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山本太郎安保特別委員会対策チーム:質問作りに志葉玲、川口創、雨宮処凛が自発的にお手伝い

2015-07-31 02:16:16 | 案内 情報 デモ 集会 逮捕

「山本太郎安保特別委員会対策チーム、立ち上がりました! 

質問作りに志葉玲さん、川口創さん、そして私(雨宮処凛)もお手伝い

 

 左から山本太郎議員、志葉玲さん、私、川口創弁護士。

 

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http://blogos.com/article/125226/

記事   マガジン9  2015年07月29日 12:08

戦争法案、♯本当に止める。の巻 - 雨宮処凛

 今週から、参議院で安保関連法案の審議が始まった。
 なんとか廃案にしたい。

 そんな思いを募らせていたところ、この連載にも何度も登場している山本太郎議員が、安保特別委員会に入ったという話を聞いた。ということは、安倍政権に、ガンガン質問できるのである。
 山本太郎議員と言えば、これまで委員会での質問作りを手伝ったことがある。貧困問題に関してだ。

ならば今回も勝手に手伝えないだろうか。しかし、安保関連法案への質問を作る能力など私にはない。ただ、衆議院での審議を見ていて、ずっと歯がゆかったことがある。それは「戦場の現場の話」があまりにも少なかったことだ。漢字だらけの「○○事態」などの言葉を出して語られる文字通りの「机上の空論」と、時々刻々と変わる現場の実態はあまりにも乖離している。そこに行かされる人たちのことを考えると、政権はあまりにも無責任なフィクションの議論に終始している気がした。

 誰か、戦場に詳しい人はいないだろうか?
 そう思っていて頭に浮かんだのは志葉玲さんだ。志葉さんは、パレスチナやイラクなどを数多く取材しているジャーナリスト。最近では様々な戦場の実例に触れながら、安保関連法案を批判する原稿を勢力的に執筆している。そのどれもが現場の臨場感に満ちていて、説得力に溢れている。

 ということで、山本太郎氏に「志葉さん推し」をさせて頂いたところ、ぜひ話を聞きたいとの返答。今度は志葉さんに「一緒に声を安倍政権に届けましょう!」と打診したところ、ふたつ返事で快諾して頂いた。そうして、打ち合わせ当日、志葉さんはなんと川口創弁護士も誘って下さったのだった。
 川口創弁護士とは、「イラク派兵差止訴訟」で2008年4月、名古屋高裁において「航空自衛隊のイラクでの活動は憲法9条1項に違反」という画期的な違憲判決を勝ち取った人である。
 思いがけず、最強のメンツが揃ってしまった…。これが私のこの日の感想だ。なんだかほとんどぽかんとしていた。

 この日、どんな話し合いがなされたかは、これからの山本太郎氏の質問を見てのお楽しみだが、今、私は「本当に止める」ことができる手応えを感じている。
 衆院特別委員会での強行採決の日、私はうっかり絶望しそうになっていた。そんな自分を今、心から恥じている。そしてめげそうな私を動かしたのは、毎日Twitterで流れてくる、そして国会前のプラカードに書かれた無数の「本当に止める」という言葉だった。本当に、本当に、廃案にする。そのために、できることはなんだろう? いろいろ考えた。

 

 この日、Twitterで「山本太郎安保特別委員会対策チーム、立ち上がりました! 質問作りに志葉玲さん、川口創さん、そして私もお手伝い

☆ 本気で止める! 総がかり行動!」とtweetすると、凄まじい反響があった。
 「市民の『音』が、ようやく『声』となる瞬間がやってきた」「鳥肌立ちました!」「めっちゃ感動してる!」などなど。
 それらの言葉を見て、国会前やデモでのSEALDsのコール、「民主主義ってなんだ?」を思い出した。
 今、この国の民主主義は機能不全に陥っている。だからこそ、私たちの声は届かない。世論調査でどんなに「説明不足」と言われようとも、どんなに反対意見が多かろうとも、その声は鮮やかにスルーされる。だからこそ、「私たちの声を届けてくれそうな人に声を届ける」ことを実践したかった。私にとってはこれもひとつの「民主主義ってこれだ!」と言えるものだ。民主主義の実践って、いろんな形でできると思うのだ。

 山本太郎氏の質問は、今週から始まる。ぜひ、ネット中継などでご覧頂きたい。
 そして私自身、これだけ諦めが悪くなれたのは、やっぱり最近の若者たちのパワーに圧倒されているからだ。講演などで週末はどこかに行く生活だが、ここ最近はどこに行っても「若者に負けてられない」という声を多く聞く。少し前までは「若者は何やってるんだ」だったのに。そして地方に行くたび、各地で実際に行動を始めた若者たちと出会う。そんな彼らを見ていると、「本当に止める」ために大人として、そして無駄に活動歴が長い者として何かやらなければ、と奮い立たされる。若者だけじゃない。国会前で暑い中、長時間声を張り上げる人、座り込みを続ける年配の方々、全国で凄まじい勢いで広がっているデモ、そんな光景にいつも勇気を貰う。

 私たちの声を直接、安倍政権にぶつける機会がやっと巡ってきた。
 あとは山本太郎議員、元俳優の演技力もフル活用してよろしくお願いします!!