今回の「冬芽と葉痕」はナナカマド・・・実際には小葉の裏や花序にさび色の気が生えるサビバナナカマドのものなのですが冬芽と葉痕だけでは細かな種名までは判別できません・・・
撮影は赤城山の覚満渕に生えているものだったので成長があまり良くなくて長枝の写真ではなく短枝のものばかりです。
頂芽は紅紫色で大きな長卵形で先が尖り、縁に毛が生えた芽鱗に包まれ樹脂を被り粘つくことがあります。
短枝の側芽はほとんど発達しませんが、長枝の側芽は上の2芽くらいはおおきくなります。
葉痕は三日月形で葉柄の基部が残っているため紅紫色を呈し冬芽の基部を包んでいるように見えます。維管束痕はバラ科には珍しく5個見られます(多くのバラ科は3個)・・・
短枝には果柄が頂生し早い時期には紅い果実残っていることがあり、頂生した果柄の脇から側芽がやや扁平気味に大きくなって仮頂芽のようになっています。
(冬芽と葉痕:217種目)
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