明日、移動日。

2006-12-18 | 将棋
19日(火)は竜王戦第7局の移動日で新潟県南魚沼市に行きます。
ネット中継は第19期竜王戦中継サイト第19期竜王戦中継ブログです。衛星放送もあります。

これだけ注目される将棋を指せるのは棋士冥利に尽きます。全力で戦ってきます。
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注目の一局。

2006-12-17 | 将棋
最終局への出発を明後日に控えて、緊張感のある日々を過ごしています。体調にだけは気を付けたいと思っています。


明日18日に行われる朝日オープン選手権本戦2回戦:山崎七段-糸谷四段戦はasahi.com:将棋にて中継があります。何かと話題の糸谷四段が兄弟子の山崎七段に挑む注目の一局で僕もとても楽しみにしています。竜王戦2局目の時だったと思いますが山崎七段と話したら糸谷四段が幼稚園の頃(小学校だったかな?)から教えていたそうで「これ負けたらきっついなぁ」と笑っていましたよどんな将棋になるのでしょうか。
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結婚式。

2006-12-16 | その他
今日は武藤さんの結婚式。武藤さんには一人暮らし時代に本当に良く遊んでもらいました。当ブログには登場していませんが「若手棋士の日記」にしょっちゅう登場していた「流さん」(ネットのハンドルネームですな)が武藤さんです。
特に用もないのに数人で武藤邸に行ってダラダラしたり。
秋葉原の喫茶店に行ったり(謎)
あの頃はお互いに暇でしたね(暇なのは僕らだけか)
僕も将棋を勝つようになり?武藤さんも大学を卒業して忙しくなったのでそんな日々も長くは続きませんでした。
頻繁に会っていたのが全く会わなくなって久しぶりに会ったのが今春の職団戦。大会に出場するわけでもないのに何しに来たんだ?と思ったら彼女が一緒でした。僕は指導対局中だったので会話は出来ませんでしたが「どうだ」という目線で自慢されました。どうだと言われましても・・・(笑)

入場直後に司会者に「武藤さん、主役なのですからもう少し頬の筋肉を緩めて頂きまして」と言われるくらい緊張しているように見えましたが本当に幸せそうでこちらまで嬉しくなりました
テーブルは武藤さんの学生時代の友人の方々と一緒で楽しい一時でした。本来なら徹夜でお付き合いしたかったのですが竜王戦が控えているので終了後すぐに失礼しました。

いつか子供を将棋で勝負させましょう。うちの子は強いですけどね本当におめでとうございました

そうそう、小学校の時の家庭科の先生に会いました。新婦さんの趣味が舞踊でその関係なんですって。「渡辺君ってもしかして宝木塚小学校の?」と聞かれてビックリしました。こういう偶然ってあるんですね。
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竜王戦七番勝負第6局。

2006-12-15 | 対局
天童より帰宅しました。振り返ります。

1日目:僕自身、2手目△3二金を指されるのは3度目。悩んだ末に振り飛車を選択。タイトル戦で振り飛車をやることになるとは思いませんでした。
9手目は▲4八玉が普通ですが△5四歩▲同歩△8八角成▲同銀△4五角と進んだ前例があります。それを避ける意味で本譜は▲3八金。第2局でも登場したゴキゲン中飛車△7二金の真似です。
22手目は△7四銀もあったようですが△7四歩で持久戦が確定。
31手目▲4七銀直が軽率な一手でした。後手が穴熊に組もうとしているのならばこちらも穴熊にする余地を残しておくべきで▲3六歩~▲3七銀と矢倉で待機するほうが優ったと思います。
45手目▲3六銀の後、▲1六歩、▲2六歩、▲2七銀、▲3六歩の4手が回ると思っていたのですが、そんなわけはありませんでした。甘すぎました。

2日目:52手目△4三銀に対して▲7五歩と行きたかったのですが△5四歩と突かれて捌き合いは不利と判断しました。何か待って、相手の手に乗って指したかったのですがどう待てば良いのかが分かりませんでした。振り飛車党の人にどう指せば良かったのか聞いてみたいところです。
本譜は▲8八飛としましたが、68手目△3五歩が好手でどうしようもない形勢になってしまいました。▲2六銀が働く余地がないので以下はダメです。

終盤戦がなく「将棋を指した」という充実感が得られない一局で不完全燃焼でした。泣いても笑っても次が最後。今回のような将棋にならないように頑張りたいと思います。
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本日移動日。

2006-12-12 | 将棋
12日(火)は竜王戦第6局の移動日で山形県天童市に行きます。
ネット中継は第19期竜王戦中継サイト第19期竜王戦中継ブログです。衛星放送もあります。
七番勝負もいよいよ終盤戦なので悔いの残らない戦いにしたいです。
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B級2組順位戦対内藤九段戦。

