明日、大和証券杯の対局。

2009-06-13 | 将棋
明日14日(日)は大和証券杯最強戦2回戦・木村八段戦です。
20時~大和証券杯公式サイトにて。


15日(月)16日(火)は名人戦七番勝負第6局▲羽生名人(2勝)-△郷田九段(3勝)。
郷田九段の名人位奪取か、羽生名人が追い付くか。


僕は対局2日目の16日(火)に東京将棋会館での大盤解説会を担当します。
詳細はこちら(東京将棋会館道場HP)
面白い解説会になるように頑張りますので、宜しくお願いします


衛星第2テレビは
15日  午前9:00~10:00/午後5:00~6:00
16日  午前9:00~10:00/午後4:00~6:00
※ダイジェスト 17日 午前0:40~0:55(16日深夜)

となっています。


月曜日は最終校正の締め切りと合わせがあり、火曜日は解説会。少しバタバタするので、明日の対局解説、解説会の話などは水曜日頃に更新します。少し間が空きますが、ご了承下さい。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

校正と一口馬主。

2009-06-11 | 一口馬主
今日は夕方まで単行本の校正。もう何巡目かになりますが、未だに誤植が1~2箇所、言い回し等の修正希望箇所が5くらい出ます。
今日見つけた誤植に「ほほえみの湯 滝の湯」がありました。どこが間違いか一目で分かる方はかなりの通ですね。あと「却下したの中から」というのも。この手の余計な平仮名は見落とし易いので、発見できて良かったです。
月曜が締め切りですが、あと2巡くらいはしたいです。


アイズオブゾロ(牡3)が今週出走予定だったので出走馬が確定する午後4時前からJRAのHPをリロードしまくっていたのですが、除外(正確には除外が確実なので投票せず)でした
今年は長期開催になる札幌に滞在するとのことですが、再び現地応援が出来るように、(1勝を挙げないと今秋で引退になる)テレビで一生懸命応援します。


夜は
社台レースホース
サンデーレーシング

09年度募集馬の検討会、兼飲み会。募集馬の話だけであっという間に3時間が過ぎました。我々、どんだけ好きなんだか。
よく関西馬を勧められるのですが、一口馬主の醍醐味は現地応援だと思っているので、これだけは譲れません。今年も関東馬を買います。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

王座戦本戦2回戦、森内九段戦。

2009-06-11 | 対局

振り駒で先手になり、△森内九段の△3三角戦法。

例の△2五桂ポン跳ねを入念に警戒して居飛車穴熊に組みました。ただ、警戒するあまり形を決め過ぎて、手が作れるかどうか、という将棋に。

 

             

 

△3九角を防ぐために▲6六角と先に手放して△6四歩と突かれたところ。

ここから▲7七桂と跳ねて8五歩を取りに行きました。

穴熊の8九桂は大事な駒で、僕はこの桂を跳ねるのが人一倍嫌いです

実際、プロになってから穴熊はもう数え切れないくらい指していますが、この桂を自ら跳んだのは、おそらく初めて。

 

第1図では他が難しいので仕方がない意味もあるし、8五歩を確実に取れるのならば跳ぶ価値もあるかな、と。確実に取れる、と言うのは△7三桂なら▲8五桂△同桂▲8六歩で桂を取り返して先手が1歩得になるから。

実戦はこの後、▲8五桂と取り、それが大威張りする格好に。

 

             

 

途中は週刊将棋や、日経新聞での新聞観戦記(観戦記掲載情報は左端ブックマークから)をご覧頂くとして、2図は終盤。

 

▲8六角に△7五歩と止めたところですが構わずに▲同角が穴熊流。△同金▲同歩△7三歩(▲7四桂の防ぎ)▲6四桂と攻めて、勝勢に。以下数手で勝つことが出来ました。

 

結果的には1図の▲7七桂が好手で、後は指し易い将棋のようでした。

 

勝ってベスト4。準決勝の相手は山崎七段に決まりました。

王座戦本戦トーナメント表

あと2勝が大変ですが、頑張ります。

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

本日棋聖戦第1局、明日対局。

2009-06-09 | 将棋
本日9日(火)は棋聖戦5番勝負第1局▲木村八段-△羽生棋聖が行われています。
棋聖戦中継サイト
中継ブログ
MSN産経ニュース:将棋

にて。中継ブログでは梅田望夫さんによるウェブ観戦記。早くも第1回が更新されていて、相変わらず、すごい文量で読み応えがあります。
と書いていたらもう第2回が!

