54角と打って残っていたのは幸運でした。全てを読み切っていた訳ではなく、ピッタリ勝ちの変化が多かったです。

後手番で難敵相手に勝つにはこういった劇的な勝ち方も必要、というのは何度も経験してきたことですが、最後の▲15歩△19角成▲14歩(△12玉なら▲98香の補充がある)というのは盤面の四隅を使った攻防で印象に残りました。

順位戦では初めて羽生さんに勝てたので、この星を生かせるようにしたいですね。
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