2006-12-12 | 対局

内藤九段とは平成14年4月以来、4年半振りの対局。先手番で矢倉の出だしから内藤九段が腰掛け銀に。

              

△6六銀と打ち込まれて▲同金△同歩と金銀交換が行われたところ。▲同角は△6五金がうるさいので▲5六銀と打つのが形。△1三角に△6六歩さえ取り切ってしまえば優勢と思って▲5七銀打としましたが固めすぎだったかもしれません。

              

△6七歩が垂れていて気持ち悪い局面ですが▲5四歩△同金▲6三歩成△5一飛▲6二角成△6五金▲5二歩と進めました。一つ嫌な手があったのですがそれが解決したのでここでは勝ちだと感じていました。

              

△同銀は▲5三馬以下詰みなので△2二玉ですがそこで▲7九金打が両替の手筋。銀を入手すれば▲3一銀~▲5三飛の王手角取りがあるので先手玉に詰めろが続きません。最後は即詰みに討ち取って勝ち。

              

参考図は二つ上の図の手順中最後の▲5二歩に△6一飛(この手が嫌だった)▲同馬と馬道を変えて同じように進めた場合の変化。この場合は▲4一とに△同銀と取ることが可能・・・のように見えますがなんと▲4二金で詰み※

当初、この局面は負けかと思ったのですが考えているうちにピッタリ詰むことが分かったのでビックリしました。やはり勝つ時はうまく出来ているものです。

勝って7連勝。年明けの3局も頑張ります

▲4二金に△2二玉は▲3三金と捨てて△同玉は▲4三飛△2二玉▲2四飛。△同桂は▲2四飛△2三歩▲2一飛以下。△同玉は▲4三飛△3一玉▲2二金△同玉▲2四飛△3一玉▲4一飛成△同玉▲2一飛成以下。△同銀のほうが長く▲4一飛△同玉▲5二と△3一玉▲4二と△2二玉▲2四飛△2三歩(金、銀合は▲同飛成以下)▲3二と。1・△同玉は▲4三銀△2二玉▲2三飛成△同玉▲2四歩以下。2・△1三玉は▲2二銀△2四玉▲5一馬以下。

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明日対局。

2006-12-10 | 将棋
対局間隔が狭いせいか、月日が経つのが異様に早く感じます。もう師走なんですね
竜王戦から帰ってくるたびに柊の知識が増えています。「うま」に続いて「りゅう」を覚えました。並べ方もほぼ完璧です。BS中継で僕の駒台を見て「パパ、かくいっぱい」と言っていたようです。いっぱいと言っても2枚なのですが(笑)
試しに「歩は1マスづつだよ」と教えてみたのですが、ワープしまくりますあと、自分の駒を取られると「あーーない」と怒るので実際に指せるかどうか・・・


明日11日(月)はB級2組順位戦7回戦対内藤九段戦です。そういえば、将棋会館での対局は10月末以来です。昇級に向けて頑張ります。
また明日は王将リーグ最終局も行われます。こちらは毎日インタラクティブにて中継があります。
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竜王戦七番勝負第5局。

2006-12-08 | 対局

帰宅しました。振り返ります。

1日目:戦型は角換わり腰掛銀。すらすらと進み開始から一時間経過する前に▲4五銀の仕掛け。全く予想していなかったので思わず長考。この手法は以前からあるのですが局数は少なく後手の対策が確立されていません。△同銀と△5五銀で迷って後者を選択。

31手目▲5八金として飛を2筋のまま使おうとするのは△8三角のような手がありそう。よって▲4八飛。ここに回ってくれるのならば2筋を攻められる心配がないのでなんとかなるのではと思っていたのですが・・・。

34手目~36手目。△3三銀とぶつけるのは傷が多くて指し切れないので飛で銀を追う。しかし△8四飛と浮いてしまうと△8一桂は使えないし継ぎ歩攻めなどもなく守勢になるので失敗したと感じていました。

45手目▲5六歩△同銀▲5八飛が怖いのですが少し無理。この手が利かないのならば持ち直したかと思ったのですが▲1七香がうまい構想で困りました。

47手目を佐藤棋聖が封じて1日目が終了。前期から7局連続で封じ手をしていたのですがここで記録が途絶えました。意識してやっていたわけではないのですが途切れると寂しいものがあります(笑)

封じ手は▲5六歩か▲1五歩だと思ったのですがどちらか分からない状況で深く考えても仕方がないので早めに就寝。

2日目:封じ手は▲1五歩。こちらのほうが嫌でした。△同歩はこの一手として▲5六歩にどうするか。△4四銀引だと▲1八飛△3五歩▲1五香△同香▲同飛△3六歩▲1一飛成(参考図)

              

となります。銀得ですが4筋の厚みが全く生きないのでかなり勝ちにくい局面だと感じて断念。本譜は△3五歩ですが歩を捨てて銀を呼び込むので自信はありません。

51手目は▲4五銀を恐れていたのですが先手から見るとやりにくいようです。本譜は受ける楽しみが出てきたと感じていました。

66手目△4三金。手持ちの銀を使わずに盤上の駒で受けることが出来たので簡単には悪くならないと思っていました。

69手目▲2六歩には△5五銀打。

73手目▲5九飛には驚きました。「この手渡しなら・・・」と思ったのですが指す手が見当たりません。△4四銀等と▲4五角成を受けると飛が横に動けなくなり▲8三角成から飛をいじめられて困ります。考えているうちに△4六歩しかないと思いこの手に勝負をかけました。

79手目▲1五香△同飛▲4四歩が怖いのですが△3三玉~△2四玉のルートがあるので△3四金で受け切れそう。この変化が大丈夫なので勝負形になったと思いました。

86手目△8六歩。待望の突き捨て。難解な終盤戦に。

90手目△5七とと捨ててようやく先手陣が見える格好。

98手目△1四飛が玉の脱出路を開き、△1一飛(竜)と△1八飛成を見せた手で手応えはあったのですが勝つまでは遠いと思っていました。

99手目、ここは色々な手があるところ。▲6二飛成、▲1五歩、▲4八香など。どれも難解。

101手目は▲6二飛成とされて△8七金▲同玉△1一飛は▲7八玉。△1一飛は▲8六金△同歩が詰めろではないので詰めろを掛けられる。これで嫌だったのですが感想戦で△4四角と攻防に打てば大変と判明。

104手目△5五角で勝ちになったような気がしましたが・・・。

107手目▲6五飛が最善で感想戦で一時間以上やりましたが結論は出ませんでした。△8七金▲同玉△6九角▲7八銀(参考図)となり

              

1.△8六歩▲同玉△7八角成▲5五飛△8五歩▲7五玉△6四銀▲8四玉△5五銀▲2二角。△9三桂の形がひどく先手玉が寄りそうで寄らない。2.△8六金▲同銀△同歩▲同玉△8五歩▲同飛。飛は取れるのですがその後がはっきりしません。最後の▲同飛に△7七銀と捨てる手が妙手で寄りかと盛り上がったのですが、決め手には至りませんでした。

感想戦の終わり頃、すごい妙手順がひらめき検討すると・・・

              

となって詰みと判明。しかし初手の局面が全然違っていて有り得ない変化でした誰も気が付かないでこの詰む詰まないを5分以上やっていましたない局面をやるようではダメですね(苦笑)ということで2時間以上の長い感想戦もお開き。

入玉はしたのですが完全な入玉ではないので最後まで確信は持てませんでした。勝ったと思ったのは▲3七馬を見た時です。

勝って3-2に。来週の第6局も頑張ります。 

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明日、移動日。

2006-12-04 | 将棋
明日5日(火)は竜王戦第5局の移動日で滋賀県長浜市に行きます。
ネット中継は第19期竜王戦中継サイト第19期竜王戦中継ブログです。衛星放送もあります。
全力で頑張ってきます。

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将棋世界1月号。

2006-12-03 | 将棋
なんと、第一感通りでほぼ正解でした。買わない時に限って当たるんですよね、競馬は来週の朝日杯はドリームジャーニーだと思います。

将棋世界1月号が発売になりました。表紙からもわかる通り、名人戦問題についての特集号となっています。それについては説明するよりも読んでいただくとして、タイトル戦の記事について。
今回の竜王戦の場合、年末年始に発売される2月号に掲載されるのが第4.5局。この時点で竜王戦は終了しています。最終局が掲載されるのは2月発売の3月号です。就位式も終わっています。以前ならこれで問題ありませんが竜王戦はネット中継が充実しているので感想戦の内容までその日のうちに知ることができます。
皆がネット中継を見ているわけではないので将棋世界で初めて内容を知るという方もいるとは思いますが大半の方は主要変化が羅列されただけの記事では満足しないのではないでしょうか。
と偉そうに書いてみましたが、指し終わってから一ヶ月以上経過した将棋の記事にどうしたら新鮮味を出せるかというのは自分でも分かりません。ネット中継が充実し過ぎてるから仕方がない。ではなく、何か良い方法があるような気もします。これからの課題ですね。


明日は予防注射。「はぁ、嫌だなぁ」とため息をついていたら嫁さんに「柊でも泣かなかったんだからビクビクしないの」と一喝されました
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