将棋のほうは9時32分現在18手目△5三銀右まで。例の急戦矢倉スタートの局面です。

以下は補足情報。5月29日の王位リーグ▲渡辺-△羽生名人では△5三銀右に▲5七銀右と指しました。この手は前例が10ほどあって新手ではないのですが、僕が竜王戦で新手を指してからの、新たな急戦矢倉の歴史としては新研究のつもりでした。
ところが、先日発売された将棋世界最新号235頁を見てビックリ。5月6日のアマチュア大会「支部名人戦東西決戦」で連覇の快挙を達成された古屋さんが指しているんです。ネット等を通してプロの将棋を多く見られるようになった現在では有り得ることとは言え、プロとアマの将棋(戦型)がどんどん近くなっている、ということを改めて感じました。


先頃発売されたシリコンバレーから将棋を観る(梅田望夫)を読まれた方はご存じだと思いますが、梅田さんはこの急戦矢倉には強い関心を持たれていて、今日のウェブ観戦記は必見です。


明日10日(水)は自分の対局。王座戦本戦2回戦、森内九段戦です。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

棋聖戦開幕。

2009-06-08 | 将棋
校正、校正と書きながら一昨日のブログ記事で「すぐに読みえました。」って・・・
やっぱりザル校正だ。

困ったことに最終校になった途端に、あっちこっちが気になり始めました。←の文で言えば「○○に○○に○○に」の「に」3連発。2連発でも気になるのに、3連発とは。ブログはまぁ、いいとしても、本だとやはり気になりますね。

今までは気にも留めなかった細かい表現や、リズムがどうも・・・。最初から良い文章を書いていれば、ここで苦労しないわけですが、下手過ぎて


昨日のウオッカ、仕掛けたのはラスト100mだけで差し切るという圧巻の内容でしたね。審議になったので、てっきりウオッカの前が詰まった件かと思い「勝ったのに審議になるんだー」と思っていたら息子は「2ばんがころんだけんだとおもう」と言い、その通り。良く見てるなー
嬉しいことに、父、母が根気強くおだてて来たのが実を結び、騎手に憧れて来た様子。よしっ、まずは馬事公苑のポニー体験乗馬からだ


騎手を目指すなら自転車の補助輪なしくらい、軽々とクリアしよう!ということで最近拒否していた練習に出掛けたのすが、どうも気乗りしない様子で・・・。父、母が両方付く、しかもお友達の家の近くを通るという条件付きでようやくスタート。
偶然お会いした(わざわざ家の近くを通るようなコースを選んでいるので、完全な偶然とは言えない)高橋和さんのお宅にお邪魔することになり、坊くん(年少さん、柊の一つ下)と初めて遊びました。高橋さんがブログに書いているように、確かにパワフルでした(笑)
密かに、ご主人と競馬談義をするのを楽しみにしていたのですが、ご不在でしたまた伺います


今週は10日(水)に王座戦本戦2回戦、森内九段戦。14日(日)に大和証券杯最強戦2回戦、木村八段戦。それ以外は校正、という感じになりそうです。


明日9日(火)は棋聖戦5番勝負第1局、羽生棋聖-木村八段。
中継は棋聖戦中継サイトにて。

中継ブログでは昨年に続いて、梅田望夫さんによるリアルタイム観戦記が行われます。これは大いに楽しみです!
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

校正など。

2009-06-06 | 将棋
羽生名人、JOC合宿で「決断力」を指南(サンケイスポーツ)

やっぱり羽生さんってすごいです。岡崎朋美選手は国民的なスターだし、そんな人達を相手に講演って

その羽生名人と多数の翻訳で知られる柳瀬尚紀さんによる勝ち続ける力(新潮社)という本が発売になりました。
昨年の竜王戦に触れられている関係で本を頂戴したのですが、とても面白く、すぐに読みえました。羽生さんの言葉は相変わらず分かり易く「プロ棋士が将棋に詳しくない人を相手に説明する」というお題があったとしたら、模範解答のよう。是非ともご一読頂きたい一冊です。


順位戦の後は寝たのが午前4時過ぎで、今日はゆっくりしようと思っていたのですが、単行本の再校が届いて目が覚めました。初校と違って後が無いので、緊張感が違います。眠い目を凝らしてじっくりと見たところ、初校では誰も発見出来なかった図面の誤植を2つ発見しました。ふっ( ̄ー ̄)
(やはり初校はザル校正だった)
とは言っても、初校でほとんどの誤植はつぶしています。再校では一冊通しでかなりじっくりと見て、間違いが1つあるかないか、という地味な作業ですが、しっかりとやります。
あと、書いている時は気が付かなくても、本の形式になって読んでみると、表現のかぶりや、リズムの悪さが気になってくるんですね。最終校正なので、大きくはいじれませんが、少しでも改善しようと思います。


明日7日(日)の大和証券杯最強戦は久保棋王-谷川九段。
20時~公式サイトにて。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

B級1組順位戦1回戦、屋敷九段戦。

2009-06-06 | 対局

先手番で△屋敷九段の一手損角換わり。

 

             

 

果敢に守備銀を7五に繰り出しましたが、うまく対応されて苦戦に。

1図で夕食休憩。親子丼(上)を味わうことは出来ず、ガツガツと食べて対局室に戻り打開策を模索。再開後▲2四歩と突きましたが手抜きで△7四歩と銀を捕獲され忙しくなりました。こうなると暴れるしかなく・・・

 

             

 

2図は▲香△銀銀の交換で圧倒的に後手の駒得。

2図の▲3六香は3五角が逃げれば3三金が取れる、という手ではあるのですが、さすがに悪いんだろうと思っていました。以下△6八角成▲同金△3四歩▲3一角

 

            

 

依然として駒割は▲角香△金銀銀の交換でやはり後手がかなりの駒得。ところが、この▲3一角が幸便で1.△3二飛なら▲7五角成で先手陣が厚くなり、2.△7二飛なら▲8一馬が飛車取りになってピッタリ。

よって3.△5二飛でしたが▲3四香が厳しい手に。この香は2三銀、3三金のどちらでも取っても2八飛が成り込めます。逃げるなら△2四金ですが、後手玉が一気に狭くなるので▲8一馬から寄せ切れそう。

 

実戦は▲3四香△2七歩▲同飛△7六歩から寄せ合いになりましたが、大駒3枚の力が強く、勝ちに。

 

1図以降はずっと自信がなかったのに3図では好転していた、でも後手のどこが疑問だったのかは分からない、という不思議な将棋でした。

感想戦で木村八段に

「何か後手が明快に良くなる手あったんじゃないですか?」と聞くと

「いや控室では、むしろ渡辺さんのほうが良いんじゃないか、って」と言われ、うーむ、そうなのか、と唸るばかり。ただ、自分としては将棋の作りがまずく、暴れるしかないような展開にしてしまったのは反省点です。

 

今年も厳しい戦いになりそうですが、2回戦以降も頑張ります。

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

名人戦第5局、明日対局。

2009-06-04 | 将棋
名人戦第5局は既報の通り、▲郷田九段の勝ちでした。

郷田挑戦者が勝利、名人位にあと1勝(朝日新聞)

郷田九段が快勝 頂点に王手 名人戦・第5局(毎日新聞)

1日目が1時間遅れだったことを差し引いても早い終局。それだけ▲郷田九段の指し回しが良く、△羽生名人は力を出す場面がなかった、ということかもしれません。

前記事に書いたように、昨日の段階では形勢を計りかねていたのですが、今朝の衛星放送では、両者ともに先手良しと判断しているような雰囲気が画面から伝わってきました。実際、郷田九段はそのような感想を出しています。
夕方の放送では、すわ千日手か?!という場面があったのですが、▲郷田九段は冷静に打開し、優位を掴みました。この付近では△羽生名人が盛り返した、と感じていたのですが、全体的に2枚の馬が厚かったようです。


注目の第6局は15、16日。僕は東京将棋会館での大盤解説を担当します。


日付が変わって4日(木)になり、明日5日(金)は名人戦の予選にあたるB級1組順位戦の初戦で屋敷九段と対局です。いよいよ今期も順位戦が開幕。長丁場ですが、A級を目指して頑張って行きたいと思っています。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

明日から名人戦第5局。

2009-06-01 | 将棋
明日2日(火)・3日(水)は名人戦第5局▲郷田九段(2勝)-△羽生名人(2勝)。
2勝2敗で迎える天王山、先にあと1勝に迫るのはどちらでしょうか。

衛星第2テレビは

2日  午前9:00~10:00/午後5:00~6:00
3日  午前9:00~10:00/午後4:00~6:00
※ダイジェスト 4日 午前0:40~0:55(3日深夜)

となっています。


今日は自宅で研究会で、夜は先日フリークラス脱出を果たした瀬川さんのお祝いです。名幹事の遠山さんは、どんなお店に連れて行ってくれるんでしょう


先週の土曜日、初校の合わせをやりました。僕、ことげん、毎コミ出版部の方の3人でやり「他の2人が気が付かなかったのを指摘したら1ポイント」とか言っていたら、数ポイント取られてしまいました。ザル校正で申し訳ない
再校では1ポイントも与えずに自分だけポイントを取る気合いでしっかりと見ます。
発売は7月下旬に決定しています。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )